2023年07月12日

[霧ヶ峰]八島湿原からゼブラ山・南の耳・蝶々深山(下諏訪町/諏訪市/長和町)

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ニッコウキスゲの向こうに八島湿原。

八島湿原駐車場729-734八島湿原-752鎌ヶ池キャンプ場跡757-820ゼブラ山(男女倉山)-835北の耳-844南の耳-913車山乗越-928蝶々深山933-1008旧御射山-1033八島湿原-1036八島湿原駐車場

梅雨明けも近いのではないかと思わせて、不安定な天気の日が続いている。今日も午後からは雨の予報なので、短時間で気楽に歩ける霧ヶ峰へ。朝7時半、八島湿原の駐車場に車をとめるが、この時間はまだ10台ほどしかとまっていなくてすいていた。意外と人が増えてきて、戻ってきたときはほぼ満車になっていた。

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八島湿原の周辺では夏の花々が咲き誇っていた。目立つのはニッコウキスゲ。多いのはハクサンフウロやイブキトラノオ。アカバナシモツケ、ハナショウブ、アカギキンポウゲ、カラマツソウ、ヤマオダマキ、ウツボグサ、イブキジャコウソウ……などなど。湿原の中央付近にはコバイケイソウが咲いているのが遠目にわかる。

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(左)ゼブラ山。(右)南の耳。

八島湿原の周回だけでは物足りないので、ゼブラ山から北の耳、南の耳、車山乗越、蝶々深山、旧御射山とさほど起伏のない道を歩いて八島湿原に戻った。風が強く雲が垂れ込めている。遠景の山々は隠れていたけれど、日差しはなくてかえって涼しいので助かった。

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(左)蝶々深山へ。(右)沢渡への下りから八島湿原・鷲ヶ峰を望む。

類似のコース → 「八島湿原~蝶々深山(2010年9月18日)」
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2022年10月08日

仏岩(長和町)

登山口951-1022仏岩1028-1051登山口

国道152号は霧ヶ峰・八ヶ岳方面に向かうときに頻繁に通るけれど、その途中に登山口のあるこの山は後回しになっていた。どうもこのような山は苦手という意識もあった。

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(左)国道152号沿いの登山口。(右)階段状の登り。

前半は樹林帯の中の登山道。だんだん小丸太の階段が急になる。途中から岩っぽい登りやトラバース。アルミの梯子や鎖もあれわれ、最後は岩場に垂直に近い梯子が3つ連続する。周囲は切れ落ちていて、高所恐怖症の私は足がすくむ。最上部ではカメラを取り出したり四周を見回す余裕もなし。もとより曇っていて遠望はきかなかったが、晴れていれば蓼科山が見えるとか……。

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(左)アルミ製の梯子。(右)山頂へは垂直に近い梯子が3つ続く。
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2022年05月29日

[霧ヶ峰]観音沢から旧御射山・ゼブラ山(下諏訪町/諏訪市)

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樹林帯から霧ヶ峰の一角(旧御射山)に飛び出す。

大平登山口728-819林道から山道へ-842屏風岩-930ヒュッテみさやま-933旧御射山遺跡-950鎌ヶ池キャンプ場跡-1014ゼブラ山1039-1059鎌ヶ池キャンプ場跡-1113八島湿原入口-1117八島湿原バス停・駐車場-1226大平登山口

以前、TV番組で紹介されていて気になっていたルート。大平から沢沿いに歩いて霧ヶ峰に登るというやや篤志家向けの行程。前半は林道歩きが長い。その先の観音沢に沿う道は、橋が流されるなど荒れ気味。テープマークを確認し渡渉を繰り返しながら進む。ところどころ道標もあり、以前はメジャーなハイキングコースであったかもしれないが、現在は誰もが気軽に歩けるルートではなくなっている。

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(左)「火の用心」の石標から右の林道に入る。

県道199号の大平登山口手前、道路脇のスペースに駐車。「火の用心」の石標から右手の林道に入り、電力会社の施設を右に見て進む。最初の約1時間は林道歩きだが、荒れた林道なので歩きやすいというほどではない。クリンソウも咲く、新緑の樹林帯を進む。ヒノキ林が多くなると、最後は広い整備された林道に出て左折。その先で道標に従って右手の山道に入る。

