2019年07月30日

八ヶ岳[赤岳~阿弥陀岳](茅野市/原村)

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中岳側から見た阿弥陀岳

第1日[7月29日]美濃戸口(八ヶ岳山荘・駐車場)1131-1222美濃戸(美濃戸山荘)1232-1452行者小屋
第2日[7月30日]行者小屋602-612阿弥陀分岐-(文三郎道)-708稜線716-744赤岳816-836文三郎分岐-900中岳-911中岳のコル917-948阿弥陀岳1005-1015中央稜分岐-1036小ピーク(2630m)1041-1130不動清水入口1138-1219御小屋山-1319車道-1340美濃戸口

赤岳周辺で未踏破の文三郎道と、赤岳・阿弥陀岳間を歩くため八ヶ岳へ。車のラジオから、関東甲信が梅雨明けというニュース。それにしては雲が多い。美濃戸口に車をとめたのは、下山を御小屋尾根にとるため。駐車場には十分空きあり。今日は行者小屋までなので、歩きはじめは11時半。林道を1時間弱で美濃戸。虻が煩わしい。南沢沿いの登山道に入り、苔と針葉樹の中、沢沿いだけれど高巻きやだらだらとした登りが続く。

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(左)南沢沿いの道。(右)行者小屋から見た赤岳。

「美濃戸から行者小屋まで2時間」とする登山地図もあるけれど、私は足が遅いのかいつも2時間で歩けない。沢を左右に渡り返し、涸れ沢の中を歩き、針葉樹林帯を進めば行者小屋に到着。先刻から雷鳴が聞こえている。宿泊手続きを済ませ、しばらくすると雨が落ちてきた。平日のためか宿泊者は20名程度。スペースは十分、ゆっくり休むことができた。

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(左)階段が続く文三郎道。(右)シャクナゲ咲く文三郎道上部。

2日目の朝は晴れた。まずは文三郎道から赤岳へ。樹林帯の中、阿弥陀岳への道を右に分けた先は傾斜が強まり、金属製の階段が連続し森林限界を超える。一直線に階段が伸びるあたりは消耗するところ。階段がいったん途切れると小広場がある。周囲の山並を見回し、息を整える。朝日が照らす阿弥陀岳、眼下に行者小屋や赤岳鉱泉、その向こうに横岳から硫黄岳方面。道脇にシャクナゲやミヤマダイコンソウが咲いている。

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(左)キレット分岐から鎖のある岩場が続く。(右)赤岳山頂。富士山・南アを遠望。

その先も木の土留め状の階段が続くが、急な分、一気に高度を稼いで稜線に飛び出す。足元がザレた稜線を進めば、すぐにキレット方面への道を右に分け、左手の岩場に取付く。鎖が連続するが、難しいところはない。登山者は多くはないものの、登り下りで錯綜する箇所も。道端にリンドウが咲いている。竜頭峰の北側でキレットからの道を合わせ、梯子で岩場を登れば赤岳へ4回目の登頂。

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(左)赤岳から見た阿弥陀岳。(右)文三郎道分岐から横岳・硫黄岳方面を望む。

北八ツ方面は見渡せるが、北アルプスは霞んでいる。南は権現岳の向こうに南アルプス。富士山も雲の上に姿を見せている。少し休んでから、来た道を文三郎分岐まで戻る。そのまま直進して足元ガラガラの広い尾根を中岳との鞍部へ下る。目の前の阿弥陀岳は圧倒的な存在感。ハイマツ帯を登り、手狭な山頂の中岳へ。緩やかに下り、中岳のコルへ。

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(左)阿弥陀岳の登りから見た赤岳。(右)阿弥陀岳山頂。正面の赤岳は雲に隠れた。

阿弥陀岳へは、以前は簡単にここを登ったという記憶があったが、登山の記憶など曖昧なもの。梯子を登り、その先の鎖が張られた岩場がけっこう長くきつい。休みながら登る。振り返ると赤岳は雲の中に飲み込まれそうになっている。最後にハイマツの道をたどって阿弥陀岳山頂に立った頃には、赤岳山頂は雲に隠れてしまった。

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(左)摩利支天の岩場は梯子と鎖で越える。(右)花が咲く急坂をロープ頼りに下る。

阿弥陀岳からは西へ、御小屋尾根を下る。すぐの摩利支天の岩場を梯子と鎖で越え、中央稜への肩から右へ、ハイマツ帯の急下降。ロープがずっと設置されている。花々が彩る斜面だが、足場は悪い。前方の山麓方向は霧が覆いはじめている。2630m付近の小ピークでいったん傾斜は緩む。この先は灌木帯から樹林帯へ。大岩の左を巻くあたりはダケカンバの林相が美しい。

