2020年03月28日

青木峠から十観山(青木村/筑北村)

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霧まく十観山直下

青木峠(トンネル西側・四阿屋林道分岐)930-1008林道-1021河鹿沢分岐(稜線)-1047十観山1110-1135河鹿沢分岐-1145林道1155-1225青木峠

青木村の西に位置する十観山。青木村側から登られることが多く、ずいぶん前に横手キャンプ場から短時間で登ったことがある。山頂は東側が伐採されていて、眼下に青木村を眺めることができる。今回は北側の青木峠から歩き始める。こちらからのルートは他の人と会うこともまれだろう。空には雲が重く垂れこめている。

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(左)青木峠。トンネル右手を進む。(右)鞍部から先はヤブっぽくなる。

青木峠のトンネル西側、四阿屋林道分岐点のスペースに駐車。トンネルの右側から沢沿いの踏み跡をたどる。「入山禁止」の張り紙があるので、松茸の季節は控えたい。谷底の道は作業道のようになり、山腹の左手を巻いていく。そこで、右手の尾根を目指してヒノキ林をよじ登り、1113峰の少し北側の尾根にのる。1113峰からは赤松の尾根上に踏み跡が続く。

小ピークを越えた鞍部からの登り返しは雑木や唐松の林となるが、踏み跡は不明瞭でヤブっぽい。尾根を外さず方向を見定めて進みたい。大型獣用の箱罠を傍らに見て、舗装林道に飛び出す。以前、ここまで車で来て、滝山連峰へと歩を進めたことがあった。舗装林道を横切り、目の前の尾根に取り付く。ヒノキや雑木の尾根に踏み跡を追うと、送電鉄塔の下を過ぎ、林道を横切り、滝山連峰から続く稜線にたどり着く。

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(左)舗装林道を横切り尾根を進む。(右)滝山連峰からの稜線は気持ち良い道。

以前はこの分岐に十観山と三ツ頭を示す道標があったはずがだが見あたらない。左折して緩やかな気持ち良い稜線を進む。左は唐松、右は雑木に赤松が混じり、足元は低い笹が続く。いったん下った鞍部は左に畑地と林道が接する。緩い登りで、右手の田沢温泉からの道(湯川コース)を合わせる。雑木林と落葉の中、道標が立っている。その先ひと登りで十観山の山頂へ。

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(左)湯川コースとの合流点。(右)十観山の山頂。霧で展望なし。

山頂のあらかたは唐松などの樹林に覆われているが、東側だけ切り開かれている。しかし今日は一面の霧で何も見えない。下りは往路を戻った。下山を始めると晴れてくるのはいつものこと。河鹿沢の林道から西を見ると、大洞山や大沢山を望むことができたが、その先の北アルプスは雲の中だった。

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(左)帰路、林道から大洞山・大沢山を望む。

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2018年12月21日

冠着山[佐良志奈神社から鳴海新道](千曲市)

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冠着山山頂から望む戸隠・高妻・火打・妙高・黒姫

佐良志奈神社横752-822八王子山-935正城山(893m)940-1003鉄塔359号1008-1048坊城平分岐-1128冠着山1215-1243坊城平分岐-1323鉄塔359号1328-1348車道-1412三角点668m-1456佐良志奈神社横

冠着山、別名・姨捨山は善光寺平の南に頭をもたげ、平安時代から和歌にも詠まれ姨捨伝説でも知られている。以前、坊城平から登ったが、40分程度の行程なので登山対象としてはあまり魅力を感じなかった。ところが、千曲川沿いの佐良志奈神社から尾根を登るコースがあることを知り、今回それをたどった。中心となって整備された方の名をとって「鳴海新道」と呼ばれているようだ。

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(左)大正橋の正面には佐良志奈神社。その後方の尾根をたどる。

佐良志奈神社の横に車をとめて歩きはじめる。山の北側に舗装道路を大きく折り返して登れば、南側に坂城方面の展望が開け、石段を登った八王子社からは北側の眺め。天気予報は晴だったはずだが、雲が空を覆っている。その先も幅広い作業道を進み、八王子山を示す道標に従って左折。狼煙台らしい八王子山に立ち寄るが、樹林の中で展望は得られなかった。分岐に戻ると「登山口」の標識があり、尾根上を道は登っていく。

