2024年06月01日

石尊山 …追分宿から(軽井沢町)

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石尊山から浅間山を望む。

追分宿駐車場637-653千米道路登山口657-806赤滝-830おはぐろ池-850石尊平-900石尊山944-950石尊平-1004おはぐろ池-1014林道へ-1031座禅窟-1206千米道路-1254追分宿駐車場

夕方から用事があるので、安全で簡単に登れる山へ。石尊山へ登るのは2回目。以前は1000m道路沿いの登山口に駐車できたが、いまそこは駐車禁止になっている。追分宿の駐車場(無料)にとめるよう案内があり、そこから別荘地の中を20分ほど歩かなければならない。

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(左)前半は緩やかで単調な道。(右)赤滝。

前半のなだらかな道がけっこう長く続き、歩きやすいけれど意外と退屈。このくらいの標高の山に登るには、やや季節は少し遅すぎるかもしれない。火山を感じさせる赤い水が流れる赤滝やおはぐろ池を過ぎ、標高が上がれば、曇の間から青空が見えるようになり、新緑の輝きが増したような気がする。

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(左)おはぐろ池。(右)石尊平。

石尊平で平坦になる。いつかここから剣ヶ峰方面へ歩いてみたいと思っているが、「立入禁止」の標識はなくなることはないのだろう。石尊平を過ぎれば、レンゲツツジの花が見られるようになる。石尊山の山頂は、浅間山の展望がなければ価値が半減する。雲に覆われていた浅間山の山容も、しばらく待っていたらかなり見えるようになってきた。

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(左)石尊山周辺のレンゲツツジ。(右)座禅窟。

下山は古くは修行の場であったという座禅窟を経由し、西側の林道を下った。途中、カラマツの幼樹が生えている植林帯に入り、林道をショートカットしようとしたが、ヤブが煩い箇所があってお勧めできない。最後は1000m道路に出て、車道を歩いて追分宿に戻った。

11年前の石尊山の登山記録はこちら → 「石尊山(2013年11月2日)」
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2023年07月27日

高峰山~水ノ塔山~東籠ノ登山(小諸市/東御市/群馬県嬬恋村)

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池の平湿原。鏡池に東籠ノ登山が映っている。

高峰高原ビジターセンター657-722粒ケ平-736高峯山739-751粒ケ平-807高峰温泉-858水ノ塔山903-940東篭ノ登山952-1018池の平駐車場-1031池の平湿原(鏡池)1034-1055池の平口1113-1153高峰温泉-1210高峰高原ビジターセンター

猛暑が続いて厳しい山に登る気にもならないので、手軽な高峰高原界隈を軽く歩くことにした。前回同様、高峰高原ビジターセンターの駐車場に車をとめる。高峰高原ホテルの裏、鳥居のある登山口からまずは高峰山へ。足元の笹が朝露に濡れていて、ズボンの裾を濡らす。ニッコウキスゲ・ツリガネニンジン・シモツケソウなどの花を見ながら進む。

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(左)花を見ながら高峰山へ。(右)高峰山の山頂。

粒ヶ平の分岐で左折して、ところどころ左手に黒斑山方面を眺めながら高峰山へ。その後は高峰温泉まで下る。高峰温泉からは道標に従って、水ノ塔山への登山道に入る。途中の展望地からは左に東籠ノ登山や高峰山方面を望む。八ヶ岳や北アは雲に霞んでいる。山頂手前は岩場が続く登山道になり、大岩の段差を越えて行く。「こんなに岩場があったかな」と昔の記憶などあいまいなもの。

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(左)水ノ塔山直下の岩場。(右)水ノ塔山の山頂。

手狭な水ノ塔山の山頂を過ぎると、針葉樹林に岩が重なる登山道。その先はザレ場から展望が開け、足元には宮ウスユキソウやイブキジャコウソウが咲いている。東籠ノ登山まで来るとぐっと登山者が増える。ほとんどは池の平方面からの登山者。雲がさらに多くなり、近場の烏帽子・湯ノ丸あたりしか望めないが、少し涼しくなった。