その先、針葉樹林帯の中、長い下りが続く。足元の岩が濡れていて滑る。緩やかな2296ピークを過ぎるとすぐに不動清水への分岐。ここからは傾斜も緩み、概ね歩きやすい道になる。苔もきれいな道は緩やかな上下で御小屋山へ。山頂標識から少し下に分岐。過去に舟山十字路へ歩いたことがあるけれど美濃戸口へははじめて。

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(左)御小屋山の下の美濃戸口・舟山十字路分岐。

出だしは苔が彩る急な下り。木の根の段差があるものの比較的歩きやすい。階段を下り左右に折り返した後は、尾根伝いに緩やかで幅広の道を下っていけば美濃戸口の別荘地の一角に出る。あとは道標に従って美濃戸口(八ヶ岳山荘)まで車道を歩く。梅雨明けで急に暑くなったのに身体がついていかないのだろうか、大汗をかかされた。

[参考]
美濃戸口(八ヶ岳山荘)駐車場 1,000円/2日間
行者小屋 1泊2食 10,000円


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2019年07月21日

北八ヶ岳[冷山~麦草峠~高見石](茅野市/佐久穂町)

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冷山山頂付近。苔が地面を覆う。

奥蓼科渋の湯813-908冷山のコル手前-920冷山925-1018狭霧園地-1048麦草峠1126-1151白駒池入口分岐-1227高見石小屋(-高見石往復)1242-1328賽の河原地蔵1334-1438渋の湯

曇りの天気予報。こんな梅雨空には北八ツの樹林帯をしっとりと歩きたい。ずっと気になっていたのが、渋の湯の北にある「冷山」というピーク。登山記録もまれにしか見られない。登山地図上、一般登山道でないのも気にかかる。奥蓼科の渋の湯まで車を入れる。といっても渋の湯ホテルは休業してしまったので、その手前の渋御殿湯に駐車。

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(左)渋の湯登山口。冷山は左へ。(右)冷山のコルへの登り。

登山計画書提出ボックスから、メインの登山道は右へ橋を渡り高見石や黒百合ヒュッテ方面。今日は左へと沢沿いに進み、左の山腹へと針葉樹林帯をジグザグに登る。右へ巻き気味の登りから、大きく折り返しを繰り返せば傾斜が緩む。北八ツらしい針葉樹と苔の道。意外に道は明瞭で、赤テープも適度にある。「冷山のコル」よりも少し手前だったが、左に入る踏み跡と赤テープを見つけ、道をはずれ冷山のピークを目指す。

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(左)冷山山頂。針葉樹に囲まれている。(右)冷山のコルはこのあたりか。

踏み跡は微かで錯綜し、数種類のテープがあったりなかったり。結局は自分で方向を見極めて進むしかない。地形は平坦で、足元は苔が覆う。たどり着いた山頂には手製の山名標。針葉樹林の中で展望皆無。帰路は別の赤テープを追ったら、少し北側で道に出た。文字の消えかけた道標があり、このあたりが登山地図上の「冷山のコル」なのか。

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(左)シャクナゲ咲く道を狭霧苑地へ。前方に茶臼山が顔を見せる。(右)麦草峠。

冷山の東北側の平坦地にはシャクナゲが見られたが、その先の下りは足元の岩や木の根が滑る。針葉樹林に出入りして進み、狭霧園地へ。何かあるのかと期待していたが、季節のせいなのか特に見どころはなかった。国道299号の南側に沿う道をたどって麦草峠へ。これまでまったく人の姿がなかったが、いきなり登山者が増える。

今日の主目的は冷山だったので、後半はおまけのような感じだったが…。麦草峠からシャクナゲ咲く白駒の奥庭を経て黒曜の森、観光客の姿が増えて白駒池への苔に囲まれた木道となる。白駒池へと下る手前で右折して高見石小屋への緩やかな登り。小屋の脇から高見石に登り、白駒池を見おろす。本日の行程では数少ない展望地であり、最高点。

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(左)高見石から白駒池を見おろす。(右)賽の河原。来た方向を見あげる。

高見石からの下りでは再び人影がなくなり、最初はしっとりとした針葉樹林と苔の緩やかな道。標高2000mを下ると視界が開け、岩が重なる中をたどる急な下りとなる。賽の河原と呼ばれるのはこのあたりだろう。この道は以前、数回歩いたはずだがまったく記憶がない。岩がゴロゴロで歩きにくい。お地蔵さまが傍らに立ち、シャクナゲの花が咲いている。前方右手に冷山の山容が見える。