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(左)林道から山道に入る。(右)観音沢に沿う道。

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(左)屏風岩。(右)木橋がある場所もあるが、流されている場所も多く渡渉を繰り返す。

左の沢に沿うルートは苔やシダに覆われているが、最初はわかりやすい。支沢を横切りながら進む。やがて屏風岩が右手にそそり立っている。観音沢についての説明板がある。この先はやや荒れた部分がある。テープマークをよく見て、沢の中を歩いたり、渡渉を繰り返しながら進む必要がある。やがて笹が足元左右を覆うようになり、勾配は緩んでくる。

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(左)ビーナスラインの橋の下を進む。(右)草原状の旧御射山。

最後はビーナスラインの橋の下をくぐって、旧御射山の平原に飛び出す。その瞬間はさすがに爽快。樹木に囲まれた旧御射山遺跡の石祠に手を合わせ、八島湿原東側の周回路に入る。このままでは山に登った感がないので、ゼブラ山まで足をのばす。ゼブラ山からは眼下に八島湿原、遠く北・中央・南アルプスなどの展望が得られ、観音沢よりもこちらの印象の方が強い行程になってしまったかもしれない。

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(左)ゼブラ山の山頂。(右)ゼブラ山から穂高連峰・槍ヶ岳。

ゼブラ山から八島湿原北側の木道をたどる。さすがに八島湿原周辺にはハイカーが多い。気持ちのよい景観だが、この季節、花はほとんど見られない。ビジターセンターの脇から県道199号に入り、帰路は一部ショートカットしながら車道を大平まで下った。

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(左)ゼブラ山から八島湿原を見下ろす。遠く乗鞍と御嶽。(右)八島湿原。前方にゼブラ山・山彦谷南北の耳・車山。
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2022年05月03日

高松山~大出山[星糞峠経由で](長和町)

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高松山から蓼科山・八ヶ岳連峰を望む。

松沢林道ゲート855-907星糞峠909-952高松山1014-1049鉄塔-1055大出1116-1217星糞峠1219-1233松沢林道ゲート

大出山はいつか登らなければと思っていたが、林道歩きが長いので登山としては楽しくなさそうで躊躇していた。そこで展望のよい高松山(1668m)と組み合わせて歩いてみた。高松山は2回目になるが、前回同様、カヤトの広がる山上台地からの展望は素晴らしかった。大出山の山頂は樹林に囲まれ、どうということもなかったけれど、新緑の中、林道や樹林の中を歩くのも悪くなかった。

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(左)星糞峠。(右)林道沿いは新緑の唐松。

星糞峠に向かう松沢林道入口のゲート近くに駐車。ゲートから林道を歩きはじめる。星糞峠には休憩舎・WCや黒曜石遺跡の案内板などがあり、ここで左折。新緑の唐松や白樺に囲まれた林道は意外と気持ちいい。林道が大きく右に曲がる地点で、高松山を目指し左の山腹に取付き、前方の尾根へと登る。唐松林の中、踏み跡があるようなないような。

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(左)林道から高松山へ取付く。道はない。(右)高松山へカヤトの斜面を登る。

尾根に登り着くと防火帯のように切り開かれていて、そこをひと登りすれば視界が開ける。一面のカヤトの斜面となり、展望を楽しみながらその中を登っていく。高松山の山頂は東西に長い草原状。その東端にある三角点に到着。西端まで歩いて展望を楽しむ。南東に蓼科山から八ヶ岳連峰、南西には霧ヶ峰の山並を前景に中央アルプス・御嶽・乗鞍。反対側に浅間山と四阿山。

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(左)高松山山頂(三角点)から霧ヶ峰の山並の向こうに御嶽山と乗鞍岳。(右)高松山から四阿山・浅間山方面。

高松山からは北側の斜面を強引に下って林道に出て、あとは途中ショートカットしながら林道歩き。古い林道・作業道が縦横にあるので、分岐では確認が必要。登山記録でよく見る大出山手前の送電鉄塔が林道終点。鉄塔下からは浅間山・四阿山方面が見えた。踏み跡薄い低い笹原の斜面を登れば大出山の山頂に到着。樹林に囲まれ展望はない。三角点と手製の山名標、脇にあずまやが建っている。

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(左)大出山手前の鉄塔。(右)大出山直下の斜面も踏み跡薄い。