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(左)893ピークへの登り。(右)第二展望台から坂城方面展望。

雑木林に赤松林が混在する。いくつかの小ピークは左を巻き、左右の木枝が煩いところも。893ピークへの急登は薄雪に濡れた落葉が滑り、ペースがあがらない。登り着いた893ピークは数本の白樺がある。正城山という砦跡らしい。少し下って第一展望台。雑木の気持ちよい道を進み、第二展望台も坂城方面の展望。少し元気が出てくる。滑りがちの登りから第三展望台に着き、すぐ先に359号鉄塔。北側の展望が得られる。

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(左)気持ちよい雑木の尾根の登り。(右)359号鉄塔。

鉄塔の先は蔓延るイバラを刈ってある。雪が増える。尾根の左下に岩がちの細い登りがあり、1040圏の小ピークへ。緩やかに下り、気持ちよい雑木の鞍部から1046ピークへ登る。前方の木の間に冠着山の山頂部が近づいてくる。緩やかに下れば坊城平からの道に合流する。坊抱岩への道を左に分け、第四展望台を経由して、山頂部の北東側をトラバースして行く。積雪は15cmほどだが、先人のトレースがあるので助かる。

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(左)坊城平からの道と合流。前方に坊抱岩と山頂部。(右)冠着山へ雪の直登。

坊城平の直登路と久露滝への道を右に分け、道標に従って左折し冠着山へ直登する。雪は予想より深いが、緩んでいるのでアイゼンなどは不要。右に曲がり道が緩めば冠着山の山頂広場に到着。鳥居の奥に三角点・方位盤・歌碑と神社の建物。休んでいるうちに晴れてきた。南側は目前に大林山が大きく、その向こうに蓼科山。逆光に南ア・中アは霞んでいる。北側は木の間から、真っ白な白馬三山、その右に高妻・妙高・黒姫。

下山は往路を359鉄塔まで戻り、見晴らしいい送電巡視路を通って県道498号に下った。少し先で右下の山道に入り、赤松林の638三角点を経由。その先の竹林は倒木が多く高巻いたり苦労して進み、上山田の温泉街に下った。638三角点経由は一般的には勧められない。「鳴海新道」は急なアップダウンもあり里山としては長丁場だが、案内板やマークも十分で道形が不明なところもほとんどない。他の登山者には出会わなかった。

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(左)冠着山の山頂。(右)冠着山山頂から白馬三山を望む。
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2018年03月04日

依田城跡~金鳳山(上田市)

宗龍寺925-(東尾根)1012依田城跡(804.7m)1024-1035比丘尼井戸跡-1101ジャンクション(903m)-1139金鳳山(993.5m)1151-1225ジャンクション(903m)-1256比丘尼井戸跡-1307依田城跡1329-1414宗龍寺

インフルエンザに罹り、高熱が下がった後もしばらく体調がすぐれなかったがようやく快復した。そうしているうちに、すっかり春めいてきた。今日は汗ばむほどの気温になるという。それでは早春の里山歩きに出かけなければ。以前から気になっていた、丸子中心街の西側にある依田城跡とその西にある金鳳山に登った。

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(左)宗龍寺。(右)宗龍寺背後から東尾根を登るが超急登。

登山口は依田川橋南西にある宗龍寺。本堂の南側に駐車。林道を詰めて南側から登るのが一般的だと思う。ちょっと変化をつけて宗龍寺背後の東尾根を登ってみたが、とても一般に勧められるルートではなかった。本堂の裏の墓地を過ぎて急斜面の山腹に取り付く。踏み跡やマークは期待できない。方向を定めて雑木と落葉の山腹を登る。正面に露岩が見えたので、左手の尾根を登り、露岩の上部に出てあとは尾根を直登。

数歩ごとに落葉に足を滑らせ、木枝につかまり身体をずり上げるような尾根の急登。最後はヤブを漕いで依田城跡(804.7m)に到着。標柱と三角点、そしてなぜか吹流しが風になびいている。360度の展望が広がる。浅間・四阿から、その左に高妻・後立山も遠く霞む。振り返れば蓼科山。南側からはっきりした道が登ってきており、物好きでなければそちらから登ることをお勧めする。