さらに、樹林帯に入ると、湿気が多いせいか岩が滑る。沢を渡ったりして、意外と時間がかかってようやく渋の湯に帰り着いた。針葉樹と苔の森、さらに滑りやすい大岩に覆われた歩きにくい道。北八ツらしい風景の中を歩き回った。

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(左)渋の湯への下りで前方に冷山方面。

[参考]渋御殿湯 駐車料金 1日1,000円
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2019年07月14日

稲泉寺の大賀蓮(木島平村)

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木島平の稲泉寺のハスが綺麗だという話を聞いて出かけた。稲泉寺の周囲は、木島平らしい山麓の田園風景が広がっている。寺を囲む蓮田に多くの蓮の花が咲き誇っていた。午前10時頃に到着したが、午前中、特に早朝が見頃らしい。蓮田の泥水を俗世と見立て、そこから咲きだす清らかなハスの花を仏様に例えているのだという。

当日はちょうど「ハス花祭り」にあたっていて、ぼくち蕎麦(つなぎにオヤマボクチの葉の繊維を使って打っている)の販売もおこなわれていた。腰があっておいしい蕎麦だった。駐車場の案内などにも地元の人々が協力していて、円滑に見学をすることができた。見学や駐車場は無料。

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2019年07月10日

<東北遠征>月山 [月山8合目から姥沢へ](山形県鶴岡市/西川町/庄内町)

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行者返しの坂を過ぎて花畑が広がる。山頂部は左端。

鶴岡駅602=(庄内交通バス)810月山八合目815-935佛生池小屋945-1048月山三角点1051-1055月山神社1105(休憩)1135-1210牛首1215-1250リフト上ベンチ1301-1307リフト乗場=(月山リフト)1323リフト降場1327-1337姥沢バス停1420=(西川町営バス)=1515西川インター1535=(庄内交通・高速バス)1614山形駅

天気予報を見ていると、東北の日本海側の天気がよさそうだった。仕事が一段落したので、あわてて用意して月山へ向かう。百名山の中でも、登りやすい山だと思う。鶴岡駅前のホテルに前泊し、早朝のバスで月山八合目に向かう。羽黒山周辺からの途中乗車もあり、平日なのにバスの席は7割ほど埋まっている。2時間以上かかって八合目へ。眼下に庄内平野、向こうの雲間に鳥海山が霞んでいる。

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(左)一段登り弥陀ヶ原全体を見おろす。(右)チングルマ咲く道。

レストハウスの脇から階段を登り、木道を歩きはじめる。弥陀ヶ原の湿原に池塘が点在し、道脇にニッコウキスゲが咲いている。御田原参篭所経由の道を合わせたベンチ付近は、チングルマなどが咲いている。岩がちの登りがあって、緩やかな道に戻る。足元は、石畳状に石が並べられている場所も多い。

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(左)雪渓を横切り振り向くと鳥海山。(右)佛生池小屋を振り返る。

周囲は笹原に花が点在し、正面には時々霧に霞む山頂方向が見渡せる。シラネアオイが見られ、右の尾根へ取付くように登った先は、尾根の左下で雪渓を横切る。ミヤマキンバイやチングルマの花畑を過ぎ、1759三角点を左から回り込むと佛生池小屋。池の畔に石仏が立ち信仰の山でもあることを感じさせる。その先も右手前方に山頂部を見ながら、緩やかな登り。左下に行者ヶ原の湿原が広がり、その向こうは蔵王の山並か。

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(左)行者ヶ原を見おろす。(右)山頂へ木道が続く。左前方の雪渓を登る。

行者返しという急坂も距離は短い。その先、緩やかな石畳のような道の両側はハクサンイチゲなどの花畑が続く(冒頭写真)。尾根が右に左にと曲がるあたりにはウスユキソウが咲き、木道を進めば雪渓があらわれ山頂は目の前。右手の三角点に一度登り、それから最高点の月山神社へ。参拝料を払わないと立ち入ることはできない。神社に詣でてから、頂上小屋の脇を過ぎて山頂南面の広場にて休憩。

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(左)南側の広場から月山神社を望む。(右)下山する南西方向は雲海が広がる。

ここも周囲は花畑。南西側眼下に下山ルートが見渡せる。雲海に霞んでいるのは朝日連峰だろうか。姥沢への下りは、まずは石がゴロゴロした急な下り。小さな祠を過ぎ、花畑から笹が多くなる。雪渓を渡り尾根を緩やかに進めば牛首の分岐。すぐに広い雪渓の下りとなる。断続的な雪渓は距離も長く、下り勾配がある箇所も。私は使わなかったけれど、軽アイゼンを持参した方が安全かもしれない。

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(左)牛首から山頂部を見上げる。(右)下って来た雪渓を振り返る。

