2020年08月10日

北八ヶ岳[高見石とニュウ](佐久穂町/小海町)

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ニュウから白駒池と北横岳方面を望む

白駒池入口駐車場815-901高見石小屋(高見石往復)929-1005白駒池南西端-1012白駒池南岸-1126ニュウ1224-1333白駒池南岸-1345青苔荘1355-1411白駒池入口

家族の登山道具を少し買い替えたので、その試しも兼ねて軽い山歩きに一緒に出かける。山の日なので登山口の駐車場はどこも混雑するだろう。白駒池入口の有料駐車場はキャパが大きいので、ゆっくり出かけても大丈夫かと考えた。しかし、朝8時前にはほぼ満車状態。われわれが歩きだす頃には、車列ができていた。さすがに山の日なので、観光客も含めて多くの人が訪れていた。

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(左)白駒池までの苔の森。(右)高見石から白駒池を見おろす。

歩きやすい木道を進めば、すぐに針葉樹と苔の森が広がる。最初の分岐で右折して高見石へ。緩やかに樹林帯を登って高見石小屋の前に出る。いつものように小屋の右手から高見石に登る。高見石の上からは、白駒池を見おろすことができたが、北アルプス方面の展望は雲の中。

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(左)ニュウへの登り。(右)ニュウの岩峰。

いったん白駒池南西端へと下ってから、池南岸を進み右折してニュウへと登る。最初は平坦な道。白駒湿原をかすめて歩く。その先は鬱蒼とした苔の森に。シャクナゲ尾根からの道を合わせると、岩や木の根の段差で歩きにくい道となり勾配も増す。といっても標高差は200m程度。いったん道が緩んだ後、岩がちの登りでニュウの岩峰直下に飛び出し、南側の展望が開ける。

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(左)ニュウから天狗岳・硫黄岳、その左に富士山が霞む。(右)白駒池からニュウ方面の山稜を望む。

岩峰によじ登れば、南には天狗岳や硫黄岳がそびえ、その左に富士山が霞んで見える。さらに左には金峰山など奥秩父の山々。反対側には白駒池を挟んで北横岳方面。その右には浅間山。下山は往路を白駒池まで戻り、白駒池を半周して駐車場に戻った。苔と針葉樹林の雰囲気、そして、ピークからの展望も楽しむことができた。

[参考]白駒池入口駐車場 1日600円
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2020年06月27日

北八ヶ岳[みどり池~夏沢峠~東天狗岳](小海町/南牧村/茅野市)

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根石岳山荘の南側から見た天狗岳と根石岳。

みどり池入口651-802みどり池(しらびそ小屋)-902本沢温泉907-958夏沢峠1003-1031箕冠山-1042根石岳-1109東天狗岳1141-1224中山峠1232-1323みどり池1327-1417みどり池入口

八ヶ岳に佐久側からアプローチする機会にはなかなか恵まれなかった。みどり池から本沢温泉の間は未踏となっていたので、今回はその区間も含めて天狗岳を目指す。朝6時半過ぎ、みどり池入口の駐車スペースはまだ若干の余裕があった。林道ゲートの脇を抜けて歩きはじめる。橋を渡り、すぐ先で右手の登山道に入る。

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(左)林道からみどり池への山道へ。(右)みどり池から天狗岳を望む。

途中、林道に出入りしたあと、しばらく林道歩き。周囲は唐松林。こんなに林道が長かったかな、と昔の記憶は曖昧。昨年の台風被害で旧来の登山道から付け替えられたようだ。標高1870m付近で唐松林が針葉樹林に変わり、道も細くなる。こまどり沢の小広場で左折して、足元に石がゴロゴロする登り。傾斜が緩めば、しらびそ小屋が傍らに建つみどり池に到着。何組かの登山者が休んでいる。池の向こうに天狗岳の姿が見える。

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(左)しらびそ小屋・本沢温泉間の湿原。(右)本沢温泉付近のクリンソウ。