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(左)依田城跡。360度の展望が広がる。(右)依田城跡からの浅間・湯の丸・四阿方面の展望。

ここからは金鳳山まで尾根上に踏み跡とテープマークがある。大岩や赤松の倒木を越えて緩やかに下り、鞍部あたりは雑木林が気持ちよい。道は樹林の中、登りに転じ、正面の尾根直前の左手に比丘尼井戸跡の標柱。小さな窪地があるだけ。尾根を左に向かい、その先の小ピークはマークに従うと左下を巻くが、尾根上の岩頭に出れば右手の展望が広がる。

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(左)樹林の中のジャンクションピーク(903m)。

小ピークを2つほど越し、玉切りにした赤松の丸太がそこここに置かれた伐採地に。ヤブがやや深くなり、右へトラバース気味に登る。ジャンクションピーク(903m)は樹林に囲まれ、その合間から蓼科・美ヶ原が何とか見えるくらい。道は右折し、赤松の中を急降下。倒木が多く煩わしい。赤松の多い山域だが、鞍部からは気持ちの良い雑木林の登りになり、ようやくほっとする。

左から尾根が合流し、右へ急登し小ピークをひとつ越えれば金鳳山(993.5m)に到着。樹林の中、展望もなく山名標もない。三角点が佇むだけのヤブっぽい山頂。踏み跡は富士嶽山方面に続いていて、状況次第で足をのばそうかとも考えていたが、前半での消耗が激しく今日はここまで。下山は往路を戻った。一番展望がよかったのは依田城跡。それ以西は倒木やヤブがちなところも多く、歩きにくかった。一般的に勧められるコースとはいえないと思う。

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(左)金鳳山直下は気持ちよい雑木林の登り。(右)樹林に囲まれヤブっぽい金鳳山山頂。

下山後は青木村まで車で走り、沓掛温泉・小倉乃湯で汗を流した。暖かくなってくると足を運びたくなる微温湯。以前と変わらず、入浴料金は200円のままだった。
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2017年10月18日

大明神岳・天狗山(青木村/上田市)

大明神岳の北西側登山口1310-1327尾根-1345大明神岳1350-1410登山口
天狗岳の南側鞍部西側登山口1440-1451天狗山1455-1500登山口

半日時間ができたので近場の山に出かける。このところ雨の日が多く、この先も雨模様の天気予報ばかり。久しぶりに晴れた日を無駄にしてはならない。短時間で登れる青木村の奥の大明神岳と天狗岳へ。この季節、今回辿ったルートには茸山入山禁止などの掲示はいずれも見られなかった。

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(左)大明神岳登山口。正面の踏み跡に入る。

青木村から南へ進み鹿教湯に抜ける道。途中、保福寺峠方面へ右折して未舗装の林道に入る。「西内国有林」の案内板が登山口の目印。林道脇に駐車して南東へと進む登山道に入る。思ったより踏み跡ははっきりしていて、随所に赤テープもある。最初は杉林だが、すぐに唐松・赤松・広葉樹が混在した森林になる。

ひと登りしてから、右にわずかにトラバースし左折して尾根を登る。踏み跡は一部不明瞭だが、尾根を辿れば問題ない。左から大きな尾根が合流して右折し、ヤセ尾根の急登。木の間に展望が得られる場所が一箇所。滑りやすい足元に注意し急登すれば、最後は尾根が広がり山上稜線に達して左折。樹林の中の山頂に到着。三角点はあるが展望皆無で、登りごたえもいまひとつか。

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(左)ヤセ尾根を急登。(右)樹林に囲まれた大明神岳山頂。展望皆無。

下山は往路をそのまま戻った。もうひと山と欲張って、車を西に走らせ、右折して別荘地内へ。別荘地内を右折して上った先の天狗山南側鞍部のすぐ西側下まで車を入れる。踏み跡に従って鞍部に駆け上がって左折し、尾根上を辿れば10分ほどで、樹林の中、壊れた祠のある天狗山の山頂。あまりにあっけない。ゆったりとした尾根上の道は里山としては悪い雰囲気ではないと思ったが。

