2025年02月25日

四阿山 …あずまや高原から往復(上田市/群馬県嬬恋村)

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四阿山山頂から北アルプス・戸隠連峰を眺望。

あずまや高原ホテル(休業中)登山口747-809牧場入口816-912里宮分岐920-1006八合目1013-1037長池分岐-1052根子岳分岐-1113四阿山1135-1148根子岳分岐1152-1159長池分岐1219-1228八合目-1249里宮分岐-1329牧場下-1345登山口

ここ数年は冬に1回は登るのがお決まりになっているような四阿山。快晴が約束されたような日だったので登りに出かけた。3連休明けにも関わらず、それなりに登っている人がいた。いつもどおり、あずまや高原ホテル(休業中)前の駐車スペースに車をとめた。今日は平日なので十分な空きがあった。

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(左)牧場入口から山頂方向を望む。(右)牧場内から北アを展望。

しばらく歩くと牧場の入口に着く。牧場内は踏み抜きそうだったのでワカンを使用。この部分はスノーシューで歩くのが楽しいと思うけれど、今日はスノーシューを避けて軽いワカンを担いで行ったので。牧場内からさっそく北アルプスや戸隠連峰の眺めが得られるのが、このコースのいいところ。その先、里宮付近からはアイゼンで歩いた。ときどき踏み抜くけれど、概ねよく踏まれていた。

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(左)右手に浅間山。中央奥に富士山も。(右)長池分岐から後立山連峰を望む。

ダケカンバに囲まれた樹林帯の登りが地味にこたえる。それが一段落し視界が開けると八合目。振り向けば北アルプスの展望。右手に浅間山を眺めながら登れば、前方に山頂が見えてくる。長池分岐・根子岳分岐を過ぎたあたりの一帯は樹氷が美しい。例年よりも積雪は少し多い感じ。最後の急登をこなせば四阿山の山頂。山頂一帯は雪庇もあるので滑落注意。

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(左)根子岳分岐の先の樹氷。(右)山頂直下は急登。

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(左)四阿山山頂に到着。(右)四阿山から北信五岳。高妻・妙高など。

今日は寒くもなく、風もなく穏やか。快晴のもと、山頂からの展望は素晴らしかった。南に浅間山・富士山・八ヶ岳。西には北アルプスの端から端まで。北には北信五岳、その右に日本海。さらに志賀高原の山々。展望を堪能することができた。すれ違った登山者は25人ほど。下山後、地蔵峠越えで長野方面に帰る県道35号(長野真田線)沿いの地蔵温泉「十福の湯」(800円)に立ち寄った。

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(左)四阿山から八ヶ岳方面。その向こうに南ア。(右)穂高連峰・槍ヶ岳。

同様のコースの他の年の記録はこちら
→ 「四阿山スノーシュー(2024年1月14日)」
→ 「四阿山(2023年1月12日)」
→ 「四阿山(2022年1月22日)」
→ 「四阿山(2021年1月10日)」
→ 「四阿山(2020年2月24日)」
夏のようすはこちら → 「四阿山(2018年5月12日)」
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2024年01月29日

湯ノ丸山~烏帽子岳[東御市/上田市/群馬県嬬恋村]

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烏帽子岳山頂から北アルプスを望む。

烏帽子岳登山口(地蔵峠)818-841中分岐-850鐘分岐-927湯ノ丸山937-955小梨平分岐(鞍部)-1030小烏帽子岳-1042烏帽子岳1105-1115小烏帽子岳-1140小梨平分岐-1205中分岐1208-1226烏帽子岳登山口G

時間の制約があり、短時間で登れる湯ノ丸方面へ。平日でもあり、すいている地蔵峠(湯ノ丸スキー場)の駐車場に車をとめる。例年にくらべるとやはり雪が少ない。キャンプ場・中分岐・鐘分岐経由でまずは湯ノ丸山へ登る。雪道は非常によく踏まれていて、歩きやすい。今日は最初から最後までチェーンスパイクで歩き通した。

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(左)湯ノ丸山山頂へもう少し。(右)湯ノ丸山の山頂から北アルプス展望。