その先の分岐で左折。緩い下りから小川に沿うと木道を敷いた湿原があらわれる。何となくほっとする。クリンソウの群生地は、少しが花をつけているだけ。苔むした針葉樹の中の道は、概ね右手に山を見ながらトラバース気味。昨年の台風の被害か、倒木が多いが道はよく整備されている。少し下って本沢入口方面からの道に合流すれば広道となり、こちらは満開のクリンソウを道脇に見ながら本沢温泉に到着。今日は温泉には立ち寄らない。

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(左)本沢温泉の上から見る硫黄岳爆裂火口。(右)夏沢峠から硫黄岳。

硫黄の匂いが漂う中、夏沢峠への道へ。左奥に硫黄岳の爆裂火口を見上げる。大きく折り返しながら登るが、道は一定の斜度を保っていて歩きやすい。後半は尾根の左下を登るようになり、夏沢峠に到着。ここまで来ると登山者が多い。硫黄岳を背に、箕冠山への道は針葉樹林のだらだらとした登り。木の間に天狗岳方面が見え、傾斜が緩んで樹林の中の箕冠山。階段状の下りで、根石岳方面の視界が一気に開ける(冒頭写真)。

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(左)根石岳付近から天狗岳を望む。(右)東天狗岳山頂直下から。左奥は西天狗岳。

根石岳山荘の前まで来ると、身体をもっていかれそうな強風。岩がちな登り下りで根石岳を越えて、東天狗岳への登りへ。強風なので岩場の登りではやや慎重に。20人ほどの登山者で賑わう東天狗岳に到着。北アルプスは雲に霞んでいるが、北には蓼科山方面、南には八ヶ岳連峰や南アルプスを望むことができた。今日も西天狗は省略。天狗の鼻の左脇岩場からイワカガミ咲く道を急下降。途中の岩場で展望を楽しみながら中山峠へと下る。

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(右)赤岳方面の展望。(右)中山峠南側から望む天狗岳。

中山峠からは針葉樹林帯の中の急な下り。岩や木の根の段差はあるものの、さほど歩きにくくはない。だんだん緩やかな道となり、中間部ではダケカンバの美林に目を奪われる。中山峠から1時間弱でみどり池に到着。あとは往路をみどり池入口の登山口までもどった。梅雨の晴れ間、雲はそれなりに多かったが風が涼しく、歩きやすいので助かった。

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(左)中山峠からの急な下り。
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2020年03月15日

北八ヶ岳[剣ヶ峰~白駒池~高見石] (佐久穂町/小海町)

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高見石から見た白駒池と左奥に浅間山。

八千穂高原スキー場駐車場/第2リフト乗場831=838降場845-920剣ヶ峰924-929林道934-941諏訪門(国道299号)-1000林道から登山道へ-1028白駒池北畔-1115高見石小屋-1119高見石1135-1206白駒池西畔1223-1312諏訪門-1318剣ヶ峰1325-1353第2リフト上-1427八千穂高原スキー場駐車場

北八ヶ岳の東の少しはみ出たような場所に「剣ヶ峰」というピークがあり、少し気になっていた。山頂は樹林に囲まれているようだが、その前後の尾根筋はそれなりの展望があるようだ。冬期は国道299号の麦草峠前後は車両通行止。冬の白駒池の佇まいにも興味があり、八千穂高原から剣ヶ峰・白駒池を経由して高見石まで足をのばしてみようと思った。

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(左)白駒池までは信濃路自然歩道をたどる。(右)急登の先の痩せ尾根で展望が開ける。

八千穂高原スキー場の駐車場に車をとめる。スキー場からの出発は駐車場所の心配がないので助かる。今回も最初はリフトで楽をする。1回券を買い、リフト運行開始と同時に第2リフトに乗車。降りたところから前方の樹林に入れば、信濃路自然歩道が通じている。先行者のスノーシューの跡がある。昨晩の雪が数センチ、その下は固く凍り付いているので軽アイゼンをつける。