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(左)水ノ塔山から黒斑山や高峰スキー場。(右)稜線から東西の籠ノ登山。

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(左)イブキジャコウソウ。(右)ミネウスユキソウ。

池の平湿原に下ると、林間学校の生徒が何グループにも分かれて歩いていて、いっそう賑やかになった。鏡池に東籠ノ登山が映っているのが見られた。ハクサンフウロ・タカネナデシコ・クルマユリなどを見ると、夏の山だなと感じる。帰路は林道を歩いて車坂峠に戻った。

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(左)東籠ノ登山の山頂。(右)東籠ノ登山から烏帽子・湯ノ丸・西籠ノ登。
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2023年07月17日

浅間山外輪山[草すべり~Jバンド~黒斑山](小諸市/御代田町/群馬県嬬恋村)

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Jバンド方面の岩峰が目の前に迫ってきた。

高峰高原ビジターセンター643-747トーミの頭750-832湯ノ平分岐-850賽の河原分岐855-909Jバンド取付-921Jバンド-925鋸岳940-942Jバンド-951虎ノ尾-1010仙人岳1019-1035蛇骨岳標柱1105-1130黒斑山-1141トーミの頭1145-1232高峰高原ビジターセンター

真夏に登るような山なのか、微妙な標高だけれど、人気の山域に比べて人がさほど多くはないだろうと考えて浅間山の外輪山へ。朝6時半、高峰高原ビジターセンターの駐車場はまだ車は少なかった。下山時には満車に近かったが。今日は手っ取り早い中コースから登る。ほぼ樹林帯の中を登るが、途中、シャクナゲの花が点在している。

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(左)トーミの頭から浅間山を望む。(右)トーミの頭から槍・穂高連峰。

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(左)雲海の上に富士山。(右)ウスユキソウ咲く草すべりの斜面。

外輪山の稜線に飛び出し、ひと登りでトーミの頭。目の前に浅間山が大きい。右に目をやると雲海の上に富士山、その右に八ヶ岳・南ア・中央ア・御嶽。さらに穂高連峰や槍ヶ岳の穂先も望むことができた。その先は右へ、草すべりを下る。斜面は急だが、道は大きく折り返すようにつけられている。道脇にウスユキソウをたくさん見ることができた。

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(左)下ってきた草すべりを見上げる。(右)Jバンドの登りにはシャクナゲも。

湯の平分岐に下り着いて左折、薄暗い樹林帯の中を進めば賽の河原分岐。現在は噴火警戒レベル2のため、右手の前掛け山方面へは立入禁止。左のJバンド方向へは歩くことができる。しばらく行くと視界は開け、正面にJバンド方面の岩稜が立ちはだかっているのが見える。シャクナゲも咲くJバンドの急登。後半は岩場を左に進み稜線へ。いったん右折して鋸岳に立ち寄る。

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(左)Jバンド上から仙人岳方面を望む。(右)仙人岳山頂。雲間に前掛山。

雲が多くなってきた。北側からどんどん雲が流れてきて、太陽が遮られると風が涼しいけれど、日差しをあびると暑い。鋸岳から仙人岳・蛇骨岳へと続く稜線がこの行程のハイライトだろうか。蛇骨岳まで来るととたんに人が多くなった。黒斑山・トーミの頭と多くの登山者とすれ違いながら歩き、帰路も中コースでビジターセンターへ下った。

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(左)蛇骨岳~黒斑山から仙人岳を振り返る。(右)黒斑山から浅間山を望む。

同様のコース →「浅間山外輪山(2020年6月16日)」
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2022年12月27日

黒斑山~蛇骨岳(車坂峠から)(小諸市/群馬県嬬恋村)

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トーミの頭から浅間山を望む。

高峰高原ビジターセンター847-850車坂峠857-914車坂山-932コマクサ展望台937-1005槍ヶ鞘1007-1016トーミの頭1021-1036黒斑山-1110蛇骨岳標柱1151-1226黒斑山-1235トーミの頭1301-1339高峰高原ビジターセンター