天気は雲ひとつない青空。右に四阿山から志賀高原方面、左には八ヶ岳や富士山を眺めながら登る。湯ノ丸山に登り着くと、目の前に北アルプスの連なりが広がる。その全容を眺めることができた。この北アルプスを正面に眺めながら、烏帽子岳との鞍部に下る。稜線に登り返して右折、小烏帽子岳から烏帽子岳へと気持ちの良い稜線歩き。

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(左)湯ノ丸山から富士山と八ヶ岳。(右)高妻山・焼山・火打山・妙高山。

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(左)鞍部から烏帽子岳を見上げる。(右)稜線に登り着き小烏帽子岳への登り。

烏帽子岳の山頂で、再び周囲の展望を堪能する。北信五岳から北アルプス全貌、乗鞍御嶽、中央アルプス、八ヶ岳、富士山。間近に浅間山、四阿山。風もほとんどなく、春の山のよう。途中、すれ違った登山者は10人。平日の割には人がいた。多くは軽アイゼン。スノーシューの人は、この道の状態では取り回しに苦労していた。

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(左)烏帽子岳へ稜線を進む。(右)烏帽子岳山頂。後方に四阿山。
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2024年01月14日

四阿山スノーシュー(あずまや高原から往復)[上田市/須坂市/群馬県嬬恋村]

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四阿山山頂直下。

あずまや高原登山口811-836牧場入口841-937里宮分岐-1024八合目1031-1053中四阿分岐-1106根子岳分岐-1123四阿山1152-1205根子岳分岐-1231八合目1236-1301里宮分岐-1338牧場下1344-1359あずまや高原登山口

四阿山にあずまや高原から登るのも最近は年初のルーティンのようになっている。今日は降雪後の快晴の日曜日なので多くの人が登っていた。国道144号から分岐するアクセス道は薄い圧雪路。凍結注意。あずまや高原ホテル(休業中)下の駐車場に車をとめる。ゆっくり出かけたので、朝7時40分到着でほぼ満車(50台ほど)。残り少ないスペースに車を滑り込ませる。

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(左)牧場の雪原を歩く。(右)牧場から北アルプスを望む。

登山口から積雪はあるが、多くの人が歩いているのでよく踏まれている。ツボ足で歩きはじめた後、牧場の入口でスノーシューをつける。皆さんの足回りはスノーシューとアイゼンと半々。でもスノーシューがあれば牧場は自由に歩き回れる。左を振り返ればこの段階で北アルプスのほぼ全容が展望できる。

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(左)八合目。(右)樹林帯を抜け再び展望が開ける。

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(左)中四阿分岐付近。山頂を望む。(右)浅間山を見て登る。富士山も見えた。

いったん樹林帯に入り登りが続く。その先、八合目付近で再び展望が開ける。その先は岩が出ている箇所もあったが、スノーシューでそのまま歩いた。雪は例年より少ないのだが、それでも思っていたよりもあった。中四阿からの道、そして根子岳からの道を合わせると積雪は深くなる。最後の急登に息を切らせば四阿山の山頂。

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(左)四阿山への最後の登りが見える。(右)四阿山山頂に到着。

四阿山山頂部からは快晴のもと、素晴らしい展望を楽しむことができた。北アルプスや北信五岳はもちろん、上州越後方面も。浅間山の右に富士山。さらに八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスなど。展望を楽しみながら歩くことができた。下山も八合目付近までは景色を楽しみながら歩くことができた。

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(左)山頂から志賀高原方面。(右)根子岳の向こうに後立山連峰・北信五岳。
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2023年05月11日

四阿山~浦倉山(茨木山↑野地平↓) [須坂市/群馬県嬬恋村]

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2085標高点付近。四阿山の稜線を望む。

嬬恋バラギ温泉635-640茨木山登山口644-755茨木山800-858鬼岩-1013四阿山・茨木山・浦倉山分岐1018-1038四阿山1055-1114四阿山・茨木山・浦倉山分岐1117-1226パルコールつまごいゴンドラ駅1248-1255浦倉山1258-1344野地平入口(野地平周回)1415-1443パルコールつまごいスキー場下-1521嬬恋バラギ温泉