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(左)駐車場所から東に踏み跡を駆け上がると鞍部に。(右)こちらも樹林の中の天狗山山頂。
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2017年04月02日

大林山[室賀峠から](上田市/千曲市/筑北村)

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大林山山頂から北アルプスの展望。

室賀峠908-929「916ピーク」-952風越峠-1026「1081ピーク」1035-1102反射板分岐-1144大林山1221-1249反射板分岐1254-1320「1081ピーク」-1335風越峠-1357「916ピーク」-1417室賀峠

大林山には各方面から登っているが、室賀峠からの尾根を登るルートは未踏なのでそれをたどってみた。足元が滑りやすい急登が多く、特にこのルートを推すということにはならないと感じた。反射板合流までの間、道標は室賀峠・風越峠にあるだけ。尾根筋を行けば問題なく、踏み跡もはっきりしていて適度に赤テープがある。

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(左)室賀峠から登山開始。左の道に入る。

室賀峠から少し上田側に下った「室賀峠史跡公園」の空地に車をとめる。わずかに室賀峠へ登り返し、左手(西側)の道に入ればすぐに送電鉄塔がある。赤松林のやや広い道は、やがて急登となり916ピークへ。北西へと下るとやや広い作業道となって林道に出る。右手は杉林。林道を左に進む手もあるが、踏み跡微かな正面の尾根に取り付いて967ピークを目指す。

967ピークには四等三角点。風越峠への道はわかりにくいが、西ではなく北へ下る尾根を少し進みテープマークの箇所から左の山腹を下るのがいいと思う。風越峠に下ると案内標があり、すぐ左下には先程の林道が見える。赤テープを頼りに林道からすぐ風越峠へ登ってくることもできる。しばらく緩やかな道の後、1081ピークに向けて本日一番の急登。雪解けと落葉で足元が滑りやすい。

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(左)風越峠。左下すぐのところを林道が走っている。(右)1081ピークに向けての急登が始まる。

1081ピークを過ぎればしばらく雑木林の穏やかな登り。小ピークからは右手木の間越しに四阿山・烏帽子岳などが見える。このあたりから尾根道に断続的に積雪があらわれる。登りついた反射板方面との分岐には案内標がある。すぐ上のおよそ山頂らしくない斜面には九竜山の標識。ここからは積雪がぐっと増える。

ある程度の雪は予想していたが、トレースもなく何回か踏み抜いて膝下まで埋もれる積雪。学校登山の八合目・九合目の表示や脇のトラロープを見ながら唐松林の雪の急登。登りついた箇所からは左に展望が開け、わずかに進めば大林山山頂。いつもながら、正面には北アルプス後立山から北信五岳方面の展望が素晴らしい。振り返れば蓼科・美ヶ原。

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(左)八合目付近。予想より積雪が多かった。(右)大林山から蓼科山方面の展望。

すぐ後からトレランらしき青年が身軽なスタイルで登ってきた。雪の登りでは私のトレースが役だったようだ。半過城山から三ツ頭・摺鉢山・室賀峠経由で登ってきて、氷沢川沿いに下るといってすぐに去って行った。今日出会ったのは彼一人だけ。私はしばらく展望を楽しんでから往路を下った。途中、967ピークは省略し林道を回った。

2017年03月25日

鹿教湯富士[富士山](上田市)

高梨集落最上部(駐車)1003-1043市峠-1108鹿教湯富士1123-1142市峠-1208「1009ピーク」1223-1251梅の木峠1256-1330穴沢集落-1405高梨集落最上部

鹿教湯温泉の後ろにそびえる変哲もない里山。山ガイドなどでは「富士山」の呼称が多いが、日本一の山と区別するためここでは「鹿教湯富士」としておく。里山としての魅力は期待以下でも以上でもなかった感じ。一帯は松茸山なので、その季節の入山は控えたい。道標などないものの赤テープが終始目印になる。

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(左)古い峠道には石仏が佇む。(右)石垣も積まれた古い峠道。ジグザグの登りで市峠へ。

