2024年11月25日

茶臼山[恐竜公園↑中尾山温泉↓] (長野市)

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山頂近くの展望台から白馬三山や唐松岳を望む。

恐竜公園入口1004-1047マップポスト-1103茶臼山-1108展望台1204-1218一本松1220-1246中尾山温泉1248-1316恐竜公園入口

時間ができて天気もよいので、急遽、近場の山歩きに出かけた。長野市民にはお馴染みの茶臼山・恐竜公園の入口に車をとめて、恐竜の立ち並ぶ公園内の遊歩道を登って上部で山道に入る。以前も訪問しているので、茶臼山山頂が樹林の中で展望皆無なのは承知。その先の展望台から北アを望むことができるはず……だったが、雲が多くて稜線は隠れている。

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(左)恐竜公園の遊歩道を登る。(右)茶臼山の山頂は樹林に囲まれ展望はない。

しかし、1時間ほど粘っていると、爺ヶ岳・鹿島槍や白馬三山などが少し見えるようになった。手前に「西山」(長野市中心部から西方向の山間部を地元ではこう呼ぶ)の山村風景が見られるのが、ここのよいところ。下山は中尾山温泉経由、秋の晴天のもと山麓のりんご畑の中を歩いて、恐竜公園入口に戻った。近くにある共和の直売所に寄ってリンゴを買って帰った。

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(左)展望台から爺ヶ岳と鹿島槍を望む。(右)恐竜公園へ戻る途中、リンゴ畑の向こうに根子岳・四阿山。
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2024年11月20日

雪の信越トレイル[黒岩山・桂池](涌井↑戸狩温泉スキー場↓)

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黒岩山のあずまやの前からの展望。千曲川沿いの雲海の向こうは北志賀方面。

涌井(駐車スペース)708-748富倉峠-812ソブの池-938黒岩山(911ピーク)945-1031桂池1048-1146風穴分岐-1245仏ヶ峰登山口1256-1320とん平1326-1406オリオンゲレンデ下1413-1455戸狩野沢温泉駅1540=(飯山線)1553飯山1555頃=(タクシー)1610涌井

山には雪が降ったはずだが、さほど標高は高くないし、信越トレイルの道標が随所にあるはずだからと、少々甘く見ていたきらいがある。飯山氏涌井の国道292号脇駐車スペースに車をとめて歩きはじめる。登山口(涌井)からしばらくは雪もさほどではなく、延々と平坦な林道を歩くので問題ないと思っていたが…。

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(左)最初は雪も少なく平坦な道。(右)富倉峠。雪が深くなってきた。

ソブの池を過ぎ、黒岩山への登りにかかるとけっこう雪が増えてきた。深いところは20cmくらいあるだろうか。雪の上に熊の足跡をみつけ、熊鈴とホイッスルを大きく鳴らしながら進む。雪の重みで木枝が倒されて道を覆っている所も随所にある。黒岩山の三角点へは、そのため途中で行くのを断念した。

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(左)熊の足跡……(右)黒岩山三角点南側の分岐。三角点へ行くのは断念。

そこからの下りと黒岩山911ピークへの登りは雪のせいもあり急に感じられる。チェーンスパイク装着。黒岩山稜線のアズマヤ前からは東側に、高社山など北志賀方面の山並を展望することができた。下って桂池の畔の小屋(扉や窓はなくて「シェルター」と書かれていた)で休憩。その先も深い雪や道をふさぐ木枝に労力を奪われる。

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(左)黒岩山911ピーク付近のあずまや。(右)桂池。南側から。

はっきりした分岐には道標があり、道形もおおむねはっきりしているけれど、811標高点への登りは雪で道形を見失ったのだろう、ルートを間違え、四つん這いで急斜面を尾根まで登る羽目になった。それを別にしても、雪があったせいか後半は意外にアップダウンがある印象だった。

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(左)桂池北側のシェルター。(右)戸狩温泉スキー場のゲレンデを下る。

最後は戸狩温泉スキー場のゲレンデ最上部に出て、ゲレンデ内を下り、戸狩野沢温泉駅まで歩いた。上部のゲレンデはけっこう雪が深かったけれど、まだオープンの準備もはじめられたばかりのようす。山麓の平地にはまったく雪はなかった。飯山線で飯山まで出て、タクシーで登山口に戻り車を回収した。

[参考]飯山線(戸狩野沢温泉~飯山)210円
    タクシー(飯山駅~涌井)約15分 3,700円
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2024年11月14日