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(左)剣ヶ峰手前から縞枯山・北横岳方面。(右)剣ヶ峰山頂。

少々甘く見ていたきらいがあるけれど、剣ヶ峰への登りはかなりの急登。ジグザグに尾根を登る。凍った足元が滑り、ペースはあがらない。周囲は針葉樹林帯でなかなか展望も開けない。剣ヶ峰直前は痩せ尾根となり、ここでようやく展望が開ける。西に見慣れない角度で縞枯山や北横岳方面が望める。それもわずかな距離で、樹林の中の剣ヶ峰へ到着。気づかず通り過ぎそうなピークである。

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(左)車の走らない国道を歩く。(右)白駒池へ樹林帯を歩く。

緩やかに下ると林道に出る。ここからの林道・車道は積雪が深いのでスノーシューに履き替える。国道299号に出て右折、さらに信濃路自然歩道の案内板に従って林道へ、そして白駒池へと続く登山道に入る。緩やかな道は雪に覆われ、森閑とした針葉樹林の中を進む。白駒池の北岸に出て、凍った池の上を歩いて白駒荘の方へと向かう。池の上を歩けるのはこの季節ならでは。池の上で遊んでいるグループも見受けられる。

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(左)凍った白駒池の上を歩く。(右)分岐から高見石へ。

麦草峠側に少し歩いた分岐から高見石へと向かう。針葉樹林帯の緩やかな登り。多くの人が歩いていて、道は適度に踏まれている。空が少し広くなったと感じると高見石小屋の前に出る。その脇から高見石に登る。空は晴れているが、遠くの山並は大方雲の中。眼下に白駒池、右手遠くは御座山か。左に浅間山、さらに左手間近に蓼科山や縞枯山方面。小屋の向こうの北アルプスは雲に隠れている。

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(左)高見石へ上る。(右)高見石から蓼科山方面の展望。

白駒池の畔まで降りて昼食休憩とした後、往路を戻った。剣ヶ峰の北側の凍り付いた急斜面は、下りの方が一層注意を必要とした。往路に使った第2リフトを通り過ぎ、信濃路自然歩道を最後まで歩きとおし、スキー場の駐車場に戻った。展望の開ける場所が意外に少なく、やや期待外れ。それでも雪景色の中を楽しく歩くことができた。

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(左)北アルプスは雲の中。

[参考]八千穂高原スキー場 1回券 500円
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2019年07月21日

北八ヶ岳[冷山~麦草峠~高見石](茅野市/佐久穂町)

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冷山山頂付近。苔が地面を覆う。

奥蓼科渋の湯813-908冷山のコル手前-920冷山925-1018狭霧園地-1048麦草峠1126-1151白駒池入口分岐-1227高見石小屋(-高見石往復)1242-1328賽の河原地蔵1334-1438渋の湯

曇りの天気予報。こんな梅雨空には北八ツの樹林帯をしっとりと歩きたい。ずっと気になっていたのが、渋の湯の北にある「冷山」というピーク。登山記録もまれにしか見られない。登山地図上、一般登山道でないのも気にかかる。奥蓼科の渋の湯まで車を入れる。といっても渋の湯ホテルは休業してしまったので、その手前の渋御殿湯に駐車。

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(左)渋の湯登山口。冷山は左へ。(右)冷山のコルへの登り。

登山計画書提出ボックスから、メインの登山道は右へ橋を渡り高見石や黒百合ヒュッテ方面。今日は左へと沢沿いに進み、左の山腹へと針葉樹林帯をジグザグに登る。右へ巻き気味の登りから、大きく折り返しを繰り返せば傾斜が緩む。北八ツらしい針葉樹と苔の道。意外に道は明瞭で、赤テープも適度にある。「冷山のコル」よりも少し手前だったが、左に入る踏み跡と赤テープを見つけ、道をはずれ冷山のピークを目指す。