四阿山は何回も登っているけれど、群馬県嬬恋村の茨木山を経由するコースは歩いたことがなかったので、今回はそのコースで歩く。下山は野地平を経由してパルコールつまごいスキー場へ。嬬恋バラギ温泉「湖畔の湯」の前にある駐車スペース(路側・10台ほど)に車をとめる(無料)。5分ほど車道を歩いた登山口から歩きはじめる。

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(左)茨木山の山頂。(右)落葉広葉樹の美林を進む。

最初はなだらか。ちょっと大きな沢を渡ったところから茨木山にかけては急登となる。左から尾根を合わせると七合目の案内板があり、もうひと登りで茨木山。樹林に囲まれているが、枝の間から四阿山方面が望まれる。茨木山からの尾根道は、中盤まで落葉広葉樹やダケカンバの美林などを楽しみながら登ることができて、左手の浅間山方面など次第に視界も広がってくる。全体的には歩きやすい道。

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(左)左手に浅間山を展望。(右)鬼岩の先で山頂方向を望む。

鬼岩の右下を巻いた先からは亜高山性の針葉樹も増える。稜線間近になってロープが設置された急登が連続するが、少々疲れがたまる頃にこの急登はつらい。この間、いくつか露岩を通過する箇所があり展望を楽しめる。日差しは暑いけれど、風は冷たい。稜線の縦走路と合流(四阿山・茨木山・浦倉山分岐)。木段もある道を進み、岩場の登りから三角点を通過し、四阿山の山頂に到着。

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(左)標高2150mあたり。ロープの設置された急登。(右)稜線の縦走路に合流。

三角点側から到達するのは久しぶり。晴天ではあったが、北アルプスや北信五岳の稜線などはやや雲に霞みがち。間近な浅間山系や志賀高原方面はきれいに見渡すことができた。浦倉山へは分岐までもどり、なだらかな稜線をたどる。樹林に出たり入ったりしながらだが、変化には乏しい。思ったよりも残雪があったものの、アイゼンなどは不要。

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(左)四阿山の山頂に到着。(右)北アルプスを展望。雲が多く霞んでいる。

少し大回りだがパルコールつまごいスキー場最上部の上にある2119ピークに登ってみたけれど、見慣れない角度で四阿山を展望することができた。ゴンドラ終点の広場で休憩後、展望のない浦倉山の山頂へ。浦倉山から野地平への下りは歩きやすい道。野地平はどんなところか興味があったので、遊歩道を周回してみた。

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(左)志賀・草津の山並を見ながら浦倉山へ。まだ雪も残る。(右)2119から四阿山を展望。

なだらかな草原が広がり気持ちのよいところ。ただ、この季節、花などの見ものはない。レンゲツツジの頃に訪れるのがいいのだろうか。スキー場のゲレンデに出て、その脇を下り、最後は車道を歩いて駐車場所にもどった。平日だったので、四阿山付近で2人の登山者とすれ違っただけだった。

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(左)野地平の木道。前方は御飯岳あたりか。
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2023年03月19日

角間山 ~展望良好、雪は重い(群馬県嬬恋村)

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角間山の山頂から根子岳・四阿山を望む。

旧鹿沢スキー場下838-918鹿沢スキー場跡交差-1030九十番観音分岐1033-1047角間峠1054-1137角間山1204-1227角間峠1231-1241九十番観音分岐-1313九十九番観音-1316旧鹿沢スキー場下

昨日の雨は標高の高いところは雪だったはずだと考えて登る山を試案し、駐車場の心配がない角間山を思いついた。東御市側から湯ノ丸を越えて、旧鹿沢スキー場下の駐車スペースに車をとめる。15台ほどとめられるが、今日は他に2台。一段登って旧鹿沢スキー場の第1ゲレンデの下に出て、旧ゲレンデのやや左を登って行く。

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(左)アズマヤのある鹿沢スキー場跡交差から角間山を望む。(右)トレースなく重く深い雪に苦戦する。

先行のBCスキーのトレースがあったけれど、すぐにどこかに消えてしまい、踏み跡のない樹林帯の中をスノーシューで登るはめになった。ルートはわかりにくく、雪は重くけっこう沈む。鹿沢スキー場跡交差のアズマヤあたりでは、角間山の姿を望むことができたが、その先も深く重い雪に苦労した。