十石山……白骨温泉から(松本市) またしても穂高は見えず

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森林限界を越えてトラバース気味に登る。頭上は青空が広がっているが…

十石山登山口(白骨温泉上)724-813小広場(1790m)817-824湯沢ノ平-1000森林限界-1026十石峠避難小屋1029-1035十石山(三角点)1039-1044十石峠避難小屋1145-1202森林限界-1316湯沢ノ平-1324小広場1333-1409登山口

本格的に雪が降る前に少し高い山の景色を望んでおきたいという気持ちもあって、十石山を目指す。中間部の湯沢ノ平は平坦地だが、それを除くと変化が少ない退屈な樹林帯の登りが続く。十石山には過去3回登っているけれど、この山とはよほど相性が良くないのか、山頂からすっきりと穂高方面を展望できたためしがない。

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(左)登山口付近のカラマツの紅葉。(右)湯沢ノ平付近にの古い案内板。

今日も登って行く途中では青空が広がっていたはずなのに、山頂に着いてみると穂高も乗鞍も厚い雲に隠されていた。登る途中は汗ばむほどだったけれど、山頂に着いてしばらくすると真冬のような冷たい風が吹き、やがて霧雨が降り始めた。少し天候の回復を待ったがかなわず、消化不良のまま下山にかかった。

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(左)振り返ると松本方面は雲海が広がっていた。(右)避難小屋の直下から。

しかし、山麓部では落葉松の紅葉が美しかったし、この山の晩秋の風情を楽しむことはできたと思う。下山後は白骨温泉で白濁の湯につかり、気を取り直す。山中ではひとりも登山者に出会わなかった。それにしてもこの季節の2,500m峰でまったく雪がないのは驚き。

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(左)右手稜線の奥が十石山三角点。(右)十石山三角点付近から避難小屋。その先の穂高は雲の中で見えず。

[参考]白骨温泉「煤香庵」日帰り入浴 800円

過去の十石山への登山記録
→ 「2022年4月16日 十石山(残雪期)」
→ 「2021年9月5日 十石山」
→ 「2018年6月24日 十石山」
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2024年11月07日

[美ヶ原]王ヶ頭・王ヶ鼻……百曲り↑ダテ河原↓(松本市)

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三城牧場から美ヶ原の台上を見上げる。

三城いこいの広場906-939広小場-1032百曲り園地1036-1124美ヶ原(王ヶ頭)1126-1142王ヶ鼻1227-1240王ヶ頭下分岐1247-1316美岳荘1319-1354ダテ河原登山口1356-1403三城いこいの広場

天気予報では今秋一番の冷え込みになるといっていたので、高い山は避けて近場の低山にでも登ろうかと思っていた。ところが行ってみると登山口に通ずる林道が工事通行止めになっていて万事休す。

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(左)百曲がりの登りの落葉。(右)標高があがると冬の景色に。

どうしようかと考え、結局、気軽に歩ける美ヶ原へ。いつものように三城から百曲り経由で登る。百曲りというけれど、実際は40曲がりくらい。空は曇っている。山麓はカラマツの紅葉が美しいところも。しかし、百曲がりを登って行くと木々に氷が着き、初冬のおもむきに。

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(左)アルプス展望コースを進むと、王ヶ頭の頭上に青空。(右)王ヶ鼻から御嶽・乗鞍・穂高を望む。

百曲園地から王ヶ頭に向かっても雲は晴れなかった。アルプス展望コースも展望なし。しかし、王ヶ頭、王ヶ鼻と進むと頭上に青空が広がってきた。王ヶ鼻では、雲間に、穂高・乗鞍・御嶽、南アや八ヶ岳もときどき顔を見せるようになった。ダテ河原コースの下りでは、うっすら富士山も。三城に下った頃には、すっかり良い天気になった。三城から登っているのも、他に何人かいるようすだった。

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(左)王ヶ鼻から王ヶ頭方面を望む。(右)下山路、ダテ河原沿いの紅葉。
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2024年10月26日

斑尾山(斑尾高原ホテル↑黒姫駅↓)

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ゲレンデ最上部から妙高山を望む。

飯山駅850=(飯山市営バス)920斑尾高原ホテル920-928チロル前登山口-1022斑尾山北峰-1034斑尾山-1041大明神岳1104-1130釜石山分岐-1136林道斑尾線出合-1200荒瀬原登山口-1215県道1219-1350黒姫駅