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(左)冷山山頂。針葉樹に囲まれている。(右)冷山のコルはこのあたりか。

踏み跡は微かで錯綜し、数種類のテープがあったりなかったり。結局は自分で方向を見極めて進むしかない。地形は平坦で、足元は苔が覆う。たどり着いた山頂には手製の山名標。針葉樹林の中で展望皆無。帰路は別の赤テープを追ったら、少し北側で道に出た。文字の消えかけた道標があり、このあたりが登山地図上の「冷山のコル」なのか。

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(左)シャクナゲ咲く道を狭霧苑地へ。前方に茶臼山が顔を見せる。(右)麦草峠。

冷山の東北側の平坦地にはシャクナゲが見られたが、その先の下りは足元の岩や木の根が滑る。針葉樹林に出入りして進み、狭霧園地へ。何かあるのかと期待していたが、季節のせいなのか特に見どころはなかった。国道299号の南側に沿う道をたどって麦草峠へ。これまでまったく人の姿がなかったが、いきなり登山者が増える。

今日の主目的は冷山だったので、後半はおまけのような感じだったが…。麦草峠からシャクナゲ咲く白駒の奥庭を経て黒曜の森、観光客の姿が増えて白駒池への苔に囲まれた木道となる。白駒池へと下る手前で右折して高見石小屋への緩やかな登り。小屋の脇から高見石に登り、白駒池を見おろす。本日の行程では数少ない展望地であり、最高点。

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(左)高見石から白駒池を見おろす。(右)賽の河原。来た方向を見あげる。

高見石からの下りでは再び人影がなくなり、最初はしっとりとした針葉樹林と苔の緩やかな道。標高2000mを下ると視界が開け、岩が重なる中をたどる急な下りとなる。賽の河原と呼ばれるのはこのあたりだろう。この道は以前、数回歩いたはずだがまったく記憶がない。岩がゴロゴロで歩きにくい。お地蔵さまが傍らに立ち、シャクナゲの花が咲いている。前方右手に冷山の山容が見える。

さらに、樹林帯に入ると、湿気が多いせいか岩が滑る。沢を渡ったりして、意外と時間がかかってようやく渋の湯に帰り着いた。針葉樹と苔の森、さらに滑りやすい大岩に覆われた歩きにくい道。北八ツらしい風景の中を歩き回った。

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(左)渋の湯への下りで前方に冷山方面。

[参考]渋御殿湯 駐車料金 1日1,000円
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2019年06月30日

麦草峠~白駒池散策(佐久穂町/茅野市)

麦草峠西側駐車場1114-1150白駒池1155-1230麦草峠-1236駒鳥の池1240-1247駐車場

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(左)針葉樹林帯の黒曜の森。(右)白駒の奥庭。

雨の天気予報が続いているので、いつ山に行けばよいかわからない。小雨ぐらいなら、苔を見ながら北八ツの樹林帯を歩くのも悪くないと考え、麦草峠まで車を走らせる。いつもの通り、麦草峠西側の無料駐車場に車をとめる。雨はさほど落ちていないが風が強い。こんな天気なのに10台ほどの車がとまっていた。

とりあえず白駒池に向かう。雨はほとんど降っていないけれど、大きな水たまりが連続して足元は濡れてしまう。霧の流れる針葉樹林帯は幻想的でもあり、少々怖い感じもする。緩い下りで、溶岩とシャクナゲなどの低木が庭園を思わせる「白駒の奥庭」を過ぎると、有料駐車場からの道をあわせる。観光客風の人が少しは歩いている。

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(左)白駒池近くの苔の森。(右)白駒池は霧雨の中。

木道の両側に苔が美しい。白駒池に下っても深い霧雨に覆われて景色は開けない。午後は天候が回復する予報もあったため、あわよくばニュウか高見石くらいまでは足をのばそうかと考えていたが、雨が強くなった。この状態で歩き回っても面白くないので、麦草峠まで戻り、少し西側の駒鳥の池をのぞいてから駐車場に戻った。
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2018年09月17日