年末年始に向けてさまざまな雑事があるので、比較的短時間で登れる初級雪山の定番である黒斑山へ。チェリーパークラインは、雪はさほど多くはないが朝は凍結している。高峰高原ビジターセンターの駐車場に車をとめる。朝8:30到着時13台、下山時20台。週末は混雑するが、今日は平日なのでまだ余裕あり。

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(左)展望地から槍・穂高。(右)槍ヶ鞘から浅間山。左はトーミの頭への急登。

歩きはじめは冷たい風が西から吹き付けていた。道はよく踏まれた雪道で、歩きやすく、迷うようなところもない。私は6本爪軽アイゼンで歩いたが、周囲は12本爪の人が多かった。車坂山を緩やかに越えて樹林帯を進めば、右手に八ヶ岳。さらに背後に北アルプス方面を望む展望地へ。樹林帯に出入りしながら登り、避難用シェルターを過ぎるとすぐに槍ヶ鞘のピークに出て、正面に浅間山を望む。

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(左)背後に富士山を望む。(右)トーミの頭から外輪山の稜線を望む。

ただ、山頂部は雲に隠れている。富士山を背後に見ながら急斜面を登ってトーミの頭へ。樹林帯を登り黒斑山の山頂へ。いずれのピークでも浅間山は全貌を見せてくれない。これだけでは歩き足りないので、蛇骨岳まで足をのばす。樹林帯に出入りしながら進む。右手に展望が開ける箇所も随所にあって、前方の外輪山の稜線も望める。蛇骨岳の標柱がある平坦地まで行って、しばらく待ったが浅間山は雲の中。

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(左)黒斑山の山頂。(右)蛇骨岳への道。

反対側の四阿山方面も雲にかすみ気味。あきらめて黒斑山を経由してトーミの頭まで戻る。ここが最後と思いしばらく待つと、何とか浅間山の山頂部が見えてきた。今日はこの程度が限度。中コースで樹林帯の道を下り、ビジターセンターの駐車場に戻った。途中、すれ違った登山者は30人強だった。

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(左)蛇骨岳から黒斑山方面を振り返る。(右)蛇骨岳から四阿山方面。

同じコースの記録はこちら → 「黒斑山~蛇骨岳(2020年1月25日)」
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2022年01月28日

東篭ノ登山~池の平湿原[湯ノ丸スキー場から](東御市)

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東篭ノ登山の山頂から浅間山を望む。

湯ノ丸スキー場高速カプセルリフト・降場838-(林道)912池の平駐車場923-1002東篭ノ登山1020-1055池の平駐車場1059-1109池の平湿原(北側)-1114池の平湿原(南側)1128-1147池の平駐車場1158-(登山道)1252湯ノ丸スキー場・第6駐車場

湯ノ丸山や烏帽子岳に比べて、東篭ノ登山方面は冬の登山者が少ない。そのため、過去にはトレースがなくて少々苦労したこともある。今日は湯ノ丸スキー場の金曜シニアデーを利用して、東篭ノ登山への登山とゲレンデスキーの両方を楽しもうという計画。湯ノ丸スキー場・第6駐車場にとめる。平日なので空いている。

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(左)林道から左に篭ノ登山。(右)池の平駐車場から篭ノ登山。

高速カプセルリフトに乗車し、降りたところから歩きはじめる。驚いたことに林道は圧雪車が通ったのか、きれいに圧雪されていてツボ足で快適に歩けた。池の平駐車場から念のためスノーシューを装着して東篭ノ登山への登山道に入るが、こちらもよく踏まれたトレースがあった。今日の状態ではスノーシューが無くても平気かもしれない。

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(左)東篭ノ登山の登山道へ。(右)登山道から東篭ノ登山を望む。

樹林帯を登り、視界が開けた先の山頂直下は直登。ここは何らかの滑り止めが必要かと思う。山頂では青空が広がっていたが、遠くの山並の多くは雲に隠れている。特に後立山連峰や北信五岳方面はまったく雲の中。間近の浅間山や反対側の湯ノ丸山・烏帽子岳あたりははっきり見えるものの、四阿山や八ヶ岳方面も何となく雲に霞んでいる。