下山は林道をたどったが、1524標高点から高松山の北東側を巻く箇所は林道が途中で途切れたりしてわかりにくかった。唐松の新緑が美しく、長い林道も意外と楽しく歩くことができた。高松山などは登山道を整備すれば人気の山になると思うのだが……。黒曜石遺跡があるので、この山域には不特定多数の人に入ってほしくないということだろうか。

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(左)大出山の山頂。前方にあずまやがある。

以前の高松山への登山記録はこちら → 「高松山(2014年11月3日)」
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2021年09月25日

霧ヶ峰[ガボッチョ/池のくるみ~車山肩](諏訪市)

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踊場湿原北側の道を進む。

池のくるみ西端1021-1044池のくるみ東端1047-1107沢沿い・ガボッチョ取付点-1126ガボッチョ1132-1149沢沿い・取付点に戻る-1154本道に戻る-1255車山肩-1313第五園地分岐1332-1348霧ヶ峰インターチェンジ-1417池のくるみ西端

池のくるみ~車山肩の間を歩く。ついでにガボッチョの山頂にも立ち寄ってみようと思う。日差しは暑いけれど、時折吹く風は秋のものだと感じる。池のくるみ西端(案内板前)の駐車スペースに車をとめる。踊場湿原の北側を東に進む道(周回路)に入る。ところどころカヤトが道に被さり煩い所があるけれど、前方には草原が広がり気持ちがいい。

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(左)池のくるみ西端から湿原を見渡す。(右)このあたりからガボッチョの斜面に取付く。

湿原の東端まで来て、小川沿いにさらに東に進む。途中、右に折れて支沢に沿って南東へ進む。このあたり、踏み跡は入り乱れている。適当なところでガボッチョの北西斜面に取付き、錯綜する踏み跡を追いながら登る。はっきりした道はないけれど、全体カヤトに覆われているので、山慣れた人なら適当に登れば山頂にたどり着くだろう。ところどころ、トリカブトの花が見られる。

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(左)ガボッチョ山頂から八ヶ岳展望。(右)ガボッチョから踊場湿原を見おろす。

ガボッチョ山頂からは晴れていれば360度の展望が得られるはずだが、今日は目の前の蓼科山・八ヶ岳も稜線を雲に隠していた。間近には車山が見えるけれど、遠望は望めない。車山肩への道に戻り、笹原の中、北へと緩やかな道を進む。やがて唐松林に入るあたりでは、道は溝状で歩きにくく、左右の笹の中の踏み跡をたどることになる。

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(左)笹原の道を車山肩へ。(右)車山肩の先から車山。

再び草原を進んだ後、最後は樹林帯の中、笹の斜面を登って車道(ビーナスライン)に登り着いた。わずかに北に進めば、車山肩の駐車場。池のくるみ~車山肩の間は、もう少し道が整っているかと思ったが、踊場湿原沿いなどはカヤトが覆い被さったり、樹林帯に入ると笹が踏み跡を隠していたりして、気軽なハイキングコースという感じではなかった。

車山肩から遊歩道を強清水(霧ヶ峰インターチェンジ)まで下り、あとは車道を歩いて池のくるみまで戻った。池のくるみ~ガボッチョ~車山肩の間では、他の登山者には会わなかった。こんなところを歩く人もめったにいないだろうけれど。

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(左)八島湿原とその向こうに鷲ヶ峰と美ヶ原。(右)帰路の車道から湿原とガボッチョ。
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2021年08月19日

霧ヶ峰[車山肩から南の耳・蝶々深山] (諏訪市/長和町)

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南の耳へ、草原の道を進む。

車山肩駐車場841-900車山乗越-931南の耳942-1015車山乗越-1031蝶々深山1050-1115車山肩

ワクチン接種とそれに続く長雨で、まったく山に行けなくなってしまった。この間、北アルプスの縦走なども考えていたけれど、天候を考えて自重。コロナの状況も気になるけれど、長雨もピークが過ぎたらしいので、我慢できずに軽い山歩きに出かける。高い山は登山口への林道が崩れていたり、登山道が水浸しだったりするようなので、手軽に歩ける霧ヶ峰へ。

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(左)車山肩から車山乗越へ。朝は青空だった。(右)蓼科山・八ヶ岳を展望。