姥沢へ直接下る道を左に分け、雪渓を渡りながら、緩やかに右手尾根に登り返す。ベンチがあり、姥ヶ岳からの道を合わせればわずかな下りで月山リフトに到着。リフト北西の雪渓には夏スキーを楽しむ人たちの姿も。リフトを降りた後、10分ほど下り道を歩けば姥沢バス停に到着。脇には大駐車場がある。

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(左)リフトから雪渓のゲレンデを振り返る。

私以外の登山者は駐車場の車で帰途についていく。西川町営バスに乗ったのは私ひとり。西川インターで高速バスに乗り継いで帰途についた。雪渓があるとは思っていたが、雪の多いのに驚かされた。花も大いに楽しめたけれど、まだまだこれからが盛りなのだろう。急坂や危険な箇所もなく、歩きやすい。混雑して困るというほどではないけれど、多くの人が登っていた。

[参考]
庄内交通バス(鶴岡駅~月山八合目) 2,060円
月山神社 参拝料 500円
月山リフト(片道) 580円
西川町営バス(姥沢~西川IC) 500円
庄内交通バス(西川IC~山形駅) 1,190円
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2019年07月02日

八ヶ岳[舟山十字路から西岳](富士見町)

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西岳山頂から権現岳と編笠山を望む。

舟山十字路712-730広河原-813千枚岩-851右手巻道へ-916「西岳」案内板921-1023西岳1114-1154「西岳」案内板-1216巻道終わる-1226千枚岩1241-1324広河原-1345舟山十字路

梅雨前線の機嫌をうかがいながら、登る山を思案する。当初の予定は美濃戸から。しかし八ヶ岳山麓まで来てみると、編笠山と西岳のピークは見えているけれど、権現岳や赤岳方面は雲の中。そこで舟山十字路へ行先変更。かねての懸案でもあった舟山十字路から西岳への道をたどってみることにする。

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(左)舟山十字路。前方右手にP。西岳は右へ。(右)沢を渡りここで林道から右折。

舟山十字路には10台程度の駐車場が整備されている。広河原へと下る林道をたどる。阿弥陀聖水という水場を過ぎ、立場川キャンプ場への道を右に分けて進めば、前方の沢で林道は寸断されている。広河原沢と立場川本谷を、石を伝って渡る。その先、右手の「立場大橋に至る/旭小屋」を示す古い道標の背後から山道に入る。

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(左)山腹を右へ巻いていく。(右)第五配水池からの道と合流。

最初は倒木や崩れがちの箇所もあって歩きにくい。「立入禁止(富士見町国有林愛護会)」の標識とトラロープが道の左側に張られている。ほどなくトラロープも終わり、道もそれなりに整って山腹を右へと平坦に巻いていく。周囲は唐松林。巻き終わると第五配水池からの道を右から合わせる。案内板がある。さらに左の大岩を過ぎて左折し、岩の間を登って行く。

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(左)いったん作業道と合流(千枚岩)。(右)レンゲツツジ咲く道。

その先で作業道に出ると、「西岳/第五配水池/信玄隠岩」を示す道標がある。登山地図上で「千枚岩」というのはこのあたりか。しばらく作業道上を歩くと山道へと変わる。広い山腹に広がる唐松など樹林帯の道。だらだらとした登りは変化に乏しく退屈になる。蒸し暑くペースもあがらない。道が尾根の右側を巻く平坦路となると、やがて道沿いにレンゲツツジが咲き、右手木の間に山頂部も垣間見られ、少し元気が出てくる。

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(左)右手前方に山頂部が見える。(右)岩稜帯のやや左を急登。

尾根上に復した後は苔のついた岩の間を進み、岩稜帯の左を回り込むような急登となる。急登が一段落すると「西岳」を示す道標。しばらく尾根上の緩やかな道となり、広い尾根上には巨木が見られる。標高2180m位からは急な尾根の登り。いったん2250m付近で緩み、左手に稜線を見るものの、その先も木の根と岩の段差が大きい登り。

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(左)針葉樹の尾根を急登。(右)山頂直前で勾配が緩むと花が見られる。

空が少し広がり勾配が緩むと、道脇にキバナノコマノツメ・ウメバチソウ・コイワカガミ・ツガザクラなどの花が咲き、間もなく西岳山頂に到着。森林限界を持たない西岳だが、山頂からは目の前に編笠山が見える。左手の権現岳は雲から出たり入ったり。甲信国境の平地は見下ろせるけれど、その向こうの南アルプスは雲の中。ちょうど富士見側からひとり男性が登って来た。今日は青年小屋にテントを張るのだという。