北八ヶ岳[唐沢鉱泉から東天狗岳](茅野市/小海町)

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すりばち池から見た天狗岳。

唐沢鉱泉820-847八方台尾根に右折-913八方台分岐-932唐沢鉱泉分岐-1018黒百合ヒュッテ1023-1028中山峠-1123東天狗岳1205-1233天狗の奥庭上1238-1309黒百合ヒュッテ1318-1358唐沢鉱泉分岐-1450唐沢鉱泉

今回も別の山域に登る計画だったけれど、朝の天気を見て急遽変更。太平洋側の方が、天気がいいので、南下して八ヶ岳方面を目指す。このところ、このあたりばかり登っている。どこを歩くか、はっきり決めていなかったけれど唐沢鉱泉の下の無料駐車場に車をとめる。厚い雲が空を覆っているので、駐車場にはかなりの空があった。

唐沢鉱泉まで来てみれば目指すのは天狗岳ということになるけれど、コースは少し変化をつけてみる。渋の湯との間の尾根に向けて針葉樹林帯をジグザグに登っていく。八方台方面との十字分岐に至り、東に向けてごく緩やかな登り。歩く人が少なく道形が細いためか、苔の緑が一段と際立つ。広い尾根のやや右に道が移れば、渋の湯からの道を合わせる八方台分岐。

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(左)苔が美しい道。(右)唐沢鉱泉から直接の道を合わせ、岩が重なる。

その先は北八ツらしい岩ゴロの登り。唐沢鉱泉からの直接の道を合わせると勾配が増す。途中、右手の迂回路に入る。左下の沢に累々と重なる岩を見おろす。いったん道が合流した後も、右手の木道が敷かれ、金属製の橋が随所に架けられた道を登る。濡れた岩や木道が、わかっていても滑る。

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(左)黒百合ヒュッテ。(右)東天狗岳山頂が見えてくる。

傾斜が緩むと黒百合ヒュッテの前に出る。東天狗岳への登りは、時間のかからない中山峠経由の道をとる。山頂部には霧がかかっているものの、中山峠から東天狗岳にかけては多くの登山者とすれ違う。樹林帯に出入りして進めば手足を使う岩場もあらわれる。直登を我慢すれば天狗の奥庭経由の道を右から合わせ、岩峰を右手から巻いて、岩がちの登りをこなせば東天狗岳山頂。

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(左)東天狗岳から南方の展望はこの程度。(右)東天狗岳から望む西天狗岳。

絶望的な天候だったが、風が雲を押し流し、ときどきは展望が得られる。北に中山や蓼科山方面、西に西天狗岳。しかし、南の赤岳方面は厚い雲に覆われている。山腹の木々は色づきはじめ、季節が進んでいることを感じる。この天候なので西天狗岳には登らず、下山は天狗の奥庭経由の道を久しぶりに歩いてみる。ハイマツと岩が重なる庭園風の景色の中、歩きにくく時間はかかるけれど風景は楽しめる。

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(左)天狗の奥庭から蓼科山・中山方面の展望。

天狗の奥庭から黒百合ヒュッテに下り、そのまま唐沢鉱泉へと下山した。途中、唐沢鉱泉分岐からは直接、唐沢鉱泉に下る道をとったが、下山する頃に少しずつ天候は回復した。こちらの道も中間部では苔が美しかった。東天狗岳はもっとも多く登っている山のひとつ。天候が悪くても、それなりに楽しむことができた。
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2018年09月09日

北八ヶ岳[高見石~中山~ニュウ] (佐久穂町/小海町/茅野市)