車山肩から車山乗越経由で南の耳まで往復し、さらに蝶々深山まで往復した。朝のうちは晴れていて、南の耳へとたどる稜線からは蓼科山・八ヶ岳方面、さらには四阿山・浅間山方面の稜線を望むことができた。足元はところどころぬかるんでいるが、大きな支障はない。人影はまったくなくて、南の耳に到着するとようやく登山者と遭遇。

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(左)殿城山への分岐から、南の耳・北の耳を望む(右)四阿山・浅間山を展望。

花の季節はもう終わりなのか、ハクサンフウロの咲き残りが見られたくらい。歩きはじめは青空が広がっていたが、次第に雲が広がってきた。それでも車山乗越まで戻ってから、蝶々深山を往復。ますます雲が多くなり小雨も降って来たので、車山肩まで急いで戻る。最後は雨が降りはじめる中、あわてて車に駆けこんだ。

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(左)山彦谷南の耳。蓼科・八ヶ岳・車山を望む。(右)蝶々深山へ足をのばす。雲が多くなった。
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2020年04月17日

カシガリ山とガボッチョ(茅野市)

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ガボッチョから蓼科山と八ヶ岳連峰を望む

駐車場所(ビーナスライン伊那丸富士見台駐車場)1121-1154カシガリ山1159-1223短絡路分岐(踏み跡不明瞭)-1232広道に出る-1255「1681峰」-1300ガボッチョ1320-1358駐車場所

車山から南に向かって標高を下げていく霧ヶ峰の山腹。いくつかの谷を刻んで茅野の平地に落ちていく前に、そうはさせじと頭をもたげているピークがカシガリ山とガボッチョである。ビーナスラインの伊那丸富士見台駐車場から比較的短時間で到達できる。ただ、道標の類はないし一部踏み跡程度の場所もある。草原を歩くので展望は素晴らしい。

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(左)駐車場所から広い道をたどる。(右)緩やかな下りでカシガリ山へ進む。

他に車のいない駐車場から広道を南に向かって進む。すぐ分岐があるが、両方向とも車止めがある。まずは左のカシガリ山へ。道には所々雪が残っている。左・草原、右・唐松の広道を緩やかに登れば正面に蓼科山を望む小ピーク。ここからは緩い下りの道となる。正面に八ヶ岳を望みながら、季節にはレンゲツツジの群生が見られるであろう、灌木が点在する草原を進む。下りが終わって平坦になったあたりから、白樺など樹林が多くなる。

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(左)車山方面の展望。(右)カシガリ山から蓼科山を展望。

小ピークを緩やかに超えて登り返せば、カシガリ山の山頂。三角点と手製の山名板がある。南と西は樹林に囲まれているが、東に蓼科山、北に車山を望める。どちらかというと、ここまでの道中の方が見晴らしがよい。来た道を戻るが、復路は緩やかな登りである。途中、ショートカットのつもりで左に折れ、地形図上の破線をたどったが踏み跡は不明瞭。それでも唐松林を下り、ガボッチョへの道に出る。

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(左)ガボッチョを正面に見て進む。(右)1681へカヤトの急登。

こちらも林道のような広い道が谷筋を緩やかに下っている。右は草原、左は唐松。正面の谷筋を避けるように、道は右へ曲がる。正面にガボッチョが意外な高さでそびえている。道が西に向かって下りにかかるところ、左に折れて1630圏のピークへカヤトを漕いで登ってみる。さらに鞍部を介して、1681峰へカヤトの直登。けっこう急斜面で、今日唯一の登りらしい登り。

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(左)1681からガボッチョが目の前。(右)ガボッチョから南アルプス方面。

1681に登れば、鞍部を介してガボッチョは目の前。気持ち良いカヤトの中を歩いてガボッチョにたどり着く。視界は360度。東には蓼科山から八ヶ岳の峰々。北は笹原から連続して車山。南には茅野の平地の向こうに南アルプスが霞んでいる。西はグライダー滑走路が見えるが、晴れていればその先に北アルプスが見えるのだろうか。

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(左)1681との鞍部北側から車山を望む。

下山は1681峰を経由せず、その手前の鞍部から左に下り、赤テープの箇所を右に曲がると明瞭な道となった。道は次第に広くなり、1630圏ピークの北側で往路に重なる。そのまま進んで駐車場所に戻った。薄雲が多かったけれど、それでも広々とした展望を楽しむことができた。
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2019年01月06日