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(左)西岳山頂。

下山は往路を戻った。山頂以外ではひとりの登山者にも会わなかった。道は歩きやすいとはいえないけれど、支障となる箇所はない。古い道標やマークも適度にあり、ヤブを漕ぐようなところもないが、ひたすら樹林帯の中を歩く。西岳からこの先、権現・キレット・赤岳・阿弥陀経由で舟山十字路にもどるのは充実した周回コース。私の脚では一泊を要すると思うけれど。
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2019年06月30日

麦草峠~白駒池散策(佐久穂町/茅野市)

麦草峠西側駐車場1114-1150白駒池1155-1230麦草峠-1236駒鳥の池1240-1247駐車場

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(左)針葉樹林帯の黒曜の森。(右)白駒の奥庭。

雨の天気予報が続いているので、いつ山に行けばよいかわからない。小雨ぐらいなら、苔を見ながら北八ツの樹林帯を歩くのも悪くないと考え、麦草峠まで車を走らせる。いつもの通り、麦草峠西側の無料駐車場に車をとめる。雨はさほど落ちていないが風が強い。こんな天気なのに10台ほどの車がとまっていた。

とりあえず白駒池に向かう。雨はほとんど降っていないけれど、大きな水たまりが連続して足元は濡れてしまう。霧の流れる針葉樹林帯は幻想的でもあり、少々怖い感じもする。緩い下りで、溶岩とシャクナゲなどの低木が庭園を思わせる「白駒の奥庭」を過ぎると、有料駐車場からの道をあわせる。観光客風の人が少しは歩いている。

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(左)白駒池近くの苔の森。(右)白駒池は霧雨の中。

木道の両側に苔が美しい。白駒池に下っても深い霧雨に覆われて景色は開けない。午後は天候が回復する予報もあったため、あわよくばニュウか高見石くらいまでは足をのばそうかと考えていたが、雨が強くなった。この状態で歩き回っても面白くないので、麦草峠まで戻り、少し西側の駒鳥の池をのぞいてから駐車場に戻った。
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2019年06月23日

角間山~湯ノ丸山(東御市/上田市/群馬県嬬恋村)

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レンゲツツジ咲く角間峠への道から角間山を見上げる。

旧鹿沢スキー場下・路側駐車帯726-744あずまや(旧鹿沢スキー場ロッジ位置)-827角間峠-856角間山914-935角間峠-1031湯ノ丸山(南峰)1050-1112鐘分岐-1143あずまや-1154駐車場所

雨模様の天気予報なので、短時間で行動が切り上げられそうな山を考えてみた。レンゲツツジの季節ということもあって、やはりこのあたりの山が手頃である。角間山周辺はほぼ人がいなかったけれど、湯ノ丸山周辺は多くの人で賑わっていた。地蔵峠周辺はツツジ祭りが開催され、駐車場整理にも係員が出て大変な賑わいだった。

地蔵峠を越えて群馬県側に下り、旧鹿沢スキー場下の路側駐車帯に車をとめる。20年以上前に廃止となった鹿沢スキー場の第1ゲレンデ左側につけられている道を登りはじめる。樹林帯に出入りしながら緩やかな登りで、昔はスキー場のロッジがあった平坦地に至る。四阿が建てられ、角間峠・コンコン平を示す道標や地図が掲示されている。角間峠に向けて、レンゲツツジが点在する緩やかな道を進む。前方に角間山が見える。

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(左)角間山への登りから振り返ると湯ノ丸。

鹿沢温泉から直接登る道と合流するあたりは白樺や岳樺の林相が美しい。四阿のある角間峠で右折して、笹原の中を疎林に出入りしながら概ね右へと巻き気味に登る。樹林が育ったせいか視界が狭まった気がする。「角間山0.3km」の道標を過ぎるといったん平坦地になり、レンゲツツジの向こうに角間山山頂が見える。その先、針葉樹林帯のちょっとした急登があって山頂に到着。角間山を訪れるのは4回目のはず。

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(左)山頂下から角間山を見上げる。(右)角間山の山頂。湯ノ丸・烏帽子が見える。

北側は雲に覆われているが、湯ノ丸・烏帽子・籠ノ登といった周囲の山並は見渡せる。角間峠まで戻り、このままでは物足りないので湯ノ丸山まで足をのばすことにする。笹と樹林の中の登りは少々単調。周囲が開けて振り返れば角間山の姿。道が緩めば湯ノ丸山北峰に到着。その先、湯ノ丸山南峰との間にはイワカガミの群落が見られた。

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(左)湯ノ丸への登りから角間山。(右)イワカガミ群生地から湯ノ丸南峰を望む。