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(左)トレースあらわれ気持ちよく歩いて角間峠へ。(右)角間山へ右手に浅間山を望みながら緩やかな登り。

方向を誤り大まわりした箇所もあるので、けっこうな時間を費やして九十番観音分岐へ。メインルートに合流し、ここからは角間峠、角間山までトレースがあり、スノーシューで気持ちよく歩くことができた。アズマヤのある角間峠からは緩やかな登り。右手前方に浅間山、振り返ると湯ノ丸・烏帽子。稜線に出て最後は樹林帯を登る。

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(左)振り返ると湯ノ丸山と烏帽子岳。(右)稜線直下。青空が広がる。

たどり着いた角間山山頂からは快晴のもと、大展望が広がっていた。北アルプスを端から端まで望むことができたのが何より。その右の北信五岳は雲に隠れぎみだが、根子岳・四阿山、さらに右に志賀高原や谷川岳方面。浅間山から篭ノ登山・湯ノ丸山・烏帽子岳は目の前に大きい。

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(左)稜線に出ると正面に角間山。最後は樹林帯の登り。(右)角間山の山頂に到着。湯ノ丸山・烏帽子岳を望む。

下山は旧鹿沢スキー場を経由せずに、まっすぐ九十九番観音へ下った。気温が上がり、笹や土が出ているところもあり、春の山であることを感じさせる。今日はスノーシューがあった方がいい雪の状態だったが、明日以降はわからない。途中、すれ違った登山者は4人だけだった。

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(左)北アルプスの端から端まで展望。(右)浅間山・篭ノ登山方面を展望。
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2023年02月12日

根子岳[峰の原登山口からスノーシュー](須坂市/上田市)

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小根子岳下の登りで振り返って北アルプスを展望。

根子岳登山峰の原ルート駐車場(こもれびホール)743-803料金所811-858根子岳避難小屋脇-944小根子岳分岐-958スノーキャット終点-1004根子岳1019-1025スノーキャット終点-1035小根子岳分岐-1040小根子岳1043-1049小根子岳分岐1103-1136根子岳避難小屋-1219料金所1223-1244根子岳登山峰の原ルート駐車場(こもれびホール)

根子岳はスキーで登る山だと思う。今日もほとんどはスキーヤーで、私のようなスノーシューは少数派。快晴のもと北アルプスや北信五岳などを眺めながら、歩くことができた。須坂側から、今日は路面に積雪のない国道406号を峰の原へと車で上る。峰の原高原の「こもれびホール」登山者用駐車場に車をとめる(無料)。今日は先着5台。まだ十分な空きがあった。

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(左)ゲレンデ脇を歩きはじめる。正面に根子岳。(右)自分の踏み跡。

ここから10分ほどペンション街の車道を歩いて登山口へ。登山口から樹林帯の中を進んで、ゲレンデの脇に出る。踏み跡の少ないゲレンデの左端あたりに自らトレースをつけながら進んだ後は、スノーキャットや圧雪車で固められた斜面を歩く。歩きやすいけれど、面白味はない。振り向けば、北アルプスの展望が広がる。

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(左)スノーキャットが登ってきた。(右)小根子岳が見えてきた。

脇を今朝一番のスノーキャットが登って行く。緩急のあるゲレンデの延長のような斜面を登る。小根子岳分岐からはスノーキャットのルートを左に外れて歩くことができた。スノーキャット終点を横切って少し登れば根子岳山頂。前方に四阿山を望む。北アルプスの展望が広がる。多くのスキーヤーが滑りはじめる用意をしていた。さほど強風ではないが、冷たい風が吹いているので山頂にあまり長居はできない。

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(左)根子岳山頂。奥に四阿山が見える。(右)根子岳から志賀高原を展望。

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(左)根子岳から北アルプスを展望。(右)北信五岳を正面に見て小根子岳へ。

前方に北信五岳を望みながら、尾根伝いに新雪を踏んで小根子岳に立ち寄る。北信五岳や後立山連峰の展望が見事。目を引くのは正面の妙高山。白馬三山から五竜・鹿島槍・爺ヶ岳方面。立木の陰で風をよけて休憩してから、下山は圧雪された斜面脇の新雪を歩いたりしながら下った。