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(左)樹林帯を抜け視界が開ける。(右)山頂直下は急登。

いったん下って池の平湿原にも立ち寄ってみたが、こちらへも珍しく明瞭なトレースがあった。ただ、やや深いところがあり、スノーシューがあった方がいいと思う。湿原は白一色で静か。見晴岳へ直接登る道に足を踏み入れたが、何度か深く踏み抜いたので進むのを躊躇う。

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(左)山頂から北アルプス方面。(右)山頂から池の平湿原と八ヶ岳方面。

下山してゲレンデスキーもしなければならないので、時間を考え池の平駐車場に戻り、林道左側に平行する登山道を湯ノ丸スキー場まで下った。途中すれ違った登山者は、東篭ノ登山で1人と、池の平駐車場で10人ほどのスノーシューツアーの集団だけ。第6駐車場に戻り、後は道具をすっかり変更してゲレンデスキーを楽しんだ。(金曜シニアデー:リフト1日券1,000円)

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(左)池の平湿原。前方は東篭ノ登山。(右)湯ノ丸スキー場から、烏帽子岳・湯ノ丸山・角間山。

冬期の類似のコースはこちら
→ 「池の平湿原~三方ヶ峰(2021年1月31日)」
→ 「東篭ノ登山~三方ヶ峰(2020年3月6日)」
→ 「池の平湿原(2020年2月9日)」
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2021年07月03日

ねんぼう岩から高峰山(小諸市)

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シャクナゲ咲く高峰山登山道

林道ゲート(ねんぼう岩入口)733-812ねんぼう岩-819登山道入口-854作業小屋(ここから広道)-935高峰温泉-1001粒ヶ平-1014高峰山1029-1043粒ヶ平-1100高峰温泉-1125作業小屋-1148登山口-1153ねんぼう岩1214-1239林道ゲート

梅雨時で天気が読めないので、比較的容易なルートへ。小諸市北部の深沢ダムの奥にある奇岩「ねんぼう岩」を経由して高峰高原へと登ることができると知り、いつか歩きたいと思っていた。暑い季節に歩くルートではないし、林道歩きが長いので登山の魅力はいまひとつか。ただ、中間部の登山道の雰囲気は悪くはなかったし、クリンソウやシャクナゲなどの花で埋め合わせはできたかもしれない。

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(左)登山口(林道ゲート)。(右)ねんぼう岩。

広い駐車スペースのあるゲート前から林道を歩く。途中、沢沿いの遊歩道は荒れていそうだった。40分ほどでねんぼう岩が見え、道脇に四阿がある。岩の直下への道は草に覆われているので、今日は遠くから眺めるだけ。山中にそびえる姿は迫力がある。その先で標識に従い右手の登山道に入る。笹が煩い所もあるが、概ね歩きやすい道が沢の右上を進んでいく。緑濃い林相の雰囲気は悪くない。

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(左)緑濃い雑木の中の登山道。(右)クリンソウ咲く沢沿いの道。

左手の樹間に篭ノ登山方面の山腹が見え、硫黄の匂いが漂う。沢筋に下り支沢を跨ぎ、本沢を渡った先は登山道に沢水が溢れている。作業小屋の前を右折すると、道は再び広くなりクリンソウが咲き乱れている。右折して沢を渡り、山腹に取り付く。ひと登りで高いタワーのような施設があらわれる。高峰温泉の源泉施設なのだろうか。無人のはずだが、機械音が不気味に響いている。

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(左)温泉のための?タワー。(右)唐松と笹の斜面を登る。

唐松と笹原の中、広いけれど勾配のある道を高峰温泉へ。温泉の建物前から林道を少し歩き、高峰山の登山道に入る。こちらも歩きやすい道が適度な折り返しで、スキー場右手の樹林帯を登って行く。粒ヶ平で車坂峠からの道を合わせ、緩やかな道をたどれば、ところどころ左手に草原が広がるが雲が多く視界は開けない。