角間山周辺では2組の登山者に会っただけだったが、さすがに湯ノ丸山は登山者が多い。山頂には30~40人ほど。さらに地蔵峠側からいくつもの団体が登って来た。展望は角間山同様、周囲の山々が霧の中から浮かび上がってくる程度。岩の段差が多い下りを進み鐘分岐へ。ここまで来ると観光客らしい人の姿も見られる。

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(左)湯ノ丸山南峰。背後は北峰。(右)鹿沢への道沿いのレンゲツツジ群生地。

鐘分岐から「鹿沢温泉」の方向を目指し、つつじ平の上部を横切るように平坦路を進む。しばらく進んだあたりの広場は、今日の登山道で最もレンゲツツジが見事だったところ。そうしているうちに雲が多くなってきた。往路に通った旧鹿沢スキー場内のあずまやに下り着いて、さらに旧スキー場下の駐車場所まで戻った。霧が視界のあらかたを覆いはじめていた。今日のコースは危険な箇所もなく、誰でも楽しめる。
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2019年06月16日

城戸平から三方ヶ峰(東御市)

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城戸平のレンゲツツジ

林道浅間線・駐車余地720-724ゲート-744林道右折点(カーブミラー)-813一之城戸-919二之城戸平924-951沢筋-1045三方ヶ峰1107-1141沢筋-1158二之城戸平-1250一之城戸-1306林道(カーブミラー)-1331駐車場所

このルートは宮坂七郎著「新版 信州の山 中部下巻」で知ったもの。三方ヶ峰自体は池の平湿原から簡単に登れるが、途中の城戸平に興味を感じた。レンゲツツジが見事らしいので、その季節を狙ったがやや早かったようだ。城戸平付近は咲いていたが、山頂直下はまだつぼみが多かった。唐松・白樺と笹の二之城戸平付近の雰囲気は悪くない。しかし、ルートの前半は作業道が縦横につくられて解りにくく、歩きにくくなっていた。

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(左)カーブミラーの箇所から右の作業道に入る。(右)「一之城戸」で左折。

浅間サンラインの新家交差点を北側に曲がり、深沢ダムを目指す。深沢ダムへの道を右に見送り、林道浅間線に入りすぐの路側余地に駐車。いつ雨が降ってもおかしくない天気。少し戻り右折、ゲート脇から山腹を西に巻く林道を歩く。20分ほど歩いて、カーブミラーの箇所から右へ入る。歩きにくい作業道を取捨選択しながら進み、右へトラバースした先に「一之城戸」のプレートがある。ここで左折してヤブがちな踏み跡に入る。

縦横につくられた作業道により、直登する古くからの道は分断され、不明瞭かつ木枝が道をふさぎ歩きにくい。往路は嫌気がさして途中から右手へ作業道をたどったため、ヤブを漕いで復旧するのに手間取った。じっと我慢して直登するのがいいと思う。「一之城戸」から8回目に交差する作業道を越え、赤テープを頼りに進むと道はジグザグに。大岩を見ながら右にトラバースすれば、傾斜は緩み二之城戸平の下部に至る。

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(左)一之城戸平。直登する踏み跡はヤブ気味で木枝も覆う。(右)二之城戸平。

随所にレンゲツツジが咲いている。足元の笹は深いところで膝下くらい。しかし、道形ははっきりし、マークも適度にある。白樺から唐松の林にかわり、「二之城戸平」のプレートを見て道はやや右へ。緩やかな道が続き、左手の展望が開ける。尾根の左下を緩やかに登った後、谷筋に出て沢の右岸(左)をたどる。唐松林の風景がやや単調に感じられる頃、勾配は少しずつ増してくる。

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(左)谷筋をたどる箇所。(右)急登斜面の一面のレンゲツツジはまだツボミ。

やや左に進んで岩の間を進むあたりから山頂に向けての急登が始まる。樹木は疎らになってきたが、笹原の中をひたすら登る。斜面一面にレンゲツツジが広がっているけれど、残念ながらまだつぼみ。盛期にはさぞかしと思わせる。イワカガミ咲く湿気の多い岩場を過ぎれば、池の平湿原からの道に合流。植生保護立入禁止の案内板が、反対側に向けて掲示されている。ひと登りで三方ヶ峰の山頂。

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(左)山頂下の斜面から東御方面。(右)三方ヶ峰山頂。右に池の平湿原が見える。

北側は雲に覆われているが、湿原が霧の中に浮かび、反対側は上田や東御の平地を見おろす。柵の中には保護されたコマクサが咲いている。小雨が時折落ちる天気だが、4~5人の登山者の姿を見ることができた。山頂以外では、誰にも出会わなかったが。下山は往路を戻った。作業道が錯綜するエリアでは、古い登山道を「一之城戸」まで、まっすぐに下った。歩きにくい箇所も多いが、そのルートが分かりやすいと思う。