霧ヶ峰[八島湿原から鷲ヶ峰・ゼブラ山](下諏訪町/諏訪市/長和町)

八島湿原駐車場925-1005鷲ヶ峰1030-1104八島湿原畔-1119奥霧小屋-1144ゼブラ山1210-1233奥霧小屋-1253旧御射山-1322八島湿原駐車場

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(左)八島湿原から見る鷲ヶ峰。(右)鷲ヶ峰の登りから見た八島湿原。

軽いスノーハイクでも楽しもうと霧ヶ峰へ。大門峠からビーナスラインに入っても周囲の山々はうっすらと白い程度で、雪が少ないのに驚く。八島湿原の駐車場に車をとめる。思ったより雲が多いけれど、眺望が楽しめないだろうかと思い、まずは鷲ヶ峰へ登る。スノーシューやアイゼンも準備してきたけれど、まったく必要ない。

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(左)鷲ヶ峰へ。左手の鉢伏山の上に北ア。(右)鷲ヶ峰から中ア・諏訪湖・御嶽。

八島湿原の西端から北へ。鹿除けの扉を開けてカヤトの中を進み、振り向けば湿原の向こうに八ヶ岳と南アの景色が広がる。その右に見えるのは中アと御嶽だろうか。雪は足元に薄くあるだけ。樹氷が囲む登りから中間点の小ピークに登れば、前方、鉢伏山の向こうに北アルプスが霞んでいる。緩やかに小ピークを2つ3つ越えて見晴らしのよい道を行けば、尾根は左に曲がり鷲ヶ峰山頂へ。三角点とベンチ・方位盤・山名柱がある。

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(左)鷲ヶ峰から八ヶ岳・富士山・南ア。(右)八島湿原から見たゼブラ山。

やや雲に隠れ気味だが、正面の北アルプスから左に御嶽・中ア・南ア・八ヶ岳・蓼科と見渡すことができた。南アと八ヶ岳の間には富士山が霞んでいる。東側の四阿・浅間方面は雲の中で判然としない。しばらく待ったが、展望はそれ以上よくならなかった。来た道を下り、八島湿原の北西側の畔に出て、木道を奥霧小屋へと向かう。湿原にもほとんど雪がない。このままでは少々物足りないので、ゼブラ山まで足をのばす。

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(左)ゼブラ山から蓼科山方面を望む。

右手に車山方面を見ながら灌木帯に出入りして登れば、ゼブラ山(男女倉山)の山頂。さらに雲が多くなってきたが、八島湿原を見おろし、車山・山彦の耳・蓼科山を見回す展望が得られた。奥霧小屋まで来た道を下り、八島湿原の周回路を旧御射山経由でたどって、駐車場に戻った。今日はほとんど風がなく、体感温度はさほど寒くないのが救いだった。駐車場には数台の車があったけれど、出会ったハイカーは3組だけだった。

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2018年02月11日

霧ヶ峰スノーシュー[車山肩~蝶々深山~山彦谷南の耳](諏訪市/長和町)

車山肩1018-1037分岐-1056蝶々深山1104-1127車山乗越-1206山彦谷南の耳1214-1249殿城山分岐1312-1325車山乗越-1355車山肩

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車山肩付近から蓼科山(中央奥)と車山(右)をのぞむ。

3連休の中日、霧ヶ峰をスノーシューで歩き回ろうと出かける。車山肩の駐車場には、20台ほどの駐車があり、それらに並べて車をとめる。車山に登る道には人の姿が多いが、車山乗越方向にも人影が見られる。今日、途中出会った登山者は20~30人ほど。そのほとんどがスノーシューをつけていた。

前方を雪雲が覆い天候ははかばかしくない。車山肩からやや下り気味に車山乗越方面に進む。途中の分岐で左に鋭角に曲がって蝶々深山までは、歩く人も多く雪面も固いのでスノーシューも要らない感じ。時折のぞく晴れ間に、振り返れば車山の山容も見えるように。緩やかな登りで蝶々深山へ。山彦谷南北の耳、八島湿原が姿を見せているが、遠景の山々は雲の中。強風のため、早々に来た道を下る。

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(左)蝶々深山に向かって緩やかな登り。(右)蝶々深山。遠景は雲に隠れていた。