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ニュウから白駒池・縞枯山方面を望む。

麦草峠西駐車場746-749麦草峠753-823白駒池分岐-910高見石930-1031中山展望台1041-1046中山-1105見晴らし台1110-1204ニュウ1237-1347白駒池(白駒荘)1353-1431麦草峠-1434麦草峠西駐車場

秋雨前線が停滞している。別の方面の登山を計画していたが、天気予報が芳しくない。どうせ晴れ間が望めないのなら、樹林帯を鬱々と歩くのもいいと思い北八ヶ岳へ。麦草峠の西側にある無料駐車場に車をとめる。雨は落ちていないけれど、空を雲が覆い、風が強い。天候のせいか、駐車場は6割程度しか埋まっていない。

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(左)高見石への登り道。

何回も歩いた道だけれど、白駒池から高見石・中山・ニュウと周回しようと思う。少し歩けば、笹原広がる麦草ヒュッテの前に出る。北八ツらしい針葉樹と苔の道から、園地風の白駒の奥庭を通り、白駒池が近づけば木道が整備された遊歩道へ。白駒池に出る前に右折して高見石への登りへ。白駒荘横からの登り道よりは緩やかだが、このところの雨でぬかるみが多い。

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(左)高見石へ登る。(右)中山への登り。

高見石小屋の前は、この天気なのに多くの登山者が行き交っている。高見石の上からは白駒池が眼下に望めた。中山方面に向かい、少し下った鞍部は水浸しで足の踏み場がないほど。その先は針葉樹林帯に、足元の岩が滑って歩きにくいだらだらした登りが続く。登りが緩み、少し行くと中山展望台。霧が巻き、遠望は得られない。中山山頂の先では、前方に北八ツの樹林帯を見渡すことができる。左手にニュウが岩峰をもたげていた。

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(左)中山展望台。(右)中山南側から樹林帯を見渡す。左端にニュウの岩峰。

大岩の急勾配を下り、樹林の中を中山峠に進む。ニュウへの分岐を過ぎて、中山峠手前の天狗岳・硫黄岳が見渡せる見晴らし台まで行くが、山頂部は雲に隠れている。分岐までもどり、ニュウへは概ね緩い下り。ぬかるみと濡れた岩と木の根に気を配りながら下れば、ニュウの岩頭が目の前にあらわれる。岩の上に登れば、縞枯山方面から白駒池、中山から天狗岳・硫黄岳へと展望が広がっていた。雲も少なくなってきたようだ。

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(左)中山峠北側の見晴らし台から雲に覆われた硫黄岳・天狗岳。(右)ニュウから硫黄岳・天狗岳を望む。

ニュウに到着したときは5~6人しかいなかったが、その後、いくつも大団体が到着。山頂やその下の広場は50人以上の大混雑となった。たしかに団体山行を組みやすい山域なのだが。早々に山頂から退散する。ニュウからは相変わらずの木の根と岩の道を下り、観光客の多い白駒池に出て麦草峠に戻った。至るところ水浸しで足元は泥だらけになってしまった。
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2017年11月05日

北八ヶ岳[桜平から東天狗岳](茅野市/小海町/南牧村)

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南側の鞍部から見た東・西天狗岳。

桜平駐車場809-815林道ゲート-840夏沢鉱泉-922オーレン小屋927-1004箕冠山-1014根石岳-1037東天狗岳1052-1118根石岳1158-1208箕冠山-1230夏沢峠1235-1256オーレン小屋-1326夏沢鉱泉-1352桜平駐車場

本格的な冬が来る前に少し高い山に登りたいと考えて北八ヶ岳・天狗岳へ。桜平まで車を入れて、夏沢鉱泉・オーレン小屋を経由するお決まりのルート。桜平は駐車場が整備されていた。最上部の駐車場(20台)は満車だったので、少し下の駐車場(60台)にとめる。ここからでも林道ゲートへ10分かからない。