国道254号から鹿教湯入口の直前で右折し高梨集落に入り、最上部の廃屋跡地らしき空地に駐車させてもらう。獣除け柵から沢沿いの道を進む。墓地の先で沢を離れ右の山腹へ登る。左へトラバースしてから山頂へ直登する尾根を回り込んだ後は、山腹を右へずっと斜めに登っていく。古い峠道らしく石仏が見られ、歩きやすい広めの道が続く。途中、道が崩れがちのところも。最後は左の山腹をジグザグに、積まれた石垣を見ながら登れば市峠に到着。

市峠には案内標などはなく、塩田側に道が下っている。左(西)の尾根に取り付く。小ピークをひとつ過ぎ、左手に展望が得られるところが一箇所。落葉で滑りやすい急斜面を木枝に捕まりながら登り、右にトラバースすれば山頂の一角に。平坦路を右にすぐで樹木に囲まれた鹿教湯富士の山頂。三角点と石祠があり、木の間からわずかに鹿教湯方面を見おろせる。

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(左)山頂への後半は急登が続く。(右)三角点と石祠がある鹿教湯富士の山頂。前方には鹿教湯温泉街が見おろせる。

このまま下山してもあっけないので、稜線を東に梅の木峠まで歩いてみた。市峠から東へ向かう尾根上には踏み跡と赤テープがある。途中、1008ピーク前後は落葉樹の明るい尾根で気持ちがよい。ただ、その先は松茸山のテープと滑りがちな急降下が続き、展望もないので、お勧めするようなルートでもない。馬頭観音がある梅の木峠で右折して、広い峠道を穴沢へと下る。穴沢から国道254号沿いに歩いて駐車場所に戻った。

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(左)1008ピーク付近は明るい雑木林。

2017年03月18日

富士嶽山[平井寺トンネルから](上田市)

平井寺トンネル上907-954稜線(平井寺峠東)1000-1035富士嶽山(三角点)1045-1105富士嶽神社奥社のピーク1147-1230富士嶽神社裏の登山口-(車道:奈良尾・平井寺集落経由)-1335平井寺トンネル上(車を回収)

塩田平の南東に位置する里山。春めいてきて里山に登るにはよい季節。少々変化をつけて平井寺トンネルから平井寺峠付近を経由して、南西側の尾根から登ってみた。上田市街方面から南下し、平井寺トンネル料金所の直前を右折し林道に入る。独鈷山への道から左に曲がった平井寺トンネルのちょうど上あたりの路側余裕箇所に駐車し、林道を歩きはじめる。

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(左)平井寺トンネルの上を越える林道を歩く。(右)沢を詰めて前方の稜線をめざす。道はない。

車が入れるのは500m程先までで、その先は荒れた林道。沢の左を進むと細い踏み跡に。沢の二股にテープがあり、左の山腹に登ってみるが、やがて涸れ沢に降りる。次の二股も右手の沢の左側を登り、沢に降り正面の稜線に向けて涸れた沢の中を登る。結局のところ、平井寺峠の方向を見定めて涸れた沢を登りつめればいいのだが、この間、はっきりした踏み跡やテープマークは期待できない。

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(左)赤松の急登からやがて雑木の明るい登りへ。(右)樹林に囲まれた富士嶽山山頂(三角点ピーク)

作業道を横切り最後はやや右手の稜線に登り詰める。地図上の平井寺峠よりも少し東に登りついたようだ。左正面の小ピークを左に巻いて鞍部に出る。その先は赤松の尾根を急登する。踏み跡は入り乱れているが、尾根を進めば問題ない。小ピークを右から回り込むあたりからは雑木の気持ちよい登りに。傾斜が緩んで三角点のある富士嶽山山頂に到着。落葉樹に囲まれ、展望は得られない。

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(左)富士嶽神社奥宮のピークからは展望が広がる。眼下に塩田平。遠く北アルプスが霞む。(右)四阿山・浅間山方面の展望。