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(左)高峰山への登山道。(右)粒ヶ平の分岐。

多くのシャクナゲが道脇を彩っている。ところどころにレンゲツツジも。最高点と思われる地点を通り過ぎて、やや下りに転じた先に岩が連なる高峰山山頂。一番先に高峰神社が祀られている。空は雲に覆われていて展望はまったくないが、雨に降られなかっただけでも良しとしなければ。下山は往路を戻った。こんな天気なのに、高峰山付近では数人の登山者とすれ違った。

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(左)高峰山の山頂。
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2021年06月20日

池の平湿原周回~東西篭ノ登山(東御市)

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西篭ノ登山へ向かう。左に烏帽子・湯ノ丸。右に根子・四阿。

池の平駐車場926-937池の平湿原(鏡池)-946三方ヶ峰-1002見晴岳-1034池の平駐車場-1102東篭ノ登山1107-1126西篭ノ登山1154-1216東篭ノ登山-1235池の平駐車場

別の山にバリルートで登る計画だったが、登山口は濃霧で小雨も降っていて歩きはじめる気にならなかった。それでは湯ノ丸でレンゲツツジでも見て帰ろうとしたが、天気はだんだん快方に向かったので、湯ノ丸周辺の山に登ることにした。お決まりのコースだけれど、池の平湿原から三方ヶ峰方面を周回し、その後、東西の篭ノ登山を往復した。

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(左)池の平湿原。(右)雲上の丘から池の平湿原を見おろす。

遠景の山々は雲に覆われていたが、近くの風景は眺めることができた。濡れた滑りやすい木道を歩いて池の平湿原から三方ヶ峰へ。三方ヶ峰・見晴岳付近の保護されたコマクサはたくさん咲いていたし、イワカガミやシロバナヘビイチゴが多く見られた。雲上の丘を経由して、池の平駐車場に戻ってから、東篭ノ登山へ向かう。夏に登るのは久しぶり。山頂は多くの人々で賑わっていた。

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(左)東篭ノ登山。(右)東篭ノ登山から池の平湿原を見おろす。

大人数の団体からから逃れるように西篭ノ登山へ向かう。西峰は実は2回目。湯ノ丸・烏帽子・四阿山を左右に眺めながら、鞍部を経由し岩の道を西篭ノ登山へ。西の方に見えるはずの北アルプスはほぼ雲の中。休憩後、往路を池の平駐車場へ戻った。下山時には池の平駐車場も9割がた埋まっていた。その後、湯ノ丸スキー場付近に立ち寄って満開のレンゲツツジを楽しんだ。多くの人で賑わっていた。

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(左)西篭ノ登山。(右)湯ノ丸高原のレンゲツツジ。

[参考]池の平駐車場 600円
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2021年05月23日

剣ヶ峰[浅間火山館から天狗の露地・ヒサシゴーロ尾根](御代田町/小諸市)

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剣ヶ峰山頂から浅間山を望む。

浅間山荘750-818一ノ鳥居-840ニノ鳥居-919カモシカ平-930火山館935-953天狗の露地-1018尾根にのる-1055剣ヶ峰1121-1141九合目(標高2200)-1241三合目(標高1750)-1319浅間山荘

浅間山荘の駐車場には10台ほどの車しかとまっていなかった。現在、浅間山は規制により前掛山まで登ることはできない。そのせいだろうか。登るのは浅間山の南西にある剣ヶ峰。途中にある天狗の露地と呼ばれる場所や、下山にとるヒサシゴーロ尾根の展望が楽しみ。浅間山荘から火山館までは一般登山道をたどる。今日、途中出会った登山者は火山館付近で3人、剣ヶ峰付近で1人のみ。

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(左)ニノ鳥居。(右)カモシカ平。笹原が広がる。

一ノ鳥居・不動滝・ニノ鳥居と歩きやすい道が続く。「薪を運んで」という火山館の依頼にこたえて1本背負い、長坂を登れば笹原が広がる。沢を右下に見ながら進むとカモシカ平の案内板。左に外輪山の岩峰、右には牙山がそびえている。前方に初めて浅間山が見えると火山性有毒ガスの発生地帯。その先の成分で真っ赤な沢を渡り火山館に到着。