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(左)小根子岳へ。(右)小根子岳から爺・鹿島槍・五竜・唐松・白馬三山。
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2023年01月12日

四阿山[あずまや高原から往復](上田市/須坂市/群馬県嬬恋村)

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四阿山の山頂を見上げる。

あずまや山登山口駐車場740-810牧場下818-908里宮分岐-1001八合目-1025長池分岐-1047根子岳分岐1053-1124四阿山1140-1201根子岳分岐-1217長池分岐-1239八合目1255-1326里宮分岐1329-1413牧場下1418-1437あずまや山登山口

毎年冬に登っているし、今年は雪が少ないので簡単に登れるだろうと考えていたがそうはいかなかった。先行の3人の方がトレースをつけてくれたため、山頂までたどり着くことができたけれど、それがなければおそらく途中で断念していたと思う。トレースを有難くいただいたが、雪の深いところが多く苦労して時間もかかった。全体としては、例年に比べ雪はずっと少ないのだが…。

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(左)牧場の雪原。(右)牧場上部から北アルプス。

あずまや高原ホテル(休業中)下の登山者用駐車場に車をとめて歩きはじめる。平日なので駐車場は空いている。30分ほど歩いて牧場の下部に到着。ここでスノーシューを装着、牧場の雪原の中を歩いく。振り向くと北アルプスの連なり。牧場上部から樹林帯に入り、里宮分岐を過ぎてだらだらとした登りにかかる。

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(左)標高2000m付近の石祠。(右)八合目を過ぎ岩混じりの登り。

周囲の樹林の様子などは春山のよう。例年なら雪に埋もれている道脇の石祠も、雪が少ないので顔を出している。トレースは明瞭ではあるものの道の雪は深くなってきた。岩に書かれた「八合目」の文字も例年なら雪に埋もれて見えないもの。八合目付近で展望が開け、そこから中四阿分岐あたりは岩も出ている展望の良い斜面。面倒なのでスノーシューのまま進む。

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(左)北アルプスを振り返る。(右)中四阿分岐を過ぎ山頂部を望む。

北アルプスを振り返りながら登る。その先も先行の方がつけてくれたトレースをたどるのだが、それでも雪が深くて苦労した。樹林越しに山頂部が見え、根子岳分岐を過ぎる。最後の急坂はスノーシューで一歩一歩確かめながら登り四阿山の山頂へ。天気は快晴で山頂からは浅間山から富士山・八ヶ岳さらに北アルプス・北信五岳などを展望できた。風は微風。

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(左)山頂直下の急登。(右)四阿山山頂。高妻・妙高を望む。

その後も何人か登ってきたので、下山時には道は少し踏まれた状態になった。北アルプスなどを眺めながら、ゆっくりと下山した。途中、すれ違った登山者は9人だけ。アイゼンの人の方が多かった。四阿山はもっと多くの人が登っている印象があったけれど、思ったよりも少なかった。

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(左)四阿山から後立山連峰を望む。(右)浅間山を望む。うっすら富士山も。
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2023年01月03日

湯ノ丸山~烏帽子岳(東御市/上田市/群馬県嬬恋村)

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烏帽子岳への稜線を進む。

地蔵峠809-834中分岐-845鐘分岐-923湯ノ丸山929-957鞍部(小梨平分岐)1004-1046小烏帽子岳-1058烏帽子岳1130-1141小烏帽子岳-1209鞍部(小梨平分岐)-1234中分岐-1251地蔵峠

湯ノ丸周辺は私のような雪山初級者でも、比較的安心して歩ける場所だと思う。危険な箇所もほとんどない。正月でなまった体を少し目覚めさせるため、定番のコースだけれど、湯ノ丸山から烏帽子岳へと歩いた。浅間サンラインから地蔵峠までの車道に、雪はほとんどなかった。地蔵峠の駐車場に車をとめる。到着時にはすいていたが、下山時にはスキーの車でほぼ満車。