なじみの斑尾山。紅葉の具合を見に、そして黒姫駅までの赤線つなぎを兼ねて登りに出かけた。飯山駅からのバスの乗客は私ひとり。斑尾高原ホテルの前から歩きはじめる。最初はゲレンデ内の登り。上部では折り返しながら登る。ゲレンデ最上部では紅葉越しの妙高山を望む。稜線に出ても紅葉はあまりぱっとしない感じだが、樹林の中の北峰、斑尾山それぞれの山頂を越えて大明神岳へ。

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(左)ゲレンデの登りから振り返る。(右)稜線を北峰から南峰に向かう。

私が到着したとき無人だった狭い大明神岳山頂は、しばらくすると10人ほどの登山者で大にぎわいとなった。曇空だが、眼下に野尻湖、その向こうに飯縄山・黒姫山・妙高山を望むことができた。曇空なのがやや残念。飯縄山の左には槍穂高、右にあるのは鹿島槍だろうか。

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(左)斑尾山(南峰)。(右)大明神岳から野尻湖の向こうに飯縄山・黒姫山。

あとは釜石山経由、荒瀬原までは登山道を下り、舗装道路に出て県道を黒姫駅まで淡々と歩いた。意外に多くの人が登っていて、途中ですれ違った登山者は40人ほど。黒姫駅では列車までかなり時間があったので有名な駅そばをいただくことができた。

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(左)野尻湖と黒姫山・妙高山。(右)釜石山への下りの紅葉。

飯山市営バス:400円
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2024年10月18日

大天井岳~燕岳 ……中房温泉から(安曇野市/大町市)

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前方に槍ヶ岳・大天井岳を見ながら縦走路を南下する。

10月17日[1日目]中房第2駐車場618-628中房登山口634-750第3ベンチ755-845合戦小屋851-906合戦沢ノ頭910-943燕山荘1028-1057蛙岩-1117大下りの頭1127-1239喜作レリーフ-1311大天荘1357-1336大天井岳1357-1403大天荘
10月18日[2日目]大天荘610ホ630喜作レリーフ740大下りの頭-758蛙岩-825燕山荘828-852燕岳858-919燕山荘931-951合戦沢ノ頭-1000合戦小屋-1032第3ベンチ1037-1131中房登山口1138-1147第2駐車場

9月末から10月上旬は、例年いろいろなことが重なって動きが取れず、数日にわたっての登山が難しい。そして、そうこうしているうちに多くの山小屋が営業をやめる時期になってしまう。今年もその例にもれず、一段落する10月15日以降も営業している小屋を確認しながら登山計画を考えることになった。北アルプスでまだ営業しているのは、槍穂高周辺か常念山脈周辺の小屋。

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(左)合戦沢ノ頭から燕山荘・燕岳を望む。(右)燕山荘から裏銀座方面の山並を展望。

あまりかわり映えしないけれど、結局、安心して歩くことができる合戦尾根から燕、大天井へ。朝6時、中房温泉下の第1Pは満車。第2Pに車をとめる。ところどころは色づいた葉も見られる合戦尾根をひたすら登る。合戦小屋を過ぎ、合戦沢ノ頭で、視界が開け、槍・大天井や行く手に燕岳の稜線を望む。燕山荘にたどり着けば、目の前に裏銀座方面の山並を展望。南東方向の富士山は雲に霞んでいたが。

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(左)燕山荘から燕岳を望む。(右)縦走路の蛙岩付近。

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(左)大天井岳が近づいてきた。(右)大天井岳への登りから縦走路を振り返る。

ここからは大天井までの稜線上、展望を楽しみながら歩くことができた。前方に槍・穂高・大天井。右手に鷲羽・水晶。後方に立山、鹿島槍など後立山連峰。蛙岩を過ぎ、歩きやすい縦走路が続く。合戦尾根に比べて、すれ違う登山者もごく少ない。欧米人2人組が手こずっていた喜作レリーフ手前の岩場を過ぎ、大天井への最後の登り。振り返ると歩いていた縦走路が一望できる。

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(左)大天荘に到着。左奥が大天井岳山頂。(右)大天井岳山頂。槍ヶ岳を望む。

大天荘に到着し、ほんの数分の山頂まで往復する。大天井岳の山頂には他にだれもおらず、大展望を独り占め。目の前に槍・穂高、右に鷲羽・水晶。さらに立山・針ノ木や鹿島槍。夕刻には雲海が広がってきた。大天荘の宿泊者は、今日は12人だけで、ゆったり過ごすことができた。