分岐まで戻り、車山乗越へ。車山の斜面にはスキー場を滑る人々の姿が見える。車山乗越を左折して、南の耳への稜線に入る。小ピーク(樺の丘)を越え、殿城山分岐まで来ると前方にこれから進む稜線を見渡せる。風が強く、トレースもまもなくすると消えてしまう。ところどころ吹き溜まりのような箇所もあるので、ここではスノーシューの方が便利だろう。

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(左)車山乗越。(右)殿城山分岐から山彦谷南の耳・北の耳をのぞむ。

エコーバレースキー場の上縁をたどるように、稜線上の道は緩やかな登りからやや右へ曲がると、南の耳はもう目の前。場所により雪の硬軟の状態に差がある。緩く登れば、山彦谷南の耳。振り返ると車山を背景にした霧ヶ峰の広がりを眺めることができる。蓼科山や八ヶ岳は雲に隠れている。ここもあまりの強風でゆっくりしていられなかった。殿城山分岐まで戻って休憩。

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(左)山彦谷南の耳から車山をのぞむ。

車山乗越まで来た道をたどり、往路を車山肩へと戻った。車山肩へ戻る緩い登りでは風で雪が飛ばされ、道形もなくなっていた。だんだんと天気が良くなり、振り返ると蓼科山が山頂を見せていた。
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2017年11月03日

姫木平ハイキングコース[大笹峰~山彦谷北の耳・南の耳~殿城山](長和町/諏訪市)

エコーバレースキー場駐車場931-1004林道から山道へ-1039大笹峰-1053山彦谷北の耳-1103山彦谷南の耳1145-1226殿城山1238-1328駐車場

秋晴れになりそうなので前夜に急いで山に行くことに決める。家内と一緒なので簡単に歩ける姫木平ハイキングコースへ。数年前のほぼ同じ季節に歩いたことがある。そのときはツツジの紅葉が綺麗だったが、今年はもう終わっていた。しかし、素晴らしい展望の中を歩くことができた。

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(左)エコーバレースキー場の駐車場。前方へ林道を進む。(右)駐車場にあった案内地図。

エコーバレースキー場中腹のピステというレストハウス前に駐車。「姫木平ハイキングコース」の詳しい地図もあるし、この先のルートにも案内板が過不足なく設置されている。今日も他に車はなく、ここから歩きはじめる人を見たことがない。山彦谷上部稜線まで手早く到達できる印象があり、もう少し歩かれてもいい気がする。

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(左)大笹峰への道。(右)大笹峰から北の耳・南の耳・車山方面を展望する。

北に向かってスキー場の中を横断するように林道を歩く。蓼科山と八ヶ岳がこの先もずっと望める。少しずつ標高を上げて、北東への尾根を横切る箇所で案内板に従って、左折して山道へ。唐松からカヤトの原、ダケカンバ林の中を緩やかに登る。右手に浅間山が見える。山上稜線にたどり着いてカヤトの中を左へしばらく進めば大笹峰。ブランシュたかやまスキー場の最上部にあたり、スキー場の休憩小屋がある。

ここからは展望を楽しみながら歩く。八ヶ岳の右側に見えていた富士山はいつの間にか、車山の裏側になってしまった。右手には御嶽・乗鞍・槍穂高の山並を望む。後立山方面は美ヶ原に隠れている。眼下には八島湿原。山彦谷北の耳を過ぎ、南の耳に登って昼食休憩。360度の展望を楽しみながら。

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(左)南の耳から見た蓼科山・八ヶ岳。(右)南の耳から見た御嶽・乗鞍・北アルプス。手前は草紅葉の八島湿原。

そのまま稜線を車山方面に向かい、分岐を左に折れて殿城山へ向かう。途中、ダケカンバの美林を過ぎ急下降の後、少しの登りで殿城山へ。目の前に蓼科山が大きい。少し手前の鞍部まで戻り、道標に従い急坂を下る。途中、岩がゴロゴロした歩きにくい下りを過ぎ唐松林へ。ネットが張られた植林地を両側に見て下り、林道に出て歩き始めた駐車場に戻り着く。北の耳から殿城山までの間、20人ほどのハイカーとすれ違った。

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(左)殿城山手前からの蓼科山。(右)殿城山山頂。

4年前の紅葉のようすはこちら → 「姫木平ハイキングコース(2013年10月22日)」
posted by 急行野沢 at 23:34| Comment(0) | 登山(霧ヶ峰) | 更新情報をチェックする