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(左)湯ノ丸山山頂直下。(右)湯ノ丸山山頂。

中分岐・鐘分岐経由で湯ノ丸山へと登る。振り返ると富士山や籠ノ登山方面は望めたはずだが、湯ノ丸山山頂は霧に覆われてほぼ視界はない状態。北峰と籠ノ登山がぼんやり見えるくらい。鞍部(小梨平)へと下っているうちに少しずつ雲がとれて、烏帽子岳の稜線へと登り返していく頃には青空が広がった。

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(左)青空が広がってきた。(右)稜線に登り着き小烏帽子岳へ。

小烏帽子岳を越えて、右手前方に四阿山を眺めながら歩く稜線はやはり楽しい。烏帽子岳山頂からは、南に富士山がきれいに見えた。その右には八ヶ岳。東には籠ノ登山の上に浅間山。四阿山はやや雲にかすんでいた。しかし、北アルプスや北信五岳方面の稜線は雲に覆われていて、はかばかしい展望は開けなかった。風はさほど強くなく、山頂で休憩することができた。

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(左)烏帽子岳山頂。後ろは四阿山。(右)烏帽子岳から湯ノ丸山方面。

途中すれ違った登山者は30人ほど。私は全行程、チェーンスパイクで歩いた。ピッケルや12本爪アイゼンの人もけっこう見かけたけれど、今日の状態ならそこまでの装備は要らないかなと思う。よく踏み固められて歩きやすい雪道。ところどころ吹き溜まりでは膝下くらいまで踏み抜くところはあったけれど。

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(左)富士山・八ヶ岳方面。(右)下山時、鞍部から烏帽子岳を振り返る。
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2022年06月25日

角間山~鍋蓋山(群馬県嬬恋村)

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角間山への登山道から湯ノ丸山・烏帽子岳を望む。

旧鹿沢スキー場下703-722鹿沢スキー場跡交差(あずまや)728-756旧鹿沢温泉分岐-808角間峠815-841角間山854-920鞍部-933鍋蓋山953-1026鹿沢スノーエリア第5リフト終点1036-1103鹿沢スノーエリア・ゲレンデ下-1122鹿沢スノーエリア入口(県道74号)-(車道歩き)-1227旧鹿沢スキー場下

急に暑くなったけれど、湯ノ丸周辺ではレンゲツツジが楽しめる季節。角間山から未踏の鍋蓋山まで歩いてみようと思う。旧鹿沢スキー場下の路側駐車スペースに車をとめる。草木が繁り、ゲレンデの姿をとどめない旧鹿沢スキー場の脇の唐松林の中を登る。やがてアズマヤの建つ、旧スキー場の中心地へ。角間山が右手に見える。ここから角間峠へは、左右にレンゲツツジを見ながら楽しく歩ける。

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(左)鹿沢スキー場跡交差のアズマヤ。(右)角間峠への道のレンゲツツジ。

旧鹿沢温泉からの道と合流して左折、ここもアズマヤのある角間峠で右折すれば、角間山への道は笹原の中を斜上する緩やかな登り。一面の笹原だった記憶があるが、樹木が育って視界を遮るようになった気がする。登り着いた角間山山頂からは湯ノ丸・烏帽子が間近に見える。その右側に北アルプス・北信五岳が霞んでいた。その右に四阿山、さらに右下に目指す鍋割山が見えた。

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(左)角間山登山道のレンゲツツジ。(右)角間山山頂。湯ノ丸・烏帽子を望む。

ここからは初めて歩く道。鍋蓋山への道は、ときどき笹が覆うものの予想外に整備されて明瞭。笹原の中、樹林に出入りして高度を下げた後、薄暗い針葉樹林帯の中の鎖のある急降下。その先は緩やかになり、アズマヤの脇を過ぎると、笹原に白樺・岳樺の疎林が広がる風景が美しい。最後は少々の登りで北側が開けている鍋蓋山の山頂へ。中途半端に樹木が伸びて、展望は思ったほどは得られなかった。

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(左)角間山から左に四阿山、右下に鍋蓋山。(右)鍋蓋山への道。

ここから鹿沢スノーエリアへと下るところが問題。地形図の点線を目安に山頂の西側を巻くのが正解なのかもしれない。その場所に踏み跡を見つけられず、笹原の中を北方向に下って、営業していない最上部のリフトに出たものの、このゲレンデは背の高い笹に覆われていた。左の樹林帯との境あたりを、肩ほどの高さの笹を漕ぎながら強引に下る。下りだから何とかなったけれど、登るのは難しいだろう。