北東に痩せた尾根をたどった後、小ピークを右折して雑木の中の急降下。檜・赤松の登りの後に、ススキを掻き分けて富士嶽神社奥社のあるピークに到着。ここからは東・北・西方向の展望が開ける。塩田平を挟んで、四阿・湯の丸・浅間。左手には子檀嶺山の向こうに北アルプスが霞んでいる。

下山は一般ルートである北側の尾根を下った。トラロープが配置されているが、とにかく急坂が続く。いったん緩んで岩がちなヤセ尾根を下る。「石造薬師坐像」の案内柱を過ぎ富士嶽神社裏手の登山口に降り立つ。富士嶽神社から奈良尾、平井寺の集落内の車道を歩いて平井寺トンネルに戻り車を回収した。今回の登りルートは道形がないといっていい。テープマークもほとんどない。地図を見て地形を判断して登らなければならない。

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(左)富士嶽神社裏の登山口へ下山。

2017年03月05日

三水城跡~摺鉢山~三ツ頭山~半過城山(坂城町/上田市)

十六夜観月殿下841-920狐落城跡-939三水城跡-1037摺鉢山1045-1124林道-1143三ツ頭山1215-1244北尾根-1307半過城山1312-1350半過城山登山口(半過林道)-(車道:県道77号他経由)1503十六夜観月殿下

以前、摺鉢山は室賀峠から、三ツ頭山は直下の林道から登ったが、ちょっと短絡的すぎたと思っていた。坂城の網掛集落から三水城跡を経る尾根を登れば、それなりの充足感が得られるのではないかと興味をそそられていた。下山ルートは、これも以前登った半過城山を経由しようと考えた。

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(左)十六夜観月殿への登り口。三水城跡の案内もある。(右)狐落城跡。

坂城町千曲川西岸にある十六夜観月殿の入口付近の路側余地に駐車。石段を登り絶景の観月殿の脇を経て階段状の登りから大きな尾根にのれば、左手木の間に千曲川を見おろしながらの登りに。トラロープの滑りやすい急坂で小広場の狐落城跡。前後に空堀がある。その先も気持ちいい落葉の尾根の登り。トラロープの急坂を登り空堀の先、三角点のある三水城跡へ。ほぼ360度の絶景が得られるが、今日は薄雲が多く遠景は霞んでいる。

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(左)絶景が広がる三水城跡。(右)摺鉢山山頂。

空堀をいくつか過ぎ、小ピークの登り下りを経て比較的緩やかに尾根を登る。右から尾根沿いの道をあわせるあたりから、次第に赤松が多く薄暗くなる。前半が明るく気持ちよい雑木の尾根だったので少々興ざめ。ほどなく室賀峠からの道に合流。左折して残雪の急坂を登って摺鉢山へ。この季節だから前回ほどヤブがかってはいないが、展望は三ツ頭山方面など木の間にわずか。

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(左)摺鉢山から東へ下った鞍部はやせ尾根状。(右)山頂らしくない三ツ頭山山頂。

三ツ頭山への歩き始めは、はっきりした踏み跡は期待できない。テープのある箇所から真東に見える小ピークとの鞍部を目指して斜面を下れば、少しずつ道形は整いやせ尾根の鞍部へ。作業道の急登で小ピークを越え、左手に採石場跡らしい窪地を見て、その際の鞍部に降り立つ。南東方向にジグザグにひと登りした後、小ピークを右に巻いて進めば林道に飛び出す。反対側斜面にテープを見つけて尾根に取り付くが、やがて道は広がり足元はイバラが茂りがち。最後は右手の作業道に移って山名標もない三ツ頭山山頂へ。

前回も感じた通り、およそ山頂らしくない。東に進むと防火帯の切開きから半過城山方面が見渡せる。ここで休憩。ここからは赤松林の防火帯を淡々と進む。歩きやすいが面白味はない。急降下の後、ゆるやかに登り返して半過城山の北尾根へたどり着き右折。3つほど小ピークを越えて、北尾根を登る。周囲は赤松・唐松や常緑樹だが、ときどき右手の展望が開ける。半過城山の山頂は樹林の中で展望皆無。

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(左)三ツ頭山山頂東から防火帯の向こうに半過城山。(右)樹林に囲まれた半過城山山頂。