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(左)三方ヶ峰山頂。保護されたコマクサが咲いている。前方は上田方面。
posted by 急行野沢 at 21:36| Comment(0) | 登山(四阿・湯の丸・浅間) | 更新情報をチェックする

2019年06月02日

白岩岳(伊那市/富士見町)

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白岩岳山頂から中央アルプスの眺め

黒河内林道・駐車余地836-915尾根にのる-1025[1800m平坦地]-1045[1925m小ピーク]-1140[2075mクモイコザクラ群生地]1155-1207稜線-1213白岩岳1255-1300稜線下降点-1337[1925m小ピーク]-1355[1800m平坦地]1400-1437尾根から左折-1505駐車地点

白岩岳は長年の懸案だった山。山頂の展望が素晴らしく、季節にはクモイコザクラの花が見られるという。しかし、明瞭な登山道のない山。花には出会えたけれど、山頂では南アルプスの方向は霧に覆われ、そちらの展望は得られなかった。中央アルプスが遠望できたのがせめても。標高1400m付近で尾根にのればあとは迷う心配は少ないけれど、そこまでの序盤はテープマークが多すぎてかえって選択に迷いがち。

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(左)黒河内林道の駐車余地。橋の手前左手。(右)営林署小屋南側から東の山腹へ。

南アルプス北沢峠へのバス乗場である仙流荘を過ぎ、戸台大橋のゲートを右に見て黒河内林道を北に進む。舗装道だが落石が多いので運転注意。東から白岩谷が小黒川に合流する少し南側、橋の手前左側に3台ほどの駐車余地がある。近くにマークがあり、小黒川に降りて適当な所で渡渉して東岸へ。そこから北に歩くと大岩がせり出した地点があり、その向こうに広場と営林署小屋の廃屋が見える。

この大岩の東側から山腹に取付く。マークを追って広い山腹に薄い踏み跡をたどると、左右にのびるトラバース道に出る。これを右にたどる。そのままずっと巻きそうなところ、マークを見て左にひと登りすると尾根の突端に登り着く(標高1400m付近)。このルートは一例に過ぎず、もっといいルート取りがあるのかもしれない。あとは右折して尾根を登ればいい。意外と踏み跡はしっかりしていてマークも多い。

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(左)尾根にのる。(右)倒木が多いが歩行に支障は少ない。

右は針葉樹林、左は唐松や雑木の新緑が明るい。足元には山名の由来か、白い石が多い。倒木も多いが、歩くのに大きな支障はない。標高1530m付近で左から尾根を合わせ、針葉樹やブナの大木も見られる中を登る。針葉樹林の樹影が濃くなってくると、単調な尾根の登りがやや急登となり、その先で標高1800m付近の平坦地へ。断続的に平坦地があらわれる歩きやすい尾根道も長くは続かない。

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(左)岩の右の際を急登する。(右)小ピーク(1925m)から稜線が見える。

岩稜帯があらわれると、大岩の右側を巻くように急登する。消耗させられるところ。小ピーク(標高1925m付近)に登り着くと、木の間から前方に稜線が見える。緩やかな道で岩の右の際を進む。登りはやがて広い尾根になり左右に九十九折を繰り返すようになる。その途中の右手の大岩(標高2075m付近)に、可憐なクモイコザクラの群落を見ることができた。

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(左)クモイコザクラ。(右)稜線が近づくと苔が多くなる。

尾根を小さなジグザグで登ると、針葉樹林に苔が濃くなる。傾斜が緩むと稜線に到着。といっても樹林帯の中。右折して緩やかに苔の樹林帯を進み、ちょっとした登りで三角点と手製の山名板がある白岩山の山頂に到着。何としたことか南東方向は霧が深く、一番の見どころである鋸岳をはじめとする南アルプスの山々は姿を隠している。しかし、南西方向は晴れていて、遠くに中央アルプスの山並を望むことができた。

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(右)白岩岳山頂。

山頂周辺には白い石が点在し、北東側は笹原になっている。山頂周辺にはさまざまな花が咲き、彩りを添えている。下山は往路を戻ったが、山中では誰一人にも出会わなかった。標高差1000mの登り一方の尾根は、思ったよりも時間がかかってしまった。他に沢を登るルートもあるようだ。なお、各標高は手元の高度計によるものなので誤差はあるかもしれない。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(南アルプス) | 更新情報をチェックする

2019年05月19日

三才山周回ルート[戸谷峰~六人坊~烏帽子岩](松本市)