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(左)大天井岳から遠く鹿島槍ヶ岳を望む。(右)大天荘の前から常念岳方面。

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(左)夕刻、雲海が広がっていた。(右)2日目は縦走路を燕岳へもどる。

2日目は1日目よりも天気は悪く、周囲の稜線も雲に隠れがち。しかし、そのせいか、立ち寄った燕岳の山頂直下で半分白毛になった雷鳥に出会うことができた。合戦尾根を登る人は多かったけれど、秋の気配も感じながら比較的静かな山歩きを楽しむことができた。下山後、あずみ野の平地まで出て、しゃくなげ荘で汗を流した。

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(左)燕岳山頂。(右)燕岳山頂で雷鳥に遭遇。半分、白毛になっていた

[参考]大天荘:1泊2食付き 15,000円
    しゃくなげ荘:平日入浴 600円
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2024年10月10日

笹目尾根から風吹大池[北ア前衛] (小谷村/新潟県糸魚川市)

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風吹天狗原の湿原の向こうに白馬乗鞍岳・雪倉岳を望む。

ヤッホー平721-729風吹大池入口733-816笹目尾根820-847’1866標高点-933風吹天狗原葺き-949風吹山荘956-1025神の田圃1029-1109風吹天狗原分岐1117-1146フスブリ山1152-1217風吹天狗原分岐1234-1328’1866標高点-1352笹目尾根1358-1433風吹大池登山口-1500蓮華温泉1502-1534ヤッホー平

風吹大池を前回訪れたのは17年前のこと。土沢登山口から歩いた。シラネアオイの花を見たことぐらいしか記憶していない。今回は未踏の笹目尾根からの道をたどる。風吹大池周辺の湿原の草紅葉がきれいだった。ヤッホー平の駐車スペースに車をとめ、蓮華温泉方面に数分歩けば左手に登山口。

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(左)登山口から標高差300mの急登。(右)笹目尾根にのると勾配は緩む。

尾根に登り着くまでは標高差300mの急登。両側にはスギやブナの大木。その先の笹目尾根は途中に急登を挟みながら標高をあげて行く。足元はぬかるみが多い。樹林が視界を遮るが、やがて左手に頸城の山々が望めるようになる。さらに行けば、右手も雪倉岳方面が樹間に見えるようになる。木々も色づきはじめている。

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(左)尾根道から左に高妻山。(右)最初の小湿原。後方に雪倉岳・朝日岳。

1866を過ぎ、その先の急登からしばらく行くと小さな湿原が広がる。ここから風吹大池にかけて、いくつかの色づきはじめた小湿原を通り抜けていく。振り返ると雪倉岳や朝日岳がそびえている。大きく下り、右へ千国揚尾根への道を分けると、一段と大きな湿原。風吹天狗原というのだろうか。大きく下って風吹大池の脇を通り、風吹山荘前から池の周回路に入る。

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(左)風吹大池手前の大湿原。前方に風吹岳。(右)風吹山荘側からの風吹大池。

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(左)池塘が点在する神の田圃。(右)池畔周回路西側の高みから風吹大池。

風吹岳は展望がなかったと記憶しているので今回は立寄らない。池の北端から池塘が点在する神の田圃に立ち寄る。池の西岸の高みを越えて、風吹天狗原にもどる。ここの草原の広がりにはほっとさせられる。風吹天狗原の分岐からフスブリ山を往復。登山道は山頂を通らず、笹藪の中の三角点の所在もわからない。山頂直下らしき場所で折り返した。

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(左)広い湿原の風吹天狗原。(右)フスブリ山付近から高妻山を望む。

最後、登山口から蓮華温泉まで歩いたのは、単なる赤線つなぎ。途中、すれ違った登山者は3人だけ。そのうち笹目尾根側から登ったのは私以外に1人だけ。道も思ったほど難しくなく、道脇の木々も色づきはじめていて、静かな山を楽しむことができた。

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(左)下山時の笹目尾根から糸魚川市街と日本海を展望。
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2024年09月18日

[中央アルプス]麦草岳 …コガラ登山口から往復(木曽町)

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麦草岳から望む木曽駒ケ岳・宝剣岳・木曽前岳。

コガラ登山口647-728幸ノ川渡渉点-814力水・四合目半819-845五合目-912六合目912-951七合目避難小屋1001-1059麦草岳三角点(最高点往復)1137-1217七合目避難小屋1221-1240六合目-1258五合目-1318力水・四合目半1330-1404幸ノ川渡渉点1409-1439コガラ登山口