半過城山からは東に向かい尾根を下る。ときどき左手に坂城方面の展望が開ける。ジグザグの下りから谷状の地形に降り、その先の送電鉄塔足元では上田方面の展望。南に下った後、左に雑木の中をトラバース。右折して巡視路らしい階段を東に下れば舗装林道に飛び出す。以前、半過城山に登った際に車をとめた場所だ。観月殿まで戻る交通手段がないので、車道(県道77号など)を歩いて、駐車場所まで戻った。

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(左)半過城山登山口。

山中、誰一人にも会わなかった。後半はやや単調な感じで、前半の三水城跡前後あたりが一番気持ちのよい道に感じた。摺鉢山まで登った後、帰路にもう少しよいルートがあればと思う。あるいは室賀峠から下山路を三水城跡方面にとるのがいいのかもしれない。

2017年02月04日

鳥屋城跡~丸子城跡 (上田市)

丸子公園駐車場910-920丸子駅バス停935=(千曲バス築地原行(土日のみ))945鳥屋口バス停-1034鳥屋峠1040-1113鳥屋城跡(851m)1123-小屋坂トンネル西側・林道1151-1205根羽城跡(695m)1230-1310丸子城跡(本郭・685m)1323-1332二ノ郭跡1342-1400丸子公園

冬の晴れ間の里山歩き。山城巡りとでもいった方がいいかもしれない。丸子の街の南側、内村川と依田川に挟まれた尾根を南西の鳥屋城跡(851ピーク)から歩く。天候に恵まれ、この季節なら木の間越しの展望も期待できる。丸子公園(安良居神社下)の駐車場に車をとめ、10分ほど歩いて丸子駅バス停から武石方面・築地原行バスに乗り、鳥屋口バス停で下車。

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(左)ススキの中を鳥屋峠に向かう。

車道を西に進み鳥屋の集落に入る。鳥屋峠経由で歩くため、鳥屋城跡を直接目指す右折道標は無視して、その先の細い川に沿う道に入り、熊野宮の前を通過。最上部の民家前で舗装は終わり、獣除けゲートを開けて広い作業道を進む。ススキの原と落葉樹林。前方の鞍部を目指してジグザグに作業道を進めば鳥屋峠に到着。赤松林の中、意外にも鳥屋城跡の方向を示す標識が立っている。

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(左)赤松林の中の鳥屋峠。尾根上の踏み跡はしっかりしている。(右)鳥屋城跡には木製のヤグラやベンチ、説明板などがある。

尾根筋の踏み跡もはっきりしている。赤松のピークを2つ越え、蓼科山方面の南側が切開かれた鞍部から急登をこなして鳥屋城跡へ。三角点と説明板、木製のヤグラ、丸太のベンチなどがあり、南東方向が切開かれている。山城の北東側は何段もの空堀があり、トラロープも頼りに下る。赤松のはっきりした屋根を下るが、途中、露岩の先にぼんやりしていると右の間違った尾根を下りがちな場所が1箇所。コンパスを見ながら、左方向の踏み跡を探す。

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(左)根羽城跡。(右)丸子城跡に向かう道は気持ちよい落葉の水平道。

やがて林道に出て、向かい側の尾根に取り付く。小屋坂トンネル南に下る道の分岐は気づかずに通り過ぎたようだ。右手前方木の間越しに浅間山を見ながら、落葉の尾根の気持ちよい登り。南方向の展望がある露岩をトラロープも使いながら登れば、695三角点。山城の案内板はないが、山行記録で「根羽城跡」とあるのを見たことがある。

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(左)四阿がある丸子城跡(本郭跡)。(右)丸子城跡から南側の展望。正面に鳥屋城跡と歩いてきた尾根が見える。

尾根道は露岩の小ピークを過ぎ、石仏や祠を傍らに見て、その先はほぼ水平の気持ちよい落葉の道がしばらく続く。やがて案内板があらわれて丸子城跡の一角に入ったことが知れる。擬木の階段なども整備されて、丸子城跡(本郭)に到着。四阿やテーブルがあり東・南・西の展望が得られる。さらに10分ほどの二の郭跡には、ヤグラ風の展望台。ここからは丸子の街をはさんで浅間山・湯の丸・四阿山の展望が見事。