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(左)桜平の駐車場。

つま先上がりの林道を歩いて夏沢鉱泉、そして薄雪を踏んで沢沿いの樹林帯の緩やかな登りでオーレン小屋へ。オーレン小屋も昨日で営業終了。箕冠山へは樹林帯のだらだらとした登り。足元には1~2cmほどの雪がある。溝状の道を進み、背後に木の間越しの峰の松目が見えるようになると箕冠山に到着。夏沢峠からの道が合流する。

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(左)オーレン小屋。(右)箕冠山の先で根石岳・天狗岳の展望が開ける。

箕冠山から階段状に下ると、前方に天狗岳と根石岳、そして根石岳の手前に広い砂礫地が広がる。いつもながら、樹林帯から飛び出して一気に展望が広がるこの瞬間が気持ちよい。根石山荘を左に見て、高山植物保護ロープの間から根石岳に登っていく。背後に硫黄岳・赤岳、南アルプスが頭をもたげる。冷たい風がたえず北西から吹きつけている。

根石岳から北面の下りは雪に足を滑らせないよう慎重に。砂礫の鞍部を過ぎて東天狗岳へは途中、岩場の左側を巻き痩せた岩の尾根を登る。登りついた東天狗岳山頂からは360度の展望。素晴らしい晴天。南に赤岳はじめ八ヶ岳のピークの数々と南アルプス。そこから右に御嶽・乗鞍・槍穂高。蓼科山の右には浅間山。東に御座山が意外と立派。その右に奥秩父の山々。

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(左)東天狗岳山頂から蓼科山。(右)東天狗岳から硫黄岳・赤岳・南アルプス方面の展望。

しかし風が冷たくてゆっくりできない。西天狗岳に足をのばすのはやめ、根石岳に戻って、東側の岩陰で休憩とした。下山は箕冠山から夏沢峠を経由した。箕冠山からしばらくは明るい樹林帯で、木の間から東天狗・根石岳・西天狗が綺麗に並んでいるのが見える。樹林帯の中の道を夏沢峠から、オーレン小屋へ。そして桜平へと下った。途中すれ違った登山者は40人ほどだった。
posted by 急行野沢 at 21:40| Comment(0) | 登山(北八ヶ岳-麦草峠以南) | 更新情報をチェックする

2013年09月14日

北八ヶ岳[ニュウ~中山~みどり池](小海町)

稲子湯上の登山口(駐車スペース)655-808沢の源頭-915ニュウ/白駒池分岐925-1005ニュウ1045-1127中山/中山峠分岐1132-1147中山1200-1220中山峠1230-1330みどり池1335-1445登山口

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(左)稲子湯の林道ゲート前の登山口(駐車スペース)。(右)その名のとおりシャクナゲが多いしゃくなげ尾根。

稲子湯のあたりから北八ツに登ったことがなかったので、みどり池・しらびそ小屋あたりの様子も知りたくて、稲子湯の上の林道ゲート前に車をとめて歩き始める。3連休の初日とあって、朝7時前にすでに10数台の車がとめられている。まだ、4~5台はとめられそうではあった。

登路はしゃくなげ尾根。ひとしきりカラマツ林の中を登ってから尾根上を行くようになると、その名のとおりシャクナゲが多くなる。花の頃に訪れたい気持ちにさせる。途中、沢の源頭のようなところで反対側の山腹に取り付いて、北八ツらしい鬱蒼と苔むした針葉樹林帯の登り。足元に岩が多くなるあたりは歩きにくいところ。総じて枝を払いながら歩くような所が多く、よい道とはいえない。他の登山者に会うこともなく、ニュウ/白駒池の分岐まではずいぶん時間がかかってしまった。

分岐からニュウまでは緩やかな道で、針葉樹の大木が美しい森林。ニュウを訪れるのは4回目になろうか。白駒池からの道をあわせると連休だけあって人が多くなった。岩が積み重なったニュウの山頂は多くの人がいて、ゆっくりとはしていられず、一段下がったところで休みを取った。一面の霧で何も見えなかったが、少しずつ晴れてくるようだった。