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(左)火山館の手前で赤い沢を渡る。牙山を振り返る。(右)火山館。ここで右手の踏み跡に入る。

今日はここからが本番。火山館前から右手の道に入る。最初は思っていたよりも明瞭な踏み跡が、亜高山的な深い針葉樹林に続いている。所々不明瞭な場所もあらわれ、赤テープも見ながら進む。しばらく進むと周囲が開け、露地風の広地に出た。ここが天狗の露地だろう。目の前に浅間山。ここからしばらく露地風広場と樹林帯が交互にあらわれる。

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(左)火山館から鬱蒼とした針葉樹林帯へ。(右)天狗の露地から浅間山を望む。

右手に剣ヶ峰とこれから登る尾根が近づく。尾根への取り付きが少々わかりにくい。2081付近の小広場から赤テープを追って南側の樹林帯に入り、南東にトラバース気味に進んで尾根にのったが、尾根の突端まで回り込むのが正解だったのかも。尾根上は草地に樹木が行く手をふさぐところも。踏み跡も錯綜するが尾根をたどればいい。最後は岩角や低木につかまりながらの急登で剣ヶ峰の山頂へ。

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(左)剣ヶ峰とこれから登る尾根。(右)剣ヶ峰の北東尾根にのる。

北東側に浅間山が大きい(冒頭写真)。その左に黒斑山など外輪山。南には蓼科山方面が霞む。東は浅間隠山・鼻曲山・八風山。遠景の山々は雲の中に隠れている。休憩の後、南側ピークまで低木の間を進み、ここからヒサシゴーロ尾根を下る。すぐに笹原となり、踏み跡不明瞭な中、軽井沢方面を見おろす。その先からは展望のよいガレ場が、途中に灌木帯を挟みながら標高1900mあたりまで続く。

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(左)剣ヶ峰山頂直下は急登。(右)剣ヶ峰から黒斑山方面を望む。

文字の消えかけた「標高2200m」の案内板を過ぎると、左手には谷状の広いガレた斜面が広がる。ガレ場の右端あたりを歩くようにする。灌木帯に出入りするあたりで不明瞭な場所があるが、マークをよく見て進む。途中から右手斜面にもガレ場が広がる。前方には千曲川流域の平地とその向こうに蓼科山方面、右手を振り向くと黒斑山や牙山が眺められる。

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(左)ガレ場を下る。前方は蓼科山方面。(右)ガレ場から山頂方向を振り返る。

標高1900を過ぎて樹林帯になるが、やや踏み跡がわかりにくいところがあり、赤テープが頼り。周囲に松の木が増えると道は明瞭になり、三合目・二合目の案内板を過ぎるあたりはトラロープの張られた急坂が続く。そのまま下れば往路の登山道に合流。合流箇所は踏み跡と赤テープがあるくらいで、明確な目印はない。浅間山荘まで戻り、真っ赤な温泉で一浴してから帰路についた。

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(左)樹林帯を下り三合目。

[参考]浅間山荘・駐車場 500円
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2021年01月31日

池の平湿原~三方ヶ峰[湯の丸スキー場から](東御市)

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池の平湿原を北側から見渡す。

湯の丸スキー場・第6リフト上908-948池の平駐車場-959池の平湿原北端-1004南端1010-1030三方ヶ峰1045-1116池の平駐車場1127-1222湯の丸スキー場・第6リフト下

東篭ノ登山に登る予定だったが、湯の丸スキー場に着いてみると小雪が降りしきるような天気。天候の回復を願いながら池の平の駐車場まで歩いても、空は晴れなかった。これでは展望は望めないので、今日は東篭ノ登山をあきらめて三方ヶ峰までの往復にとどめた。

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(左)池の平駐車場の先から湿原を見おろす。(右)湿原を南側から見渡す。

湯の丸スキー場の第6リフトに乗車。リフトを降りたところからスノーシューで歩きはじめる。少し下ると池の平へと続く林道に出る。林道には先行するスキーのトレースがあって、その上をたどって緩やかに登って行く。40分ほどで池の平駐車場に到着。駐車場や管理棟は雪に埋もれている。ここから池の平湿原へは、ごく微かな踏み跡を追って下っていく。