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(左)二の郭跡には展望台がある。(右)二の郭展望台から。丸子の街の向こうに四阿山・湯の丸・浅間山。

そのまま尾根を北端まで下ってから、東側の駐車場に戻った。北斜面は一部凍りついて慎重に下る箇所も。踏み跡はほぼ鮮明だが、鳥屋城跡から丸子城跡の間は案内標識などないので地形図とコンパスを見て行動する必要がある。思ったよりも楽しめた。松茸の季節の入山は避けるべき山域だが、早春の軽い山歩きとしては楽しめるのではないだろうか。

[参考]千曲バス(丸子駅~鳥屋口) 250円

2016年11月05日

大林山~八頭山(千曲市/筑北村/上田市)

坂上トンネル東入口847-925反射板930-1014九竜山-1038大林山1120-1150岩井堂分岐-1205県道への分岐1210-1230八頭山1235-1247県道への分岐-1320坂上トンネル東入口

11月に入ったので低山に足を運んでもいいだろうと考え、大林山に向かう。過去に2回登ったことがあり一度は岩井堂へ、もう一度は氷沢側へ下山した。今回はネット上の山行記録などを参考に周回コースをたどってみた。戸倉上山田から筑北村へ抜ける県道55号線、千曲市と筑北村の境にある坂上トンネル東入口の広いスペースに車をとめる。

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(左)旧道32号カーブからの登り口。(右)尾根上に出ると反射板がある。

一隅に「八頭・大林登り口」の案内板があり、ここから杉林の中を登れば数分で旧道(舗装道)に出る。今日は左に下り気味に進み、登り口の案内板とカーブミラーのある32号カーブから右手の山腹にとりつく。杉林の直登は途中2回林道を横切って尾根に至る。するとすぐ右手には大きな反射板。切開かれて四阿山方面の展望が得られる。

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(左)トラロープが張られた尾根上の急登を行く。(右)左から尾根が合流し、風越分岐の道標がある。

すぐ先で右に巻道の登山道を分けて今日は尾根伝いの道を進む。ヒノキ林の中の尾根の直登。踏み跡がわかりにくいところがあるが、赤テープを見ながら尾根を外さなければ問題はない。再び右に踏み跡を分けると、今度はトラロープが張られた超急登。色づいた木々に気を紛らわせる。左から顕著な尾根が合流し、風越分岐の道標がある。その先すぐ「九竜山山頂」の標識がある。1168標高点を示すものか、斜面の途中にあり山頂とは呼べないところ。

その先は道形もしっかりした尾根上の道を登る。室賀小・学校登山の「8合目」「9合目」のプレートを見ながら登れば、左の視界が開け傾斜も緩んで大林山山頂の小広場に飛び出す。以前よりも草木が茂りヤブがちになった印象があるものの、ここからの展望は素晴らしい。今日は快晴。展望の主役は山名標の背後に連なる北アルプスの山並み。右は白馬から左は槍ヶ岳まで、正面は鹿島槍と五竜。その右には妙高・戸隠の山々。振り返ると蓼科山や八ヶ岳などが霞んでいる。

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(左)大林山山頂。背後には北アルプスの展望が広がる。(右)大林山から南側の展望。蓼科・八ヶ岳方面が霞む。

下山は南西側の尾根を下り、小ピークの道標で右折。尾根を下ってから右へ延々とトラバースする。こちらが通常の大林山への登山路。歩きやすい道が続く。右へ岩井堂への道を分け、鞍部へと下る。未踏の八頭山へここから往復する。唐松林の容赦のない一直線の登りをこなし、樹林に囲まれた八頭山山頂へ。鞍部まで戻って、大きく折り返しながら旧道への道を急降下する。旧道の37号カーブに出て、駐車場所に戻った。

今回のルートは尾根上のトラロープの滑りやすい急登が多く、あまり一般的とはいいがたい。初めて大林山に登るなら、37号カーブから八頭山との鞍部(ぽんぽんの平)を経由するルートをお勧めしたい。

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(左)樹林の中で展望のない八頭山山頂。