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(左)ニュウ/白駒池分岐。(右)中山付近から。樹林の海から頭をもたげているのはニュウ。

ニュウから中山峠に向けては途中までほとんど登り。今日登るピークがニュウだけというのも寂しいので中山まで足をのばす。中山山頂南側から、先ほど経由したニュウや天狗岳を展望できた。中山峠まで下り、さらにみどり池へ。みどり池への道は、中山峠直下あたりは落石の危険もあり歩きにくいところ。しかし急降下も一段落すれば、しっとりとした樹林帯の緩やかな下りとなる。本沢温泉への分岐あたりからはトロッコ軌道の跡も見られる。

しらびそ小屋には、最近の山ガールブームのせいか女性客が多いようす。女性に好まれそうな雰囲気の山小屋ではある。小屋の前のみどり池は思っていたよりも小さな池。背景には天狗岳が大きい。その先は道幅もやや広く歩きやすい道となったが、樹林帯の中、延々と歩いて駐車場所に戻った。

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(左)中山峠上から見た天狗岳。(右)しらびそ小屋前から見たみどり池と天狗岳。

2013年09月07日

北八ヶ岳[本沢温泉~東天狗岳](南牧村/茅野市)

林道ゲート前715-830本沢温泉野天風呂900-958夏沢峠1003-1045根石岳1100-1130東天狗岳1145-1200白砂新道分岐1210-1315本沢温泉1325-1425林道ゲート前

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(左)ゲート前の駐車スペース。(右)本沢温泉。野天風呂はこの先10分ほど。

八ヶ岳へは佐久側から入ったことがこれまでほとんどなく、稲子湯や本沢温泉からの登山路をいつか歩きたいと思っていた。ネットなどで調べてみると車高の高い4WD車なら本沢温泉手前の林道ゲートまで入れそうなので、本沢温泉経由で夏沢峠から天狗岳まで登ってみようと計画を立てた。

舗装道の終点には数台の車が駐車していたが、路面の荒れた林道に乗り入れてゲート前の駐車スペースに車をとめる。3台の先客があり、まだ4~5台程度とめられそうだった。ここから林道を1時間強歩いて本沢温泉へ。私の下山時刻には温泉だけ目当ての軽装の人も見受けられたが、それなりの登りもある道である。本沢温泉に到着してまずは野天風呂に入る。順番が逆なのだが、野天風呂については別項にまとめためでそちらへ

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(左)箕冠山の樹林帯を行く。(右)根石岳への登り。

本沢温泉から夏沢峠までは約1時間の登り。樹林帯の歩き易い道で、九十九折を繰り返しながら尾根に登りつき、概ね尾根の南側山腹を登って行く。割とあっけなく夏沢峠に到着。南に硫黄岳の火口が見え、それと対照的に北側には穏やかな山並の箕冠山。

美しい針葉樹林の中、だらだらとした登りで箕冠山へ。根石山荘の前を通り過ぎる頃から雨が降りはじめ、根石岳の山頂ではついに雨具をつけた。霧が濃くて展望もなくなった。すぐ目の前にあるはずの東天狗さえ霧の中に見え隠れしている。天気がよければ西天狗まで足をのばそうと考えていたが、この雨では東天狗で引き返すことにする。

下山路は根石岳の北側から白砂新道に入る。山火事の形跡があり、一部登山道が分かりにくくなっている。岩や木の根が張り出して歩きにくい急勾配が多く、やはり主稜線へのメインルートは夏沢峠への道だと思った。本沢温泉から来た道を林道ゲートまで戻ったが、この時間に登ってくる人と頻繁にすれ違う。今日は本沢温泉に宿泊して、明日登山ということなのだろう。

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(左)白砂新道の分岐。背景は根石岳。(右)霧の中の東天狗岳。