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林道の途中から北アと右手に戸谷峰・六人坊を展望する。

三才山出合ドライブイン815-917尾根にのる(戸谷峰0.7km道標)-950戸谷峰1016-1053[R73鉄塔]-1130六人坊1155-1214三才山峠(林道蝶ヶ原線)-1244烏帽子岩入口-1256烏帽子岩1308-1346[三才山一の瀬1.5km]道標-1428防獣柵-1438三才山出合ドライブイン

戸谷峰には10年以上前に野間沢橋からの往復で登ったことがある。槍穂高の展望が素晴らしかった。その後、さまざまな登山記録を見ると、戸谷峰から尾根伝いに六人坊・三才山峠・林道・烏帽子岩、そして一の瀬へ周回できることがわかり、いつか歩きたいと思っていた。もう少し早い季節に歩く予定だったが、汗ばむ季節になってしまった。

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(左)国道の向こう側一段上の防獣柵が登山口。(右)新緑の登山道。

国道254号を松本から三才山トンネルに向かう。途中の右側にある三才山出合ドライブインの広い路側スペースの片隅に駐車。今回の登山口は、道のすぐ北側にある防獣柵。戸谷峰を経て保福寺側まで「美ヶ原高原ロングトレイル」として松本市により整備されている。道は新緑の雑木林の中、山腹を右へと巻き気味に一定の勾配で登って行く。

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(左)岩の尾根上を直登。(右)フデリンドウ咲く尾根。

標高1170mを過ぎて道は左の山腹へとジグザグに登る。左右に所々ガレ場をかすめる。右への斜上トラバースを経て、尾根にのり左折。新緑の尾根はほっとさせるが、すぐ岩がちの急登に。直登気味から少しずつ折返しは長くなり、標高1500m付近で右に大岩を見た後は、足元にイチリンソウやフデリンドウが咲く緩やかな尾根。左にトラバースして南西側の尾根にのり、右折すれば戸谷峰山頂。

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(左)山頂直下は落葉の広尾根。(右)戸谷峰の山頂。北ア展望にはやや樹木が邪魔。

戸谷峰山頂は周囲の木々が育ち、槍穂高への視界が悪くなったようだ。北アの稜線は雲に隠れ気味で、しばらく待っても晴れない。東の樹間には六人坊方面が望める。戸谷峰から東へ急下降。徐々に傾斜は緩み、L75鉄塔の下へ。右に野間沢橋への道を見送り、ここからは道標のない尾根を進む。意外と踏み跡は明瞭。右・唐松、左・雑木の尾根を小さな起伏で進む。

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(左)前方に六人坊を見て尾根を進む。(右)六人坊の山頂。

1503を過ぎ、R75鉄塔の鞍部からの登り返しが急登。右手は赤松が多くなる。痩せた尾根で1562を越えて、六人坊への登りも足元石ゴロ、踏み跡錯綜する急登。勾配が緩み三角点と手製のプレートがある六人坊の山頂。樹林の中だが、南側の赤松の間から袴越山が見える。緩やかな道で、山名標もない三才山を過ぎて三才山峠で林道に降り立つ。

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(左)三才山山頂。(右)道脇のリスを目にした。

ここからは林道を南下し、烏帽子岩入口まで30分ほど。途中、北アと戸谷峰・六人坊を見返す展望ポイントが1箇所。林道脇にリスの姿も目撃。「烏帽子岩0.4km」の道標で右折。気持ちよい新緑の道はすぐ急登に。「烏帽子権現」の鳥居と祠があり、その先の岩場から見おろすと、烏帽子岩がすっくと立ち上がっている。思っていた以上の奇岩。

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(左)烏帽子権現の鳥居と祠。(右)烏帽子岩を見おろす。

烏帽子岩入口からは再び「美ヶ原高原ロングトレイル」なので、道は整備され歩きやすいが見どころは少ない。概ね尾根の右は新緑の唐松、左は雑木に赤松が混在する道には足元にスミレ咲き、小ピークを巻いて緩やかに進む。「三才山一の瀬1.5km」の案内板で道は2分。どちらも変わらないだろうが、左へ。谷に向かってジグザグに急下降してから、右折してトラバースとなる。

ヒノキ林に入ると残りわずか。作業道から舗装道に出て防獣柵を過ぎ、右の一段高い国道へ上がれば出発点のドライブインに戻り着く。長年懸案だったルートを歩くことができた。雑木や唐松の新緑、足元の花々も美しかったが、展望が得られる場所がやや少なかったのが残念。他の登山者には、ひとりも出会わなかった。

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(左)唐松林を下る。歩きやすい道。
posted by 急行野沢 at 22:00| Comment(0) | 登山(白馬山麓・安曇野・松本平) | 更新情報をチェックする