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(左)三方ヶ峰への道。(右)三方ヶ峰直下の登り。

真っ白な湿原を木道に沿って横切り、南端から登りに取り付く。ここからはトレース皆無で、吹き溜まりでは膝あたりまで埋まる。スノーシューでなければ歩けないと思う。小さな湿原を横切り、右へ斜めに登り、最後のちょっとした急登をこなして三方ヶ峰に到着。雲が展望を隠しているが、南の方向には晴れ間が見られる。湿原を見おろし、時々は篭ノ登山方面も微かに望める。

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(左)三方ヶ峰山頂。(右)三方ヶ峰から池の平湿原を見おろす。

池の平駐車場までもどり小屋の陰で休憩。スキー場へは林道南側の登山道を下って戻る。スキーのトレースもあり、随所にテープマークもある。ゲレンデ上部を横切り、第6リフトの下までこの登山道で下った。いつものことながら、この頃には青空が広がってきた。山中ですれ違ったのは5人。すべてBCスキーの人だった。湯の丸スキー場は思ったよりも賑わっていた。

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(左)三方ヶ峰から篭ノ登山を望む。(右)帰りの登山道はテープマーク頼り。
posted by 急行野沢 at 19:22| Comment(0) | 登山(浅間・高峰) | 更新情報をチェックする

2020年12月13日

鼻曲山[二度上峠から](軽井沢町/群馬県長野原町/高崎市)

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1445ピークから浅間隠山を望む。

二度上峠910-943氷妻山948-1038鼻曲山(小天狗)1044-1046大天狗-鼻曲山1106-1155氷妻山-1228二度上峠(-1242浅間隠山登山口-1257二度上峠)

3週間前に旧碓氷峠からの道で訪れた鼻曲山に、今度は二度上峠から登る。登山口の二度上峠からは浅間山がきれいに見える。実は今日の行程で一番浅間山がよく見えるのはこの登山口。鼻曲山まで歩きやすい道が続くが、笹が繁る樹林帯の中を行くので展望はあまり開けない。峠脇の5台ほどの駐車スペースには先着2台。

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(左)登山口の二度上峠から見た浅間山。(右)獅子岩の標識付近は岩峰が続く。

雑木と笹の尾根道を小さなピークを越えながら登って行く。1445ピークでは北側に浅間隠山がきれいに見えた。獅子岩の標識がある前後は岩峰が連なり、右側を巻いて行く。痩せ尾根状の鞍部からだんだん急になり、ひとつピークを越え、緩いピークを巻いて登れば氷妻山にたどり着く。前方樹間に特異な形の鼻曲山が見える。右の尾根沿いに進んだ後、左折して急な下り。冷たい風が北西から吹いている。

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(左)氷妻山。(右)氷妻山からいったん下る。鼻曲山が見える。

その先は笹原の中、しばらくは緩やかなアップダウンが続く。笹が道を覆い少し煩い所も。道はだんだん急になり、右から登ってきた尾根に登り着いて左折。小さなピークを越えた先は鼻曲山本体へ今日一番の急登となる。北側の斜面なので、薄暗く土が凍り付いて固い。やがて笹が道脇を覆うようになれば山頂は近い。国境平からの道を合わせればすぐに鼻曲山山頂。

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(左)しばらく笹原の緩やかな道。(右)山頂へ北側斜面の急登。

先日も訪れているのでわかってはいるが、浅間山の展望が木々にやや邪魔されるのが悔しい。南には軽井沢のスキー場に人工降雪が見える。八ヶ岳や美ヶ原方面は雲に霞んでいる。その先の山名標のあるピーク(大天狗)まで足をのばすが、関東平野の展望も霞み気味。下山は往路を戻った。途中から小雪が降り出し、いっそう寒さが増した。途中出会った登山者は4組7人。

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(左)鼻曲山・山頂。前方樹林越しに浅間山。
posted by 急行野沢 at 22:25| Comment(0) | 登山(浅間・高峰) | 更新情報をチェックする