以前から気になっていた麦草岳。私の足でも日帰りできそうなので、コガラ登山口から往復してみた。登山口周辺は大規模なキャンプ場として整備され、登山者の方が場違いなほど。幸ノ川を渡渉し、山腹をジグザグに登って尾根に出たところが四合目。尾根上も樹林帯の登りが続く。

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(左)幸ノ川の渡渉地点。(右)水場のある四合目半。

四合目半に力水と呼ばれる水場がある。細いけれどしっかり水は出ていた。五合目を過ぎると少し勾配が緩んだような気がする。登りに慣れただけかも。少し岩がちな道があらわれ、七合目の避難小屋に到着。各方面への道が分岐するが、福島Aコースは通行止め。今日の本番はここから。

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(左)六合目。樹林帯の登りが続く。(右)七合目避難小屋。

麦草岳へは急登だと聞いていたが、やはりそれなりの登りが続く。登山者も多いはずはないので、足元も少し不安定。ダケカンバやハイマツの向こうに空が広くなってくると、前方に駒石が見えてくる。花崗岩の大岩が積み重なっている。それを過ぎれば、すぐに麦草岳の山頂(三角点峰2721.3m)。

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(左)麦草岳へは急登。(右)駒石。

東に木曽駒ケ岳・宝剣岳・木曽前岳、さらに三ノ沢岳などをきれいに望むことができた。その左手には将棊頭山や茶臼山。その向こうには八ヶ岳が霞んでいる。ただ、北アルプス方面は暑い雲に覆われてまったく見えない。すぐ南に麦草岳最高点(2733ピーク)が見えるので、ややヤブっぽい道をそこまで往復してみる。

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(左)麦草岳の山頂(三角点峰)。(右)前方右に見える麦草岳最高峰(2733m)まで往復する。

三角点峰を振り返ると、花崗岩とハイマツのコントラストが美しい、中央アルプスらしい風景が広がっていた。午後から天気が崩れるという予報通り、下山途中から遠雷が聞こえはじめて、四合目半の水場で強い雨が降りはじめたので雨具をつけた。中央アルプスの展望が得られただけ、よしとしなければ。下山後は「二本木の湯」で汗を流した(620円)。

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(左)2733から三角点峰を望む。(右)茶臼山・将棊頭山の向こうに八ヶ岳。
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2024年08月28日

[立山周辺]弥陀ヶ原・剣御前小舎・立山(雄山)(富山県立山町)

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剱御前小舎への登りから見た立山

8月28日[1日目]追分1053-1117一ノ谷1138-1226獅子ヶ鼻岩1236-1314天狗鼻1320-1420天狗平山荘1425-1509室堂1514-1524立山室堂山荘・泊
8月29日[2日目]立山室堂山荘716-746雷鳥沢-923剣御前小舎1016-1131雷鳥沢1137-1240立山室堂山荘1245-1257ホテル立山・泊
8月30日[3日目]ホテル立山805-852一の越山荘856-951立山(雄山)1030-1101一の越山荘1107-1142室堂ターミナル

当初の計画は、同行者の希望による剱岳登山。台風直撃の日程と思われたが、その後、台風のスピードはずいぶん遅くなった。しかし、この時点では天気が悪いことにかわりないので、剱岳は断念して縮小した計画に変更。室堂を拠点に天候を見ながら、臨機応変に山に登ることになった。

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(左)弥陀ヶ原。池塘の向こうに大日連山。(右)獅子ヶ鼻岩への登り。

初日は曇り空の下、弥陀ケ原を歩いて室堂へ。大日連峰の姿を左に見ながら進む。弥陀ヶ原は気持ちのよい木道が緩やかに続く。しかし、一ノ谷から獅子ヶ鼻岩にかけては、思っていた以上の急登、鎖場の連続だった。濡れた岩が滑る。室堂は急遽変更して予約した立山室堂山荘泊。

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(左)獅子ヶ鼻岩を登り立山が見えてきた。(右)2日目、雷鳥平を眼下に剱御前方面を望む。

2日目は天気がよければ、別山から立山への周回を考えていた。朝からの小雨がだんだん強くなり、剱御前小舎までで折り返すことになった。しかし、剱御前へと登って行く道は展望がよくて気持ちよかった。右手に真砂岳から立山、振り返れば室堂・雷鳥平、その右に奥大日岳。剱御前小舎の前から、雲に隠れ気味の剱岳がぼんやりながら望めたのが嬉しかった。昼過ぎには室堂に戻り、まったり過ごした。