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(左)鍋蓋山手前は気持ちよい疎林。(右)鍋蓋山の山頂。

第5リフトの上部に出て、ようやくゲレンデを普通に歩いて下れるようになった。本当はもっと歩きやすい踏み跡があるのかもしれない。ゲレンデを下って行くと獣除けの柵があり通れない。ようやく緩んでいる箇所からすり抜けてゲレンデ下部まで下ることができた。

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(左)背の高い笹を漕いで下る。(右)ゲレンデ下から鍋蓋山を振り返る。

角間山~鍋蓋山の間は整備されているのだから、鍋蓋山から北側に下る道が整備されればよいハイキングコースになるのにと思う。しかし、スキー場としてはあまり多数の人にゲレンデを歩いてほしくないのかもしれない。ゲレンデ下から県道74号に出て緩やかな登りの車道を歩いて駐車場所に戻った。最後の猛暑の中の車道歩きは過酷だった。すれ違った登山者は、角間峠付近で3人のみ。
posted by 急行野沢 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(四阿・湯の丸) | 更新情報をチェックする

2022年01月22日

四阿山[あずまや高原から往復](上田市/須坂市/群馬県嬬恋村)

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四阿山の山頂。

あずまや高原登山口801-824牧場入口-915中四阿分岐(里宮下)918-1002八合目1006-1032根子岳分岐-1054四阿山1104-1117根子岳分岐1134-1155八合目-1227中四阿分岐1230-1307牧場下-1323登山口

あずまや高原ホテル(休業中)周辺の駐車スペースは、朝7時半到着でほぼ満車。残り少ないスペースに車を滑りこませる。降雪後の晴天の土曜日なので、さすがに多くの登山者が訪れている。昨冬に登ったときは、けっこう踏み抜いたところも多かったため、スノーシューを持参しなかったことを後悔した。そこで、今日は最初から最後までスノーシューで歩きとおした。

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(左)牧場の雪原を歩く。(右)牧場から北アルプスを望む。

登山口からよく踏まれたトレースがある。しばらく歩くと牧場の下に出る。ここでスノーシューやワカンを装着している人も多い。雪原を横切るように歩けば、やがて左手には北アルプスの連なりが見えて元気が出る。牧場を過ぎるとダケカンバの樹林帯に入り、やがて中四阿分岐、里宮を通過。さらにダケカンバの中の地味な登りがけっこう長く感じられる頃、樹林帯を出て再び展望が広がる。

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(左)もうすぐ八合目。(右)北アルプスを見ながら登る。

すぐにいくつかの露岩がある八合目。天気が良いので、右手に浅間山、左に後立山や北信五岳を見渡しながら登る。右手前方に四阿山の山頂が見えてくる。中四阿方面からの尾根を合わせ、根子岳分岐を過ぎ、雪を被った樹林帯を抜ければ、山頂部は目の前。最後の急登はスノーシューのヒールリフターを使って登るが、距離は大したことはない。

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(左)樹林の向こうに山頂。(右)山頂直下の急登。

深い雪で左右が切れ落ちた四阿山の山頂に到着。北アルプスの全貌が見渡せるのが嬉しい。その右には北信五岳の山々、志賀高原方面、浅間山とその右には富士山、八ヶ岳、中央アルプス。山頂は手狭で危なっかしいし、次々と登山者が登ってくるので、少し下った根子岳分岐あたりで休憩してから下山にかかった。

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(左)四阿山山頂。根子岳の向こうに後立山・戸隠妙高。(右)浅間山。その右に富士山が霞む。

今日はスノーシューやワカンの人が大部分だった。アイゼンやBCスキーの人も見られたが。私が下山する時間になるとスキーの跡や踏み跡が錯綜し、雪が深いところもあった。帰路には牧場の雪原を自由に歩き回ったりして、楽しむことができた。雲ひとつない晴天で気持ちの良い登山だった。

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(左)山頂から望む後立山連峰。(右)槍ヶ岳・穂高連峰。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(四阿・湯の丸) | 更新情報をチェックする