鉢盛山の反射板から穂高連峰方面を前方に望む。
野麦峠スキー場(リフト2本:スカイライナー・スカイラビット乗継)ゲレンデ最上部858-1024小鉢盛山1026-1210鉢盛山1216-1219鉢盛山反射板1253-1256鉢盛山-1422小鉢盛山-1524ゲレンデ-1542スカイライナー山頂駅(リフトで下山)
山行記録でよく見かけていた野麦峠スキー場から鉢盛山に登る冬季限定ルートを歩いてみた。鉢盛山自体には、無雪期に黒川林道から登ったことがあるけれど冬の姿も見てみたい。野麦峠スキー場の営業は明日(3月23日)までなので、あわてて出かけた。リフト2本乗り継いで、ゲレンデ最上部へ。
(左)リフトを2本乗継ぎゲレンデ最上部へ。(右)リフトを降り乗鞍岳を望む。
ゲレンデを少し下ってから、右手の尾根道に入る。薄いトレースがあるがスノーシューで進む。強風が吹いているが、ひたすら樹林帯の尾根を歩くので危険は少ない。少しは樹間からの景色もあるけれど、ほぼ同じ風景の中を歩き続けるのがつらいところ。断続的な急登も挟みながら、いくつかのピークを越えて行くので、数字上の標高差で想定されるよりも消耗する。
(左)いくつもピークを越えて行く。(右)右手に鉢盛山が見える。
右手の樹間から、山頂に反射板がある鉢伏山が見えた。その先は似たようなピークが続き、中間点ともいえる小鉢盛山へ。大きく下ってから鉢盛山への急登が結構長く続く。小さな雪原が広がり、傍らの樹木に手製の山名標が付けられた鉢盛山に到着。そのすぐ先に反射板があり、そこから穂高連峰をはじめとする北アルプス方面の展望が広がる。
(左)小鉢盛山。似たピークが続きわかりにくい。(右)鉢盛山への急登。
あいにく今日は北アルプスの稜線は雲に覆われてすっきりした眺めが得られなかったのは残念。復路にも、小鉢盛山への登り返しなど何箇所か登りがあるのでそれもこたえた。帰路は雪が踏まれたのでアイゼン装着。考えていたよりも時間がかかってゲレンデに戻り、ゲレンデ内を少し下ってスカイライナーの山頂駅へ。下山はこのリフトに乗車。
(左)鉢盛山の山頂に到着。(右)反射板の広場から北アルプスを展望。
リフトの運行開始時刻(土休日8時半)や終了時刻(16時)に制約を受ける登山なので、やはりちょっと気ぜわしい。出会った登山者は20人くらい。リフトの時間があるので、どの登山者もほぼ似たような時間帯の登山になる。下山後はスキー場の少し下にあるウッディ・もっく(渋沢温泉・もっくの湯)で温泉に入ってから帰途についた。
(左)小鉢盛山を見ながら下山にかかる。(右)スカイライナー山頂駅に到着。
以前、無雪期に黒川林道から登った記録はこちらから
→ 「鉢盛山[旧波田町・黒川林道から](2018年10月21日)」
[参考]
野麦峠スキー場リフト(リフト2本乗継。1回券5枚=1,500円が必要)
下部のスカイライナーのみ下山時に乗車可能(下りは無料)。
渋沢温泉・もっくの湯(ウッディ・もっく) 410円