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(左)剣御前小舎への登りから雷鳥平・室堂平方面。(右)剣御前小舎から剱岳。

3日目は天気が悪ければそのまま帰ろうかと思っていたが、好天だったので立山(雄山)まで往復した。同行者は「昔、立山に登ったことがある」と言い張るが、話を聞くとどうもあやしい。山頂の雄山神社・峰本社でご祈祷をしていただき(700円)、彼の「立山に登ってないかも疑惑」もこれで晴れた。山頂部は霧に覆われていたが、少しずつ晴れてきた。剱岳は雲間にぼんやり見えた。

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(左)3日目。一の越から雄山へは急登。(右)雄山直下から富山湾・能登半島。

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(左)雄山山頂。(右)雄山から剱岳を望む。

この天候なので山に人の姿は少なかった。結局、台風など天候に翻弄された山行になってしまった。富山の平地に降りてくると、むっとする暑さ。東海道新幹線が運転を取りやめた影響で、帰路の北陸新幹線はけっこう混雑していた。

[往路アクセス]
電鉄富山840=(富山地鉄・特急)933立山1000=(ケーブルカー)1007美女平1020=(高原バス)1050追分バス停 4,250円
[復路]
室堂1340=(高原バス)1430美女平1440=(ケーブルカー)1447立山1500=(富山地鉄)1607電鉄富山 5,320円
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2024年08月19日

[八ヶ岳]横岳 …南八ヶ岳林道登山口から杣添尾根往復(南牧村/茅野市)

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横岳から望む赤岳・阿弥陀岳。

南八ヶ岳林道登山口647-757標高2300m803-852横岳見晴台テラス856-935三叉峰947-959横岳1040-1052三叉峰1102-1131横岳見晴台テラス1135-1209標高2300m1220-1319南八ヶ岳林道登山口

杣添尾根を登るときに、海ノ口自然郷の駐車場に車をとめて最初に30分ほど別荘地の中を歩かなければならないのをいつも面倒に思っていた。ところが東屋やWCもある南八ヶ岳林道登山口まで車で入れるようになったことを知った。これなら、いままでより手軽に杣添尾根を登れそうだと思い出かけてみた。

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(左)南八ヶ岳林道登山口。(右)針葉樹林帯の登りが続く杣添尾根。

R141から県堺尾根の登山口を経由して25分ほど車を走らせると南八ヶ岳林道登山口。大部分は未舗装だけれど路面はさほど荒れてはいない。南八ヶ岳林道登山口には7~8台は駐車できそう。今日は、他に車はいなかった。歩きはじめは、とにかく暑くて汗が噴き出して、こんな状態で歩き続けられるのだろうかと思ったほど。

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(左)見晴台から八ヶ岳主稜線を望むが…(右)三叉峰への最後の登り。

いつもながら延々と針葉樹林帯の登りが続く。しかし、標高をあげると気温も少し下がり、勾配の緩む箇所もあらわれて、ひと汗かいた後は少し元気が出てきた。見晴台のウッドデッキに着いても前方の主稜線は雲に隠れ気味。それでもハイマツの枝で歩きにくい尾根をたどり、最後の急登を登って三叉峰の下で縦走路に合流。

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(左)三叉峰の下で縦走路に合流。(右)稜線を横岳へ向かう。

いままでより登行時間が短いこともあって何とか稜線までたどり着いた。天気も微妙で展望もいまひとつなので、横岳まで往復するにとどめる。しかし、横岳山頂で少し休んでいると雲が晴れる瞬間が時々あって、赤岳や阿弥陀岳、硫黄岳などを見渡すことができた。雲間から姿を見せる山並もそれはそれで美しい。

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(左)横岳に到着。(右)横岳から硫黄岳方面を望む。

花はあまり見られなかったが、横岳付近ではトウヤクリンドウがきれいだった。あまり天気のはっきりしない平日だったが、杣添尾根で10人ほど、稜線縦走路でも10人ほどの登山者とすれ違った。帰路は小海町の日帰り温泉「八峰の湯」に寄って汗を流した(平日:600円)。

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(左)横岳付近のトウヤクリンドウ。(右)下山時、雲に隠れ気味の赤岳。

同様のコースの記録はこちら
→ 「八ヶ岳(横岳=杣添尾根往復)2020年9月27日」
  このときは海ノ口自然郷の駐車場から
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 登山(南八ヶ岳) | 更新情報をチェックする